ー日常ー街の住人達【4】
ー常春の国:エメラダー
ミハイル『うっうう、寒い……。』
常春の国でエメラダ、しかし周りは雪だらけ。
そして、なぜかミハイルはパンツいっちょで雪原を歩いている。
『……』
雪原の先で誰かが焚き木をしている。
ミハイル『たき火だ!おーいあたらせてくれ!』
雪だるま『どうぞユキ』
ミハイル「なぁっ!?まぁいいやあーあったかい。」
雪だるまが喋っていることなどお構いなしにたき火に手を向けるが目の前には氷の塊がおかれている。
雪だるま『たき氷ユキ』
ミハイル「なんじゃそりゃ!ますます寒いわ!!」
雪だるま『寒いときには熱いコーヒーをどうぞユキ』
差し出されたのはかき氷のコーヒーがけ。
~~
ミハイル「それのどこが熱いコーヒーだ!それのどこが!って……なんだ夢か。それにしても寒い…………って、なんだ?!」
目を覚ますといつものベッド……なのだが、室内に雪が降っている。
毛むくじゃらの生き物「殿下~」
真っ白い女「……」
ミハイル「お前らは雪長一家!」
エメラダの最高峰、エメラダ山の頂上には常に雪が積もっています。雪男一族が住んでいるからです。
ミハイルは以前一族と商売をしたことがあるのでリーダーの雪男、雪女、雪ん子の雪長一家と面識があるのです。
雪男「娘の雪ん子が病気になってしまったのです。」
ミハイル「おまえたちはいわば精霊、精霊が病気になったりするのか」
雪男「こんなことは初めてです」
ミハイルは雪男が抱きかかえている雪ん子の額に手をやると尋常でないほど熱い。
ミハイル「あっっ!!すごい熱だ!本来冷たいはずの雪ん子に熱があるとはどういうことだ!」
雪女「それがわからないから、こうしてたずねてまいったのです。」
雪男「スーパー科学者の殿下なら、なんとかしてくださると思いまして」
ミハイル「んっ?よく聞こえなかったが?」
雪男「スーパー科学者」
ミハイル「いやいやー」
ぐっ
雪男「世界一のスーパー科学者」
ミハイル「いやいやいや」
ぐぐっ
雪男「宇宙一のスーパー科学者」
ミハイル「いやいやいやいやー!」
ぐぐぐっ
これでもかと言うほど反り返るミハイル。
雪男「……」
ミハイル「しかしなんだな。人間、ホントのことを言われると照れるものだな」
雪男「照れてるようには見えませんが」
ミハイル「ついでに美少年とか慈悲深いとか足が長いとか、事実をいってもらってもいっこうに構わんが」
雪女「あの、手遅れになってしまいます……。」
ミハイル『うっうう、寒い……。』
常春の国でエメラダ、しかし周りは雪だらけ。
そして、なぜかミハイルはパンツいっちょで雪原を歩いている。
『……』
雪原の先で誰かが焚き木をしている。
ミハイル『たき火だ!おーいあたらせてくれ!』
雪だるま『どうぞユキ』
ミハイル「なぁっ!?まぁいいやあーあったかい。」
雪だるまが喋っていることなどお構いなしにたき火に手を向けるが目の前には氷の塊がおかれている。
雪だるま『たき氷ユキ』
ミハイル「なんじゃそりゃ!ますます寒いわ!!」
雪だるま『寒いときには熱いコーヒーをどうぞユキ』
差し出されたのはかき氷のコーヒーがけ。
~~
ミハイル「それのどこが熱いコーヒーだ!それのどこが!って……なんだ夢か。それにしても寒い…………って、なんだ?!」
目を覚ますといつものベッド……なのだが、室内に雪が降っている。
毛むくじゃらの生き物「殿下~」
真っ白い女「……」
ミハイル「お前らは雪長一家!」
エメラダの最高峰、エメラダ山の頂上には常に雪が積もっています。雪男一族が住んでいるからです。
ミハイルは以前一族と商売をしたことがあるのでリーダーの雪男、雪女、雪ん子の雪長一家と面識があるのです。
雪男「娘の雪ん子が病気になってしまったのです。」
ミハイル「おまえたちはいわば精霊、精霊が病気になったりするのか」
雪男「こんなことは初めてです」
ミハイルは雪男が抱きかかえている雪ん子の額に手をやると尋常でないほど熱い。
ミハイル「あっっ!!すごい熱だ!本来冷たいはずの雪ん子に熱があるとはどういうことだ!」
雪女「それがわからないから、こうしてたずねてまいったのです。」
雪男「スーパー科学者の殿下なら、なんとかしてくださると思いまして」
ミハイル「んっ?よく聞こえなかったが?」
雪男「スーパー科学者」
ミハイル「いやいやー」
ぐっ
雪男「世界一のスーパー科学者」
ミハイル「いやいやいや」
ぐぐっ
雪男「宇宙一のスーパー科学者」
ミハイル「いやいやいやいやー!」
ぐぐぐっ
これでもかと言うほど反り返るミハイル。
雪男「……」
ミハイル「しかしなんだな。人間、ホントのことを言われると照れるものだな」
雪男「照れてるようには見えませんが」
ミハイル「ついでに美少年とか慈悲深いとか足が長いとか、事実をいってもらってもいっこうに構わんが」
雪女「あの、手遅れになってしまいます……。」