ー日常ー街の住人達【5】

ー常春の国:エメラダ宮殿ー

チコ「あの、どうやってスイスに行くんですか?」

ミハイル「何を言ってる!そんなもん国王専用機……って飛行機も流星号も使えないじゃないかー!背に腹は代えられん給料をカットしないからストをやめさせろ!」

ムーン1「ハッ!」

ミハイル「ゼニカン様に連絡して話は後にしてもらってくれ!」

ムーン2「わかりました!」


~エメラダ→スイスへ~


ミハイル「母上の容体は!」

医者「は?ああ、ヨーダイさんのことですか」

ミハイル「は?」

医者「ですから……」

ミハイル「なんだって!容態が急変じゃなくて主治医がヨーダイ=キューヘン先生に変わっただけ!?なんなんだー!!」


~スイス→エメラダへ~


チコ「なにはともあれなんでもなくてよかったですね。」

ミハイル「どうしてあんな変な名前が存在するんだ!!」

ムーン1「わたしらに言われましても!」

ミハイル「待てよ、いい機会かもしれない」

チコ「なにがです?」

ミハイル「日本へ飛べ!このまま商談に直行だ!」

ムーン1「はいっ!」


~スイス→日本へ~


ミハイル「ゼニカンさんはご在宅ですか!」

店員「だんさんはエメラダにいかはりました。」

ミハイル「どういう事だ!本国の連中は連絡しなかったのか!」

郵便員「エメラダから電報です」

ミハイル「どうしてメールか電報をつかわん!!」

ムーン1「ですからわたしらに言われても!!」

ミハイル「エメラダだー!」


~日本→エメラダへ~


ムーン3「ああ、おかえりなさい。」

ミハイル「ゼニカンさまは!」

ムーン3「それが……」

ミハイル「なにーっいったんいらっしゃったんがぼくが留守と聞いて帰ったー!?」

ムーン3「さすがにお金持ちですね。自家用機出来ましたよ。」

ミハイル「まだ間に合うはずだ!追いかけるぞ!!」

「「ひえぇ~」」


~エメラダ→ゼニカン自家用機へ~


高速で国王専用機で追いかけてると、ゼニカンの専用機とすれ違った。

チコ「殿下すれちがいました!」

ミハイル「向こうも気がついて引き返してきたんだな!反転!」

ボタンを押すとなぜかミサイルが発射される。

ムーン1「ミサイルを発射してどうするんです!」

ミハイル「わーわー!自爆!」

間一髪ミサイルは空中で爆散。ゼニカン氏の乗った専用機に着弾はしなかった。
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