ー日常ー街の住人達【3】

ー小鳥遊邸:大広間ー

黒奈「……」

ゆうな「黒奈って毛のある動物好きだよね。撫でていいよ」

オウガテイル『グルル』

黒奈「いや、それ毛は確かにあるけど柔らかそうじゃないし」

ゆえ「これがいがいと……」

白奈「柔らかいの?」

ゆえ「ぜんぜん……」

黒奈「だろうな!」

オウガテイル『ガフガウ!』

ゆうな「よしよし」

黒奈「しかし、こんなの大丈夫なの?これってアラガミだよな」

ゆうな「大丈夫。一度はたたき伏せてるから、もう従順(な僕)だよ。ついでにこの子もね」

コカトリス『ピー!』

白奈「あれ、何かでっかくなってない?」

ゆうな「なってるよねぇ」

ゆえ「せいちょうがはやい……」

黒奈「だいぶ賑やかになってきたな」

ゆうな「まだまだ足りない」

白奈「ちなみにゴール地点は?」

ゆうな「そうだなぁ、防御力の高いデモンが前衛、両脇をオウガテイルとコカトリスが固める。お前は私の後ろに立つ。お前のポジションが一番安全だ。安心して戦え。ジェラール」

黒奈「インペリアルクロスじゃねーか、ついでにここにはパジャマ皇帝はいねぇ」

白奈「ていうか、防御力の高いっていうかデモンだけでオールマイティだよね。」

ゆえ「おうがているとこかとりすのすてーたすまっくすが999だとしたら、でもんだけ999999とかある……」

黒奈「ディスガイア仕様か」

ゆうな「やっぱり陣形はインペリアルクロスだよね。まぁ、序盤だけでアマゾンストライクが手に入ればそれで終わりですけど」

黒奈「スペキュレイションとかな」

白奈「モンスターパーティで組んだらゆえが入れないよ」

黒奈「デモンよりヤバいだろ」

ゆうな「ひとり旅で破壊するものを倒せる実力がある」

ゆえ「はかいするもりをはかいしてやんよ……」
(≡つ・ω・)≡つ=つ≡つ=つ≡つ=つ≡つ=つ≡つ
ズババババン!

黒奈「空を切る音がヤバい」

ゆうな「まぁ、あと個人的にはドラゴン系とかニャルラトホテプ級のモンスターが欲しいね」

黒奈「前者もだが後者も相当ヤバい」

ラヴクラフト「……」

ゆえ「おねーちゃん、ことわりにさそわれてはいよってきてますよ……」

ゆうな「おじさん、触手ちょうだい」

ラヴクラフト「ほら……」

ボトボトボトボトッ
うごうごうごうごっ

黒奈「うわぁ…」

白奈「どうするのアレ」

ゆうな「オウガテイル達の餌」

オウガテイル『ガッガッ!』

コカトリス『コッコッ!』

黒奈「成長どころか違う進化を遂げるぞ…」
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