ー日常ー街の住人達【3】
ー池袋:ショッピングモールー
京「それでどんな服を買えばいいんだ?」
ジュリエッタ「一番無難なのは流行りものですな。ですが、やはり人には特色というものがあって何でもかんでも雑誌の通り丸ごと買えばいいという物でもない」
京「そうなのか。じゃあ、ジュリエッタに会えてよかったかもしれない。己はディスプレイされているものを、そのまま買おうとしていた」
ジュリエッタ「それも間違いではありませんぞ。ただし、やはりオシャレというのなら流行色を取り入れて、トレンドにあったものをオリジナルに着こなす。これがオシャレ」
京「ジュリエッタはどんなことをしているんだ?」
ジュリエッタ「まずこの袴!濃い紺色で大人の魅力を出しつつ上の胴着はベージュ系の淡い色合いコーデ!足袋もホワイトで実にガーリー!」
京「おー!」
ジュリエッタ「そして一見暑苦しく見える紙袋も実はメッシュ!まさに夏の大人カワモテコーデ!」
京「おおー!なんだかすごいんだな!!」
「「「(根本的に何かが間違ってる!!)」」」
ジュリエッタ「さて、ではまず京殿は見た目からしてボーイッシュ。ここは奇を狙ってゆるふわ系で攻めるのもありですが、長所を伸ばすようにボーイッシュに決めましょう」
京「うん!」
ジュリエッタ「そうすると、パンツはやめてスカートですな。デニムのスカートを……これがいい。」
京「スカートか……足元がスースーするんだよな」
ジュリエッタ「やたらミニで下品に露出するわけではない。問題ありませんぞ。自信を持ちなさい!」
京「わかった!」
ジュリエッタ「よろしい!デニムに合わせるならあえてシンプルなニットコーデ。よし、これが、さぁ試着タイムですぞ。」
京「わかった。ちょっと着てみる」
ジュリエッタ「あちらに試着室がありますな。いきましょう」
京「うん」
ジュリエッタ「さてと……その間に、店員殿」
店員「は、はは、はい?」
ジュリエッタ「シンプルコーデにはやはりワンポイントでスパイスが必要と思うのだが、何かおすすめはないかな?」
店員「そ、そーですね。それでしたら、こちらのリュックなどいかがでしょうか。レッドやパープルのさし色を加えたら引き立つかと思いますが」
ジュリエッタ「なるほど…」
京「着て見たぞ。どうかな?」
店員「あぁ、よくお似合いですよ!」
京「そ、そうか///」
ジュリエッタ「……京殿。少し後ろに向いていただけますかな?」
京「こうか?」
クルッ
ジュリエッタ「失礼」
スルル
ふぁさ……
京「ん?」
ジュリエッタ「うむ。やはり髪はまとめてなくてほどいておいたほうがよろしいな」
店員「確かに、こちらの方がボーイッシュなのに可愛いがより引き立ちますね。」
京「お、おう…。」
ジュリエッタ「そうしたら……リュックはそこそこ小さめので色はパープル、いや、レッド……むむむっ」
店員「彼女でしたらこちらのブルーオーシャンカラーなどがよろしいかと」
ジュリエッタ「おおっ。京殿これをもって」
京「これか?」
スッ
ジュリエッタ「うむ!バッチリ!どれ、店員殿。これを一式いただこう。このまま着ていくがよいかな?」
店員「はい、ありがとうございます。」
ジュリエッタ「支払いはカードで一括で」
店員「少々お待ちください。」
京「買ってもらえないぞ!!」
ジュリエッタ「いや、驕らせてくだされ。このジュリエッタ非常に楽しいひと時でした。」
京「でも……あ、じゃあ!何か食べさせてくれ!それでお礼したい!」
ジュリエッタ「お礼など…」
京「ううん、己もとても感謝してる。だからお礼がしたいんだ!」
ジュリエッタ「……わかりました。では、お茶をごちそうになりましょうぞ」
