ー日常ー街の住人達【7】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
ミハイル「コイツらが僕に対してスタンガンなんか使えるわけがない。どのみちダミーか何かだろう。」
プロ「おお……みごとな読みだ。どんななぞ解きをされるのか楽しみになってきましたね。」
ミハイル「ひとつ教えろ。最初のヒントはどけだ。」
プロ「ふむ、まぁそれくらいなら。こちらへ」
ミハイル「……」
プロは少し歩いて壁に張り付いている赤い水晶のようなものを指さす。
プロ「これです」
殿下は水晶に書かれた文字を読み上げて少しだけ考えていった。
ミハイル「『太陽が西から登るとき東に沈む赤い竜が黒いダイヤの涙を流す。』ということは……答えは√3か。」
プロ「はぁ?!」
チコ「どうかしましたか?」
プロ「バカな!?」
ムーン1「殿下をバカ呼ばわりするのは…」
プロ「そーでなくて!赤龍から6つのヒントを経なければ√3にはいけないはずなのです!」
チコ「ええっ?どういうことです」
プロ「つまり!本来なら赤龍の一文から6個のヒントを解いてようやく√3という解答にたどりつけるのです!なのに殿下はヒントを6個ショートカットしていきなり正解にいきついたのですよ!」
チコ「そんなことってありうるんですか?」
プロ「ありえません!普通なら絶対に考えられないことです!」
ミハイル「√3だから次の答えは……東北東だな。」
そういっている間に次の答えへとたどり着いたミハイル。
プロ「はぁーーーー!?」
チコ「さっきより長いですね。」
ムーン1「当ててみようか。きっと今度は6個以上ショートカットしたんだ。」
プロ「14個!!」
チコ「ものすごーくひねくれてはいますが殿下は天才ですからね。」
プロ「いくら天才だからってあり得ない!考えられない!信じられない!」
ぴちっとセットされているヘアスタイルが乱れるほど頭をかき散らして訴えるもミハイルは無視して攻略を続けている。
ミハイル「東北東というとこっちか。ん?なんだこれは」
チコ「なにか拾いましたね。」
殿下の手には羽のついた小型のハンマーみたいなものが握られていた。
ミハイル「子供のおもちゃ、天使のハンマーと言ったところか。」
チコ「アイテムですか?」
プロ「あんなものは知らない!なぜあそこにあるんだ!」
チコ「ということは……ノミやノコギリと同じですか。」
ムーン1「どこからわいて出るんだろう」
ミハイル「コイツらが僕に対してスタンガンなんか使えるわけがない。どのみちダミーか何かだろう。」
プロ「おお……みごとな読みだ。どんななぞ解きをされるのか楽しみになってきましたね。」
ミハイル「ひとつ教えろ。最初のヒントはどけだ。」
プロ「ふむ、まぁそれくらいなら。こちらへ」
ミハイル「……」
プロは少し歩いて壁に張り付いている赤い水晶のようなものを指さす。
プロ「これです」
殿下は水晶に書かれた文字を読み上げて少しだけ考えていった。
ミハイル「『太陽が西から登るとき東に沈む赤い竜が黒いダイヤの涙を流す。』ということは……答えは√3か。」
プロ「はぁ?!」
チコ「どうかしましたか?」
プロ「バカな!?」
ムーン1「殿下をバカ呼ばわりするのは…」
プロ「そーでなくて!赤龍から6つのヒントを経なければ√3にはいけないはずなのです!」
チコ「ええっ?どういうことです」
プロ「つまり!本来なら赤龍の一文から6個のヒントを解いてようやく√3という解答にたどりつけるのです!なのに殿下はヒントを6個ショートカットしていきなり正解にいきついたのですよ!」
チコ「そんなことってありうるんですか?」
プロ「ありえません!普通なら絶対に考えられないことです!」
ミハイル「√3だから次の答えは……東北東だな。」
そういっている間に次の答えへとたどり着いたミハイル。
プロ「はぁーーーー!?」
チコ「さっきより長いですね。」
ムーン1「当ててみようか。きっと今度は6個以上ショートカットしたんだ。」
プロ「14個!!」
チコ「ものすごーくひねくれてはいますが殿下は天才ですからね。」
プロ「いくら天才だからってあり得ない!考えられない!信じられない!」
ぴちっとセットされているヘアスタイルが乱れるほど頭をかき散らして訴えるもミハイルは無視して攻略を続けている。
ミハイル「東北東というとこっちか。ん?なんだこれは」
チコ「なにか拾いましたね。」
殿下の手には羽のついた小型のハンマーみたいなものが握られていた。
ミハイル「子供のおもちゃ、天使のハンマーと言ったところか。」
チコ「アイテムですか?」
プロ「あんなものは知らない!なぜあそこにあるんだ!」
チコ「ということは……ノミやノコギリと同じですか。」
ムーン1「どこからわいて出るんだろう」