ー日常ー街の住人達

ー夢見長屋一階:黒奈&白奈の部屋(?)ー

ゆうな「黒奈ってさー」

黒奈「待て、こっちからも質問させろ」

ゆうな「ん、いいよー」

ゆえ「どんとこーい……!」

白巳「こーい!」

白奈「あ、起きてる」

ゆうな「お触りチャンスです」

白奈「寝てるときも触り放題だった気がするけど」

ゆうな「起きてる時のが貴重だから」

白奈「なるほど」

黒奈「ゆうなとゆえって姉妹なんだよね?」

ゆうな「YES、YES、YES。アイアム、お姉ちゃん!」

ゆえ「あいあむいもうと……!」

白奈「ほーら、高い高ーい、ひくいひくいー」

白巳「きゃっきゃっ!」

黒奈「どっちかというとゆえのほうが姉っぽいって言うか年上でない?」

ゆえ「んーん、ゆうながおねーちゃん……」

ゆうな「小鳥遊家ではそんなことは些細なことなんだよ」

黒奈「些細じゃない気がする」

白奈「ほーら、△様のフィギュアだよー」

白巳「きゃっきゃっ!」

黒奈「そこ!変なものを見せてあやすんじゃない!」

ゆうな「わー、△様のフィギュアだ!」

ゆえ「かっこよさがはんぱない……」

白巳「すぅすぅ……」

白奈「あら、寝ちゃった」

黒奈「ホント自由なヤツだな」

ゆえ「かわいいからよし……」

ゆうな「カワイイは正義」

黒奈「そしてこの甘さ」

ゆうな「ところでさ、黒奈と白奈は基本的にはビビりなのにサイレントヒルとかできるの?」

黒奈「ビビりじゃないし!」

白奈「ときどき意識が飛ぶけどなんとかできる」

ゆうな「なにそれカワイイ」

黒奈「うるさいな。二人こそ怖いものとかないの?」

ゆえ「くうふくがこわい……」
ガクガクぶるぶる

黒奈「いや、そういうのじゃなくて」

ゆうな「刃物持ったおっさんが追いかけてきたら怖いかな」

黒奈「そりゃ怖いよ!」

白奈「でも、それがイケメンでライバルの騎士と闘って最終的に付き合う事になるっていう話しだったら……色々と変わって来るよね。」

黒奈「お前の頭が色々と終わってる」

白奈「BLはいいものです。男と男の胸板がぶつかり合ってときめくでしょ?」

黒奈「ときめくか暑苦しい」

ゆうな「男が半裸でぶつかり合ってるのなら相撲とか見たらいいんじゃない?」

白奈「それは違う。」

黒奈「相撲なら健全なのに」

ゆうな「不健全も悪いことばかりじゃないよ」

ゆえ「おとうさんはちょーふけんぜんだし……」

黒奈「父親がそれなのは痛々しいぞ」

ゆうな「よく言われます」

ゆえ「ちゅーにびょー……」

黒奈「それは大変だな」

白奈「でも、私は嫌いじゃない」

ゆうな「じゃあ、今度お父さん紹介するね。」

ゆえ「おいしいおかしいっぱいくれるよ……」

黒奈「私も会いたくなってきた」

白奈「黒、また太る……」

黒奈「白、テメーは私を怒らせた」
ドドドド!

白奈「オワタ」
54/100ページ
スキ