ー日常ー街の住人達
ー一年教室ー
京「……」
白嶺「どうかした?」
京「え?なんでだ?」
白嶺「私の気のせいじゃなかったら、ずいぶんと機嫌いいから」
独「えっ、ボーっとしてるだけじゃないのか?」
白嶺「なにひとの会話盗み聞きしてるの?」
独「席が前なんだから普通に聞こえるっての……」
白嶺「それでもいきなり加わってくるのはどうなの?」
独「それは……えーと、がりゅーご機嫌だったのか?」
白嶺「誤魔化すのヘタってレベルじゃないわね」
京「えっと、悠に今度一緒にどこか遊びに行こうって言われたんだ」
独「え゛っ…」
白嶺「それって……デートの誘い?」
京「デートなのか?!」
バキッ!
恵瑠「……」
しゅり「明香さん、シャーペン折れたよ」
恵瑠「あっ、あはは…ちょっと変な風に力んじゃった」
しゅり「怪我してない?」
恵瑠「平気平気。ありがとう」
白嶺「なんで本人が驚いてるの?」
京「デートとは思わなかった」
白嶺「なんだと思ったの?」
京「ふたりで出かける」
白嶺「それをデートって言うんじゃないかしら」
独「いや、ただの買い物かもしれない!」
白嶺「そしてそこでアンタが力強く否定してどうするの…」
独「いや、べつに否定とかじゃなくてさ……その、なんだ……」
白嶺「さらに突っ込んだ事をいっていい?」
独「なんだ?」
白嶺「例え買い物だったとしても男女がふたりで出かけてる事をデートっていえなくない?」
ゴンッ!
恵瑠「……」
しゅり「明香さん、いま机に頭打ちつけたよね?」
恵瑠「ち、ちょっと心労が……」
しゅり「栄養ドリンクいる?」
恵瑠「一応もらっておくわ。ありがとう」
ー二年教室ー
悠「んー…」
緋斗「悠やん、さっきからひとのアイパッドで何見とるん?」
悠「いや、いざどっか出かけようと思ったらこれといってあてがなくて下調べしてる」
緋斗「ひとのアイパッドで」
悠「うん、お前のアイパッドで」
のぞみ「なにそれ貸して」
緋斗「やめてくれ」
のぞみ「なんでよ」
緋斗「絶対に壊すじゃん」
のぞみ「……そんなことないし」
緋斗「その間はなんだ、そま間は……いくら俺が気前ええからってNACに精密機器を貸せないぞ」
のぞみ「NAS?」
緋斗「ナチュラルオールクラッシャー」
のぞみ「つまらん」
悠「お前らSSS」
緋斗「SSS?」
悠「すこし、静かに、してろ」
緋斗「俺が貸してあげとるのに……」
のぞみ「まるでジャイアンだ」
京「……」
白嶺「どうかした?」
京「え?なんでだ?」
白嶺「私の気のせいじゃなかったら、ずいぶんと機嫌いいから」
独「えっ、ボーっとしてるだけじゃないのか?」
白嶺「なにひとの会話盗み聞きしてるの?」
独「席が前なんだから普通に聞こえるっての……」
白嶺「それでもいきなり加わってくるのはどうなの?」
独「それは……えーと、がりゅーご機嫌だったのか?」
白嶺「誤魔化すのヘタってレベルじゃないわね」
京「えっと、悠に今度一緒にどこか遊びに行こうって言われたんだ」
独「え゛っ…」
白嶺「それって……デートの誘い?」
京「デートなのか?!」
バキッ!
恵瑠「……」
しゅり「明香さん、シャーペン折れたよ」
恵瑠「あっ、あはは…ちょっと変な風に力んじゃった」
しゅり「怪我してない?」
恵瑠「平気平気。ありがとう」
白嶺「なんで本人が驚いてるの?」
京「デートとは思わなかった」
白嶺「なんだと思ったの?」
京「ふたりで出かける」
白嶺「それをデートって言うんじゃないかしら」
独「いや、ただの買い物かもしれない!」
白嶺「そしてそこでアンタが力強く否定してどうするの…」
独「いや、べつに否定とかじゃなくてさ……その、なんだ……」
白嶺「さらに突っ込んだ事をいっていい?」
独「なんだ?」
白嶺「例え買い物だったとしても男女がふたりで出かけてる事をデートっていえなくない?」
ゴンッ!
恵瑠「……」
しゅり「明香さん、いま机に頭打ちつけたよね?」
恵瑠「ち、ちょっと心労が……」
しゅり「栄養ドリンクいる?」
恵瑠「一応もらっておくわ。ありがとう」
ー二年教室ー
悠「んー…」
緋斗「悠やん、さっきからひとのアイパッドで何見とるん?」
悠「いや、いざどっか出かけようと思ったらこれといってあてがなくて下調べしてる」
緋斗「ひとのアイパッドで」
悠「うん、お前のアイパッドで」
のぞみ「なにそれ貸して」
緋斗「やめてくれ」
のぞみ「なんでよ」
緋斗「絶対に壊すじゃん」
のぞみ「……そんなことないし」
緋斗「その間はなんだ、そま間は……いくら俺が気前ええからってNACに精密機器を貸せないぞ」
のぞみ「NAS?」
緋斗「ナチュラルオールクラッシャー」
のぞみ「つまらん」
悠「お前らSSS」
緋斗「SSS?」
悠「すこし、静かに、してろ」
緋斗「俺が貸してあげとるのに……」
のぞみ「まるでジャイアンだ」