ー日常ー街の住人達【3】

ー池袋:ファミレスー

悠(女)「いざ、水着を買に行こうと出た矢先、太陽にうち負ける」

黒奈「焼け死ぬ」

白奈「人間が出歩くべき温度ではない」

ゆうな「飲み物淹れてきたよ」

ゆえ「むしろどりんくばーをとってきたい……」

悠(女)「うちにもドリンクバー作るか」

ゆえ「そういうのすてきだとおもう……」

ゆうな「はい、黒奈はコーラね。」

黒奈「あいよ」

ゆうな「白奈はホワイトウォーター」

白奈「カルピスとの違いが分からない飲み物」

ゆえ「おかーさん、おおもりぽてといつつ……」

黒奈「ひとりひとつ?」

ゆえ「え……?」

悠(女)「ゆえで五つ」

黒奈「とんでもなかった」

ゆえ「ちゃんとわけるよ……?」

ゆうな「そうそう。ゆえは食いしん坊だけど意地汚くはないよ」

白奈「黒菜とは違う、と」

黒奈「あぁん?」
ザクッ!
白奈「ぎゃあ!」

悠(女)「目つきは程々にした方がいい」

ゆうな「ほどほどならいいってものでもないと思う」

悠(女)「そうかな。」

ゆえ「あと、からあげもたべたい……」

悠(女)「好きに注文しなさい」

ゆえ「じゃあめにゅーのうえからしたまで……」

悠(女)「あ、ごめんなさい。程々に注文してください」

黒奈「全メニュー制覇も視野に入れていたか」

ゆうな「ゆえですから!」

白奈「自慢げだ」

ゆうな「むふん!」

悠(女)「金足りなかったら貸してね。あとで返すから」

黒奈「五百円しか持ってない」

白奈「二百六十円」

ゆうな「二人のお小遣いは日に十円らしいです。」

悠(女)「あ、うん。最悪カード使うからいいよ」

ゆうな「もちろん、水着も買ってくれるんだよね?」

悠(女)「ちゃんとあーしにお披露目する約束を守るならもちろん」

ゆうな「おっけーね。ね、黒奈。白奈。」

黒奈「えー……」
白奈「えー……」

ゆえ「みせるだけだから……」

ゆうな「見せる以上はなしだから安心して」

黒奈「それ以上のことを要求される可能性もあったのか」

ゆうな「今年は私も新しい水着買っちゃおう」

悠(女)「紅白でモンスターボールカラーのはどうだ?」

ゆうな「悪くない」

ゆえ「あたしは……?」

悠(女)「……紐ビキニ?」

ゆえ「こほん……」
ズドンッ!
悠(女)「ぐぇっ!」
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