ー日常ー街の住人達【3】
ー池袋:摩天楼ー
詠子「……」
凍夜「……」
詠子「…………ふぅ、社長。こちらの書類のチェックお願いします」
凍夜「はいはい。ところでヨミちゃん」
詠子「なんですか?」
凍夜「キョーちゃんのこと心配してるでしょ」
詠子「してますけど」
凍夜「あら、素直…」
詠子「けど、なんかイライラしてましたか?」
凍夜「ううん。むしろ超クール」
詠子「は?」
凍夜「いや、ヨミちゃんてなんか心配事とかあると集中力上がるんだよね。」
詠子「……そうなんですか?」
凍夜「心配事っていうか……何だろうか、追いつめられるというか、あれだ制限(ミッション)が付くと燃えるタイプ」
詠子「自分では意識してませんでした」
凍夜「まぁ、集中してるときってそんなもんだよね。」
詠子「……私、過保護なんでしょうか」
凍夜「友達思いでいいことじゃない。」
詠子「社長もたまにはいいこと言うんですね。」
凍夜「ははっ……あれ、今たまにはっていった?」
詠子「はい」
凍夜「おお、ストレート」
詠子「ふぅ、ちょっとお茶淹れますね。」
凍夜「なんなら、もう帰る?」
詠子「このぐらいのことで仕事は抜けません。それに見張ってないと社長が仕事しませんし」
凍夜「わぁ、耳が痛い」
詠子「私の心配事の一つは社長でもあるんですよね…」
凍夜「ヨミちゃんに心配されるっていいねぇ」
詠子「……」
凍夜「あれ、スルー?それとも照れてる系?」
詠子「変なことばっかり言ってると手が滑ってお茶とかぶちまかしますよ」
凍夜「わーお…」
詠子「半分は冗談です」
凍夜「半分本気だったんだ…」
詠子「はい。」
凍夜「ふーむ、ヨミちゃんとのトークはちょっとハラハラするなぁ」
詠子「普通のトークなら私も普通に話しますよ」
凍夜「じゃあ、ヨミちゃんの恋愛観と聞いちゃおうかな」
詠子「それ、普通ですか?」
凍夜「うん」
詠子「世間ではセクハラって言いますよ」
凍夜「そんなバカな!」
詠子「私じゃなかったら法廷ですよ」
凍夜「マジかぁ。キャバクラだと全然いけたのになぁ。でも、ヨミちゃんはセーフなんだ」
詠子「まぁ、別に特殊性癖まるだしな恋愛観はないですから」
凍夜「特殊性癖て…」
詠子「息をするようにセクハラしてくる娘がいるんですよ…。」
凍夜「ヨミちゃんに?」
詠子「見境なしにですね。」
凍夜「なにそれすごい」
詠子「すごいっていうのはすごいですけど呆れるって意味のすごいですよ」
凍夜「それでヨミちゃんの恋愛観は?」
詠子「あぁ、覚えてたんですか」
凍夜「そりゃね」
詠子「そうですねぇ、真面目で元気があって一途な人でしょうか」
凍夜「それなんてキョーちゃん?」
詠子「え?」
凍夜「え?」
詠子「……」
凍夜「……」
詠子「お茶のおかわり淹れましょうか?」
凍夜「あ、うん。お願いします」
詠子「……」
凍夜「……」
詠子「…………ふぅ、社長。こちらの書類のチェックお願いします」
凍夜「はいはい。ところでヨミちゃん」
詠子「なんですか?」
凍夜「キョーちゃんのこと心配してるでしょ」
詠子「してますけど」
凍夜「あら、素直…」
詠子「けど、なんかイライラしてましたか?」
凍夜「ううん。むしろ超クール」
詠子「は?」
凍夜「いや、ヨミちゃんてなんか心配事とかあると集中力上がるんだよね。」
詠子「……そうなんですか?」
凍夜「心配事っていうか……何だろうか、追いつめられるというか、あれだ制限(ミッション)が付くと燃えるタイプ」
詠子「自分では意識してませんでした」
凍夜「まぁ、集中してるときってそんなもんだよね。」
詠子「……私、過保護なんでしょうか」
凍夜「友達思いでいいことじゃない。」
詠子「社長もたまにはいいこと言うんですね。」
凍夜「ははっ……あれ、今たまにはっていった?」
詠子「はい」
凍夜「おお、ストレート」
詠子「ふぅ、ちょっとお茶淹れますね。」
凍夜「なんなら、もう帰る?」
詠子「このぐらいのことで仕事は抜けません。それに見張ってないと社長が仕事しませんし」
凍夜「わぁ、耳が痛い」
詠子「私の心配事の一つは社長でもあるんですよね…」
凍夜「ヨミちゃんに心配されるっていいねぇ」
詠子「……」
凍夜「あれ、スルー?それとも照れてる系?」
詠子「変なことばっかり言ってると手が滑ってお茶とかぶちまかしますよ」
凍夜「わーお…」
詠子「半分は冗談です」
凍夜「半分本気だったんだ…」
詠子「はい。」
凍夜「ふーむ、ヨミちゃんとのトークはちょっとハラハラするなぁ」
詠子「普通のトークなら私も普通に話しますよ」
凍夜「じゃあ、ヨミちゃんの恋愛観と聞いちゃおうかな」
詠子「それ、普通ですか?」
凍夜「うん」
詠子「世間ではセクハラって言いますよ」
凍夜「そんなバカな!」
詠子「私じゃなかったら法廷ですよ」
凍夜「マジかぁ。キャバクラだと全然いけたのになぁ。でも、ヨミちゃんはセーフなんだ」
詠子「まぁ、別に特殊性癖まるだしな恋愛観はないですから」
凍夜「特殊性癖て…」
詠子「息をするようにセクハラしてくる娘がいるんですよ…。」
凍夜「ヨミちゃんに?」
詠子「見境なしにですね。」
凍夜「なにそれすごい」
詠子「すごいっていうのはすごいですけど呆れるって意味のすごいですよ」
凍夜「それでヨミちゃんの恋愛観は?」
詠子「あぁ、覚えてたんですか」
凍夜「そりゃね」
詠子「そうですねぇ、真面目で元気があって一途な人でしょうか」
凍夜「それなんてキョーちゃん?」
詠子「え?」
凍夜「え?」
詠子「……」
凍夜「……」
詠子「お茶のおかわり淹れましょうか?」
凍夜「あ、うん。お願いします」