ー日常ー街の住人達

ー体育倉庫ー

「ふぁあああぁぁっ……!」

「「「!?」」」

「誰だよぉ……ひとが気持ちよく寝てるのに騒いでるのは」

京「悠お兄ちゃん!」

悠「あー……?がりゅー?何してんだこんなところで」

京「道具の片づけを手伝ってたんだ」

悠「おー、そうかそうか。えらいな」

撫でこ撫でこ
京「っ///!」

ドゴッ!
悠「ごっ?!」

しゅり「!?」

玲王「!?」

京「は、恥ずかしいょぅ……///悠お兄ちゃん///」

悠「うっ……ごぉ…腹筋を貫かれた……」

しゅり「だ、大丈夫ですか?」

悠「な、慣れてるから……って、あれふたりは?」

京「己のクラスメイトだ」

しゅり「あれ……?」

悠「ん?」

しゅり「えーと前に……いえ、瀬川しゅりです」

玲王「覇生玲王です」

悠「しゅーちゃんとれおにゃんか」

しゅり「しゅーちゃん……」

玲王「れ、れおにゃん?」

悠「がりゅーはたまに常識が抜けてることあるけど仲良くしてやってくれいい子だから」

京「ところで、悠はなにしてたんだ?」

悠「屋上で寝るのは流石に寒くなってきたからここで寝てた。ちょっと臭いけどな……」

しゅり「鍵かけられちゃいますよ?」

悠「その時はブチ破るし……さぁてもうひと眠り」

「ほほう、ずいぶんと余裕やな」

京「ん?」

悠「この声は……黒井ティーチャー」

黒井「ホンマお前はどうどうとサボりくさって!」

悠「いや、サボりだなんて……ちょっとしたお昼寝タイムですよ」

黒井「一時限目も出とらんやろ!」

悠「ひゃひゃひゃ、それにしてもよく此処だとわかりましたね」

黒井「ちゃんと中山に聞いて来たわ」

悠「む……ともきに聞いてくるとは卑怯な……」

黒井「やかましい、行くで!」

悠「ふぁーい」

黒井「まったくもうホンマにお前は……」

京「悠、またねー」

悠「おーう」

しゅり「……なんか、すごいひとだね」

玲王「あの人が本当に好きなの?」

京「うんっ!己は悠お兄ちゃんが大好きだっ!」

しゅり「そ、そうなんだ……///」

玲王「は、はぁ……///」

「「(聞いてるこっちが照れちゃう(いますわ)」」



ー廊下ー

悠「なぁ、先生。腰に縄はやり過ぎじゃないかな。これじゃあ犯罪者か何かだよ」

黒井「このくらいせな自分逃げるやろ」

悠「逃げないのに~……げっ」

黒井「なんや?」

悠「先生、階段使おう」

黒井「なに意味の分からん遠回りするつもりや」

悠「いや……」

りんね「あらっ!悠~く~ん!」

悠「ほら……見つかっちゃった」

黒井「あれは確か……今日から入るいうとった富士見センセやん。なんや自分、知り合いなんか?」

悠「ちょっとしたね……(おれが掘り出したとは言えないしな)」
6/100ページ
スキ