ー日常ー街の住人達【7】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
チコ「殿下、どうするつもりです?」
ミハイル「何でも食べるということは生ごみでもいいわけだ。生ゴミが処分できておまけにそれが小銭に変わるんだぞ。これを錬金術と呼ばずしてなんと呼ぶ。うぷぷぷっ。」
チコ「殿下も悪ですねぇ。」
ミハイル「越後屋お前もな。」
なんて言いながら宮殿内の台所へと足を運ぶ。
コック「えっ、生ごみですか?明日ゴミ収集車が来るのでまとめてありますけど。」
ミハイル「大広間に運べ」
コック「大広間に?あっ、わかった食べるんでしょう。ハッハッ」
ミハイル「そうだ。運んでおけよ。」
コック「ええっ?!千八百%冗談だったのに。」
ということで、宮殿の大広間には似つかわしくない生ごみの山が運ばれてきた。
ボツリヌス『こっこれは……!』
捨てるしか生ごみだとバレたら怒るかな……と思いつつもミハイルはいった。
ミハイル「もしよかったら食べてくれ」
ボツリヌス『いいんですかっ!!ごちになりますっ!』
言い終わるが遅いかというスピードでボツリヌスは生ごみの山に飛びこんだ。そしてガツガツとどんどん生ごみを食べていく。
ミハイル「ホッ」
ボツリヌス『おおうまい!こんなご馳走は初めてだ!あっ!失礼こきました。』
興奮したのか例の小銭(ンコ)がチャリーンと落ちる。
ミハイル「気にするな!構わないからどんどんひりだせ!」
ボツリヌス『へい!』
それからというのも生ごみは全て食べられ、小銭はどんどんたまっていきミハイルは大喜び。
しかし、ひとつの惑星を百年かけて食べ尽くし、さらに百年以上かかって他の惑星に辿り着くボツリヌスは宇宙をさまよっている間にエネルギーを使い果たしてしまいます。
つまり、いうなれば宇宙怪獣ボツリヌスは基本的にいつも腹ペコなのです。なのに生まれて初めておいしい生ごみを毎日毎日毎日毎日お腹いっぱい食べ続けたものですから……。
ボツリヌス『ウンギャーー!!』
ムーン1「わーーっ!育ちに育って体長40m!!」
そして、ブリッと出すものも当然デカくなってもはや小銭ではなくなっている。
ボツリヌス『とうとう本物の巨大怪獣になったぞ!これから地球を食いつくしてやる!』
ミハイル「ワッハッハッ」
チコ「殿下、笑ってる場合じゃありませんよ。小銭も手に入らないし、地球も食べられちゃいますよ。」
ミハイル「そういわれればそうだな。それじゃもうあいつに用は無い。次元ビーム。」
懐から取りだした銃型の兵器をボツリヌスに向けて発射すると一瞬にして巨大怪獣の姿は消えてしまった。
チコ「今のは?」
ミハイル「異次元に吹き飛ばしてやった。小銭が結構たまったから良しとしよう。」
チコ「ボツリヌスも哀れだわ…。」
チコ「殿下、どうするつもりです?」
ミハイル「何でも食べるということは生ごみでもいいわけだ。生ゴミが処分できておまけにそれが小銭に変わるんだぞ。これを錬金術と呼ばずしてなんと呼ぶ。うぷぷぷっ。」
チコ「殿下も悪ですねぇ。」
ミハイル「越後屋お前もな。」
なんて言いながら宮殿内の台所へと足を運ぶ。
コック「えっ、生ごみですか?明日ゴミ収集車が来るのでまとめてありますけど。」
ミハイル「大広間に運べ」
コック「大広間に?あっ、わかった食べるんでしょう。ハッハッ」
ミハイル「そうだ。運んでおけよ。」
コック「ええっ?!千八百%冗談だったのに。」
ということで、宮殿の大広間には似つかわしくない生ごみの山が運ばれてきた。
ボツリヌス『こっこれは……!』
捨てるしか生ごみだとバレたら怒るかな……と思いつつもミハイルはいった。
ミハイル「もしよかったら食べてくれ」
ボツリヌス『いいんですかっ!!ごちになりますっ!』
言い終わるが遅いかというスピードでボツリヌスは生ごみの山に飛びこんだ。そしてガツガツとどんどん生ごみを食べていく。
ミハイル「ホッ」
ボツリヌス『おおうまい!こんなご馳走は初めてだ!あっ!失礼こきました。』
興奮したのか例の小銭(ンコ)がチャリーンと落ちる。
ミハイル「気にするな!構わないからどんどんひりだせ!」
ボツリヌス『へい!』
それからというのも生ごみは全て食べられ、小銭はどんどんたまっていきミハイルは大喜び。
しかし、ひとつの惑星を百年かけて食べ尽くし、さらに百年以上かかって他の惑星に辿り着くボツリヌスは宇宙をさまよっている間にエネルギーを使い果たしてしまいます。
つまり、いうなれば宇宙怪獣ボツリヌスは基本的にいつも腹ペコなのです。なのに生まれて初めておいしい生ごみを毎日毎日毎日毎日お腹いっぱい食べ続けたものですから……。
ボツリヌス『ウンギャーー!!』
ムーン1「わーーっ!育ちに育って体長40m!!」
そして、ブリッと出すものも当然デカくなってもはや小銭ではなくなっている。
ボツリヌス『とうとう本物の巨大怪獣になったぞ!これから地球を食いつくしてやる!』
ミハイル「ワッハッハッ」
チコ「殿下、笑ってる場合じゃありませんよ。小銭も手に入らないし、地球も食べられちゃいますよ。」
ミハイル「そういわれればそうだな。それじゃもうあいつに用は無い。次元ビーム。」
懐から取りだした銃型の兵器をボツリヌスに向けて発射すると一瞬にして巨大怪獣の姿は消えてしまった。
チコ「今のは?」
ミハイル「異次元に吹き飛ばしてやった。小銭が結構たまったから良しとしよう。」
チコ「ボツリヌスも哀れだわ…。」