ー日常ー街の住人達【6】
ーバレンタイン邸ー
庭師「ベッドで裸で女性とねぇ。奥様がこの写真を見たらどう思いますかねぇ。」
やっていることは純粋にマッサージではあるが、はたから見れば性感マッサージに見えなくもない。
ボビー「ま、待て!そのメモリーを買い取ろう!いくらほしい!」
そのやり取りを建物の影で見ていたお熊とマリア。お熊はさすがにこれはと思い前に踏み出そうとしたがマリアに腕を掴まれた。
お熊「おマリちゃん、なぜ止めるのやましいことをしてるわけじゃないのに。お金を払う必要なんかないじゃないの。」
マリア「不思議なんです」
お熊「なにが?」
マリア「逆ならわかるんです。ボビーさまがお金持ちで奥様がお金目当てで結婚したならね。でもそうじゃない。ボビーさまは奥様にせがまれて結婚したといったでしょう?豚呼ばわりするほどだからデブ専じゃない。といって脅迫に簡単に屈するくらいだから精神的にタフな男性でもない。奥様はどこが良くて結婚したんでしょう?」
お熊「ふーむ」
マリア「メニューの方お任せしてもいいですか調べてみたいんです。」
お熊「わかったわ」
というわけで、おマリはあちこち電話してかつての学友の何人かをピックアップしました。
『バレンタイン?ああ覚えているよ。彼とはケネスと仲良かったはず』
マリア「ケネスさんといいますと?」
『今は大学で心理学の教授をやっているよ。』
マリア「ありがとうございます。」
さっそくケネスという友人に連絡を取った。
ケネス『もちろん覚えているよボビーはどうしている?警察の厄介にはなってないかい?』
マリア「はあ?」
ケネス『母一人子一人でね、お母さんを養いながら学費を稼ぐために相当ヤバいこともやってたあんなタフでギラギラした奴はいなかった。』
マリア「ええっ?!」
あまりにも意外な話を聞いたのでおマリは現状を説明しました。
ケネス『ボビーが太ってふぬけになってる?!』
マリア「はい」
ケネス「信じられない。マシュマロにぞっこんだったボビーをカレンが追っかけてたのは知ってるよ。」
マリア「今の奥さまですね。」
ケネス『ここだけの話、二人が結婚したと聞いた時うまくいくはずがないと思ったんだ。』
マリア「それはどうして?」
ケネス『カレンはボビーの不良っぽいところにひかれただけだしボビーはお母さんに楽させるために財産家の娘と結婚したわけだからね。』
マリア「なるほど…」
ようやく合点がいった。形はどうあれ政略結婚のようなものだったのだ。
庭師「ベッドで裸で女性とねぇ。奥様がこの写真を見たらどう思いますかねぇ。」
やっていることは純粋にマッサージではあるが、はたから見れば性感マッサージに見えなくもない。
ボビー「ま、待て!そのメモリーを買い取ろう!いくらほしい!」
そのやり取りを建物の影で見ていたお熊とマリア。お熊はさすがにこれはと思い前に踏み出そうとしたがマリアに腕を掴まれた。
お熊「おマリちゃん、なぜ止めるのやましいことをしてるわけじゃないのに。お金を払う必要なんかないじゃないの。」
マリア「不思議なんです」
お熊「なにが?」
マリア「逆ならわかるんです。ボビーさまがお金持ちで奥様がお金目当てで結婚したならね。でもそうじゃない。ボビーさまは奥様にせがまれて結婚したといったでしょう?豚呼ばわりするほどだからデブ専じゃない。といって脅迫に簡単に屈するくらいだから精神的にタフな男性でもない。奥様はどこが良くて結婚したんでしょう?」
お熊「ふーむ」
マリア「メニューの方お任せしてもいいですか調べてみたいんです。」
お熊「わかったわ」
というわけで、おマリはあちこち電話してかつての学友の何人かをピックアップしました。
『バレンタイン?ああ覚えているよ。彼とはケネスと仲良かったはず』
マリア「ケネスさんといいますと?」
『今は大学で心理学の教授をやっているよ。』
マリア「ありがとうございます。」
さっそくケネスという友人に連絡を取った。
ケネス『もちろん覚えているよボビーはどうしている?警察の厄介にはなってないかい?』
マリア「はあ?」
ケネス『母一人子一人でね、お母さんを養いながら学費を稼ぐために相当ヤバいこともやってたあんなタフでギラギラした奴はいなかった。』
マリア「ええっ?!」
あまりにも意外な話を聞いたのでおマリは現状を説明しました。
ケネス『ボビーが太ってふぬけになってる?!』
マリア「はい」
ケネス「信じられない。マシュマロにぞっこんだったボビーをカレンが追っかけてたのは知ってるよ。」
マリア「今の奥さまですね。」
ケネス『ここだけの話、二人が結婚したと聞いた時うまくいくはずがないと思ったんだ。』
マリア「それはどうして?」
ケネス『カレンはボビーの不良っぽいところにひかれただけだしボビーはお母さんに楽させるために財産家の娘と結婚したわけだからね。』
マリア「なるほど…」
ようやく合点がいった。形はどうあれ政略結婚のようなものだったのだ。