ー日常ー街の住人達【3】

ー池袋:宗方フルーツー

六花「あっちーわぁーー……」

鈴猫「六花ちゃん、足閉じて、足…」

六花「ズボンだから平気ですよ~……」

鈴猫「そういう問題かなぁ…」

六花「まぁ、スカートでも足ひらくし、歩くときは蟹股ですけど~」

鈴猫「それは直そうよ……。すっごい姿勢いのに」

六花「姿勢とかはあれですよ雰囲気です」

鈴猫「……あー」

六花「わかりますよねー」

鈴猫「ううん。わかんないかな」

六花「あらら…」

鈴猫「え、これ私がおかしい系?」

六花「おかしいなんて。愛らしいです」

鈴猫「愛らしいって……私年上なんだけどなぁ」

稲葉「鈴猫さんは愛らしい、かわいらしい、おぼこ、撫でまわしたいで有名ですもの」

鈴猫「なんか今変なのが…」

六花「まいどー。なんにしましょう」

稲葉「フルーツの盛り合わせ適当に包んでくださる?」

六花「あいさー。」

鈴猫「誰かのお見舞い?」

稲葉「まさか、私の知り合いに入院しそうなのはいないわ。入院しても抜け出してラーメン食べに行きそうなのはいるけど」

鈴猫「悠だね…」

稲葉「拳二さんのことだったのに」

鈴猫「嘘だよね。」

稲葉「あら、見抜かれたわ。クスクス。」

鈴猫「……」

稲葉「まぁ、ぶっちゃけ誰でも当てはまるんだけどね」

鈴猫「確かに……じゃあ、今頼んだ盛り合わせは?」

稲葉「ラジオの放送前に食べるのよ。ゆえちゃんが」

鈴猫「そういえば……ラジオで会うとき食べてたね。……え?!毎回買ってるの?」

稲葉「まぁね。けど、赤字にならないからこのくらいは問題ないわ」

鈴猫「へー……すごい」

稲葉「赤字になったら悠に請求するしね」

鈴猫「わーお……」

稲葉「クスクス。鈴猫さんもラジオに出る回数増やしてくれてもいいのよ」

鈴猫「うん、でもお店もあるしね」

稲葉「あと、悠がいる時がいいのよね。もちろん」

鈴猫「あぅ///」

稲葉「あら、可愛い」
パシャ
鈴猫「撮ったの?!」

稲葉「もちろん。大丈夫よ。悠にしか売らないから」

鈴猫「売るのをやめて!っていうか、買うの?!」

稲葉「肌色が多いほど買うと思うわ。ちょっと上着脱いでくれる?」

鈴猫「脱いだらもう下着だよ!」

稲葉「大丈夫。目線はいれるから」

鈴猫「どんどんいかがわしくなる!!」

六花「買います」

鈴猫「買わなくていいよ!!」

稲葉「クスクス」

六花「へい、包みましたよー」

稲葉「はい、いつもありがとう」

六花「こちらこそこれからもご贔屓にー」
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