ー日常ー街の住人達【3】

ー池袋:宗方フルーツー

六花「ふんふんふーん♪ふんふーーん♪」

道玄「……」

六花「ふふんふーーーん♪」

道玄「すまん」

六花「っと……いらっしゃいませー」

道玄「西瓜はここにあるものだけか?」

六花「そうっすねぇ。後はカットしてるものか……あ、小玉もありますけどー」

道玄「小玉はいくつある?」

六花「ひぃ、ふぅ、み……五つほどー」

道玄「なら、全部もらおうか」

六花「毎度ー。ひとつ1072円っすけどーまとめ買いで端数サービス5000円ポッキー」

道玄「愉快なお嬢さんだ。」
スッ
六花「どもー、10000万円お預かりー」

道玄「釣りはいい」

六花「マジすか?!端数割り引いたら倍になるって……」

道玄「なかなか面白い接客が気に言った。ただ代わりにそこのコンテナをひとつ譲ってくれ」

六花「こんなのでよかったら、どぞーっすけど、なにに?」

道玄「西瓜を入れて持っていく」

六花「あー、こんなのでよかったら好きにしてください」

道玄「うむ。では、失礼する。」

六花「あざっしたー。また、よろしくですー。」

鈴猫「こんにちは」

六花「あ、野獣から美女」

鈴猫「はい?」

六花「いや、今眼光鋭いおじさんがいたんですよー」

鈴猫「ふぅん……ヤクザ?」

六花「カタギではないでしたねー。ありの目付きはー。」

鈴猫「へぇ…。」

ゆうな「ゆえ、みえる?」

ゆえ「どうげんのおじさんだ……」

鈴猫「わっ?!びっくりした……」

ゆうな「鈴猫さんのビックリゲットだぜ!」

ゆえ「たぎる……」

鈴猫「えぇ…」

六花「らっしゃーい」

ゆうな「らっしゃいましたー」

ゆえ「らっしゃいましたー……」

六花「うんうん、元気がいい。お姉さんがカットフルーツサービスしちゃう」

ゆうな「リッカちゃん、太っ腹!」

ゆえ「あしながーい……!」

鈴猫「褒めてる?」

六花「むふふ」

鈴猫「あ、喜んでる」

六花「鈴猫さんもどうぞ」

鈴猫「いや、一応私はお金払うよ」

六花「まぁまぁ、そういわず。あたしからのサービスですよー」

ゆうな「鈴猫さんのサービスも欲しいです」

鈴猫「私からのサービスって?」

ゆえ「へそ……」

鈴猫「そういうサービスは致しません」

ゆうな「じゃあ耳たぶで」

鈴猫「耳たぶに何する気?」

ゆえ「なめる……」

鈴猫「そういう事を覚えなくよろしい」
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