ー日常ー街の住人達【6】
ー常春の国:エメラダ宮殿ー
ムーン「ブッブッ」
ミハイル「どうしたむずかしい顔をして」
ムーン「あっ殿下、質問があるんですが」
ミハイル「なんだ」
ムーン「この世に不死身の人間がいるんでしょうか?」
チコ「不死身……ですか?」
ミハイル「いるとも肉屋の佐藤さんだ」
チコ「は?」
ムーン「ぇっ、ほんとですか!?」
ミハイル「富士見台に住んでいるんだ」
「「はあ?」」
ミハイル「富士見の人間」
チコ「おいおい…」
ムーン「そーでなくてっ!」
ミハイル「わかっている冗談だ。薬屋の落合さんだ」
ムーン「……」
チコ「富士見町(ふじみちょう)に住んでるんじゃないでしょうね?」
ミハイル「あっ、おしい!富士見町(ふじみまち)だ!」
ムーン「だーーっ!不死身とは死なない人間のことです!!」
ミハイル「どなるな馬鹿者。冗談もかましたくなるわい、世の中に死なない人間がいるわけないだろーが」
チコ「殿下も大概ですけどね。」
ミハイル「しかしアフガニスタンのシュマリーという老人は」
ムーン「えっ!?」
ミハイル「富士見平に住んでいるんだ」
ムーン「アフガニスタンに富士見平なんて所があるのかっ!!」
ミハイル「よーし、つかみはこれぐらいにして」
チコ「どうして日常生活でつかみとか考えるかなぁ」
ミハイル「余計なことで悩むな。それにしても唐突な質問だな。今までにも突然変な質問をされて驚いたことはあるが……」
チコ「例えば?」
~~
『小堀遠州が古田織部の弟子だったって知ってます?』
『マロニー男爵夫人はなぜ左足の小指だけエナメルを塗ってたんでしょうねぇ』
~~
ミハイル「思い出せる限りではこの二つが双璧だな。だがお前の質問もこれに並ぶくらいおかしいぞ。不死身の人間?なんだそりゃ」
ムーン「僕は今日税関の当番で空港にいってたんですが……」
~~
男性『審査、お願いします』
ムーン『あっ、ここは入国審査で帰国審査では……ヘルムート!』
ヘルムート『えっ』
リスボン『僕だよリスボンだよ!久しぶりだなあ!』
~~
ミハイル「おまえリスボンって名前なの?」
リスボン「そうですよ」
ミハイル「そういえば昔「リスボン特急」という映画があったなぁ」
チコ「へー、主演は?」
ミハイル「…………それからどうした?」
チコ「もしかして見てないのにタイトルだけ覚えてるパターン?」
ムーン「ブッブッ」
ミハイル「どうしたむずかしい顔をして」
ムーン「あっ殿下、質問があるんですが」
ミハイル「なんだ」
ムーン「この世に不死身の人間がいるんでしょうか?」
チコ「不死身……ですか?」
ミハイル「いるとも肉屋の佐藤さんだ」
チコ「は?」
ムーン「ぇっ、ほんとですか!?」
ミハイル「富士見台に住んでいるんだ」
「「はあ?」」
ミハイル「富士見の人間」
チコ「おいおい…」
ムーン「そーでなくてっ!」
ミハイル「わかっている冗談だ。薬屋の落合さんだ」
ムーン「……」
チコ「富士見町(ふじみちょう)に住んでるんじゃないでしょうね?」
ミハイル「あっ、おしい!富士見町(ふじみまち)だ!」
ムーン「だーーっ!不死身とは死なない人間のことです!!」
ミハイル「どなるな馬鹿者。冗談もかましたくなるわい、世の中に死なない人間がいるわけないだろーが」
チコ「殿下も大概ですけどね。」
ミハイル「しかしアフガニスタンのシュマリーという老人は」
ムーン「えっ!?」
ミハイル「富士見平に住んでいるんだ」
ムーン「アフガニスタンに富士見平なんて所があるのかっ!!」
ミハイル「よーし、つかみはこれぐらいにして」
チコ「どうして日常生活でつかみとか考えるかなぁ」
ミハイル「余計なことで悩むな。それにしても唐突な質問だな。今までにも突然変な質問をされて驚いたことはあるが……」
チコ「例えば?」
~~
『小堀遠州が古田織部の弟子だったって知ってます?』
『マロニー男爵夫人はなぜ左足の小指だけエナメルを塗ってたんでしょうねぇ』
~~
ミハイル「思い出せる限りではこの二つが双璧だな。だがお前の質問もこれに並ぶくらいおかしいぞ。不死身の人間?なんだそりゃ」
ムーン「僕は今日税関の当番で空港にいってたんですが……」
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男性『審査、お願いします』
ムーン『あっ、ここは入国審査で帰国審査では……ヘルムート!』
ヘルムート『えっ』
リスボン『僕だよリスボンだよ!久しぶりだなあ!』
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ミハイル「おまえリスボンって名前なの?」
リスボン「そうですよ」
ミハイル「そういえば昔「リスボン特急」という映画があったなぁ」
チコ「へー、主演は?」
ミハイル「…………それからどうした?」
チコ「もしかして見てないのにタイトルだけ覚えてるパターン?」