ー日常ー街の住人達【3】

ー小学校:教室ー

白奈「黒奈、黒奈」

黒奈「なに?」

白奈「ゆえっちからメール来た」

黒奈「私の方にはゆうなからメール来た」

白奈「そっちは何て?」

黒奈「レンコン好き?って、そっちは?」

白奈「レンコン好きって」

黒奈「なんであの二人は同じメールを同時に送ってくるんだろうか」

白奈「それもあるし、レンコン好きってなんだろ。レンコン好きって……」

月美「レンコン料理でも食べさせてくれるんじゃないかな?」

黒奈「月美」

白奈「ああ、なるほど、黒奈が良く食べるしね。」

黒奈「……」
ゴッ!ゴッ!!ゴッ!!!

月美「わぁ…」

黒奈「とりあえず返信しとくか……レンコンはそこそこ好き(白奈も)っと」

ピロン!

月美「返信早っ」

黒奈「本当にな……えーと、夕飯はレンコンハンバーグに決まりました」

白奈「そりゃ、おいしそう」

黒奈「なんなんだろうか、ホント、このメールは……」


~~


ー小鳥遊家:大広間ー

ゆうな「メールオッケー」

ゆえ「こっちも……」

駒狸「じゃあ、私は真桜ちゃんさんとレンコンすりおろしに戻りますね。」

ゆうな「はーい」

ゆえ「あーい……」

ゆうな「さてと、お父さんに渡された本の研究に戻りますか」

ゆえ「うい……」

ゆうな「といっても、説明書を読むだけなんだけどね。」

ゆえ「ほんのせつめいしょとはこれいかに……」

ゆうな「あと、なんでこれ全部平仮名なんだろう。凄い綺麗な字なのにめっちゃ読みにくい」

ゆえ「ここまでひらがななのもぎゃくにすごい……」

ゆうな「とりあえず書いたものが召喚される風なことは理解した」

ゆえ「さすがです……」

ゆうな「でも、眉唾だよね」

ゆえ「ようかい、こずみっくほらーもんすたー、あくま、などがふつうにいるのにこれをまゆつばだというおねーちゃんがさすがです……」

ゆうな「なのでさっそく試してみたいと思います」

ゆえ「なんだかんだでのりのりかつあぐれしぶなおねーちゃんがすてきです……」

ゆうな「といっても、私あんまり絵は上手じゃないんだよね。」

ゆえ「そうかな……?」

ゆうな「なのでまずはわかりやすく簡単なのを描きます。」

ゆえ「わかりやすくかんたんなの……?」

ゆうな「スライム」

ゆえ「しんぷるいずべすと……!」

ゆうな「どくろが難しいけどね」

ゆえ「すらいむでどくろ……?やだ、おねーちゃんすらいむはすらいむでもろまさがつーのすらいむをかこうとしてらっしゃる……!」

ゆうな「スライムでもゼラチナスマターは強すぎる気がして」

ゆえ「あれとたたかうなららばーぶーついるしね……」

後楽「すまた?」

楓子「……」
チャキッ
一刀両断!
スパァァァン!
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