京「うん!」
京「それでどんな服を買えばいいんだ?」
ジュリエッタ「一番無難なのは流行りものですな。ですが、やはり人には特色というものがあって何でもかんでも雑誌の通り丸ごと買えばいいという物でもない」
京「そうなのか。じゃあ、ジュリエッタに会えてよかったかもしれない。己はディスプレイされているものを、そのまま買おうとしていた」
ジュリエッタ「それも間違いではありませんぞ。ただし、やはりオシャレというのなら流行色を取り入れて、トレンドにあったものをオリジナルに着こなす。これがオシャレ」
京「ジュリエッタはどんなことをしているんだ?」
ジュリエッタ「まずこの袴!濃い紺色で大人の魅力を出しつつ上の胴着はベージュ系の淡い色合いコーデ!足袋もホワイトで実にガーリー!」
京「おー!」
ジュリエッタ「そして一見暑苦しく見える紙袋も実はメッシュ!まさに夏の大人カワモテコーデ!」
京「おおー!なんだかすごいんだな!!」
「「「(根本的に何かが間違ってる!!)」」」
ジュリエッタ「さて、ではまず京殿は見た目からしてボーイッシュ。ここは奇を狙ってゆるふわ系で攻めるのもありですが、長所を伸ばすようにボーイッシュに決めましょう」
京「うん!」
ジュリエッタ「そうすると、パンツはやめてスカートですな。デニムのスカートを……これがいい。」
京「スカートか……足元がスースーするんだよな」
ジュリエッタ「やたらミニで下品に露出するわけではない。問題ありませんぞ。自信を持ちなさい!」
京「わかった!」
ジュリエッタ「よろしい!デニムに合わせるならあえてシンプルなニットコーデ。よし、これが、さぁ試着タイムですぞ。」
京「わかった。ちょっと着てみる」
ジュリエッタ「あちらに試着室がありますな。いきましょう」
京「うん」
ジュリエッタ「さてと……その間に、店員殿」
店員「は、はは、はい?」
ジュリエッタ「シンプルコーデにはやはりワンポイントでスパイスが必要と思うのだが、何かおすすめはないかな?」
店員「そ、そーですね。それでしたら、こちらのリュックなどいかがでしょうか。レッドやパープルのさし色を加えたら引き立つかと思いますが」
ジュリエッタ「なるほど…」
京「着て見たぞ。どうかな?」
店員「あぁ、よくお似合いですよ!」
京「そ、そうか///」
ジュリエッタ「……京殿。少し後ろに向いていただけますかな?」
京「こうか?」
クルッ
ジュリエッタ「失礼」
スルル
ふぁさ……
京「ん?」
ジュリエッタ「うむ。やはり髪はまとめてなくてほどいておいたほうがよろしいな」
店員「確かに、こちらの方がボーイッシュなのに可愛いがより引き立ちますね。」
京「お、おう…。」
ジュリエッタ「そうしたら……リュックはそこそこ小さめので色はパープル、いや、レッド……むむむっ」
店員「彼女でしたらこちらのブルーオーシャンカラーなどがよろしいかと」
ジュリエッタ「おおっ。京殿これをもって」
京「これか?」
スッ
ジュリエッタ「うむ!バッチリ!どれ、店員殿。これを一式いただこう。このまま着ていくがよいかな?」
店員「はい、ありがとうございます。」
ジュリエッタ「支払いはカードで一括で」
店員「少々お待ちください。」
京「買ってもらえないぞ!!」
ジュリエッタ「いや、驕らせてくだされ。このジュリエッタ非常に楽しいひと時でした。」
京「でも……あ、じゃあ!何か食べさせてくれ!それでお礼したい!」
ジュリエッタ「お礼など…」
京「ううん、己もとても感謝してる。だからお礼がしたいんだ!」
ジュリエッタ「……わかりました。では、お茶をごちそうになりましょうぞ」
京「うん!」