ｰ池袋:宗方フルーツｰ

六花「うーん、肌寒いなぁ」

鈴猫「そう?」

六花「鈴猫さんは寒くないですかー?」

鈴猫「寒くは……まだないかな。」

六花「おっぱい……か」

鈴猫「なにが?!」

六花「こっちの話でーす」

鈴猫「いやいや……」

六花「えーと、つまりですね。お胸があるからあったかいんじゃないかとー」

鈴猫「リッカちゃんもうるよね」

六花「鈴猫さんのと比べたら、そんなもう……ねぇ」

鈴猫「それはあんに私が太っていると?」

六花「そんな滅相もない!鈴猫さんはふかふかですよ!」

鈴猫「それ、ゆえちゃんにもよく言われてるんだよねぇ」

六花「センスがあるわぁー」

鈴猫「……」

吉音「こーんにーちーわー!」
抱きっ!
鈴猫「ひゃっ?!」

吉音「鈴猫さん、あったかーい」

鈴猫「よ、吉音ちゃん?」

想「吉音さん、いきなり抱き付いちゃダメですよ」

吉音「大丈夫。鈴猫さんだし怒らない!」

鈴猫「なんだかなぁ……」

想「すみません」

鈴猫「いえ、いいんですけどね」

吉音「あと、いい匂い」

鈴猫「それは何か恥ずかしいよ?!」

六花「わかるー」

鈴猫「わかっちゃうの?!」

想「人気者ですね」

鈴猫「そういうのじゃない気がします……。ところでどうかしたの?」

吉音「ほへ?」

鈴猫「いや、こっちに来てるってことは何かあったのかなって?」

吉音「ううん。ただ遊びに来ただけ!」

鈴猫「……そうなの?」

想「はい、そうなんですよ。私は一応……その付き添いです」

六花「ああ、お守り兼お目付け役かー」

想「コホン」

吉音「え?なに?」

想「そうだ。なにか買っていきましょうか」

鈴猫「あ、悠のところに行くの?」

吉音「うん。鈴猫さん、よく分かったね。」

鈴猫「まぁ、なんとなく」

六花「ういー」
ぷにぷに
鈴猫「……」

吉音「ういー」
ぷにぷに
鈴猫「どうして私はほっぺをつつかれてるのかな?」

六花「可愛いからでーす」

吉音「ねー」

鈴猫「……」

想「やはり人気があるんですよ」

鈴猫「そーかなぁ…」

六花「それで何買っていきます?」

想「お勧めはなにかありますか?」

六花「西瓜ひと玉ー」

想「お勧めというより痛む前に売ってしまおうという感じがあるのですが」

六花「三割ぐらいしか考えてないですよ」

想「三割は考えていたんですね。」