ー日常ー街の住人達【3】
ー池袋:摩天楼ー
詠子「……」
凍夜「ヨミちゃん、どうかしたの?」
詠子「はい?」
凍夜「さっきから時計見てるからね。何か気になることが?」
詠子「気になる……はい、気になることがあります」
凍夜「どんなこと?」
詠子「がりゅーにバイト代渡しましたよね。」
凍夜「キョーちゃんか。うんうん渡したよ」
詠子「使い道をいろいろ考えた結果、服を買うって決めたそうなんです。オシャレして悠……小鳥遊先輩に見せるんだって」
凍夜「おー、いいねぇ。青春だねぇ」
詠子「でも……一人で行ったんですよねぇ」
凍夜「ダメなの?」
詠子「ダメってことはないですけど……ないですけど、心配です」
凍夜「服を買うぐらい平気でしょう」
詠子「そりゃ、変なことはしないでしょうけど……はぁ、やっぱり私が空いてる日まで待ってもらうべきだったかなぁ」
凍夜「あははっ。心配性だねぇ」
詠子「変なのに絡まれたりしなきゃいいんですけど」
凍夜「でも、彼女強いでしょ?」
詠子「そういう手合いの心配はしてないですけどね……。なんていうか、ある意味では警戒心がないから……。」
凍夜「大丈夫大丈夫。いくら池袋が都心のジャングルだからって、そうそう危なそうなのや変なのにはつかまらないって」
ー池袋:ショッピングモールー
京「うむむ……。服はいっぱい売ってるけどどんなのを買えばいいんだろう。」
「……」
京「そういえば悠はぬのめんせきが少ないのが好きって言ってたな」
「もし、そこのお嬢さん」
京「ん?己の事か?」
「はい、アナタの事です。もしかして服を買うのにお悩みかな?」
京「そうなんだ。己は服とか買ったことがないからどんなのがいいのかわからない」
「なるほど。そういうことなら私がお手伝いして差し上げよう」
京「いいのか?」
「ここで出会ったのも何かの縁です。バッチリ女子力コーデにしてあげましょう!」
京「おー!なんかよくわからないけどよろしくお願いします。紙袋被った人」
ジュリエッタ「おっと、名乗るのが遅れましたな。私は宮本ジュリエッタと申す」
京「ジュリエッタ……外国人か!」
ジュリエッタ「フフフッ。お嬢さんのお名前は?」
京「臥劉京だ」
ジュリエッタ「京殿ですな。それでは、京殿。まずはどのような服をお探しで?」
京「悠兄ちゃんが好きな服だ」
ジュリエッタ「……なるほど。つまり好きな相手に見せたい服ということですな」
京「好きじゃない。大好きだ!」
ジュリエッタ「おおっ!大好きな!これは失礼した!!その気持ちわかりますぞ!」
京「わかってくれるのか!」
ジュリエッタ「えぇっ!かくいう私も大好きな王殿のためなら紙袋だろうと布袋だろうと罪袋だろう被る所存!!」
京「そうなんだ。大好きな人のためなら何でもしてあげたい!」
ジュリエッタ「大好きな人のためなら何でも頑張りたい!」
京「ジュリエッタ!」
ガシッ!
ガシッ!
ジュリエッタ「京殿!」
「「私(己)はあなた(お前)の気持ちがよくわか(る)りますぞ!」」
「ひそひそ(何かしらあれ)」
「ひそひそ(コスプレの不審者?)」
「ひそひそ(でも、もう一人は普通だぞ)」
詠子「……」
凍夜「ヨミちゃん、どうかしたの?」
詠子「はい?」
凍夜「さっきから時計見てるからね。何か気になることが?」
詠子「気になる……はい、気になることがあります」
凍夜「どんなこと?」
詠子「がりゅーにバイト代渡しましたよね。」
凍夜「キョーちゃんか。うんうん渡したよ」
詠子「使い道をいろいろ考えた結果、服を買うって決めたそうなんです。オシャレして悠……小鳥遊先輩に見せるんだって」
凍夜「おー、いいねぇ。青春だねぇ」
詠子「でも……一人で行ったんですよねぇ」
凍夜「ダメなの?」
詠子「ダメってことはないですけど……ないですけど、心配です」
凍夜「服を買うぐらい平気でしょう」
詠子「そりゃ、変なことはしないでしょうけど……はぁ、やっぱり私が空いてる日まで待ってもらうべきだったかなぁ」
凍夜「あははっ。心配性だねぇ」
詠子「変なのに絡まれたりしなきゃいいんですけど」
凍夜「でも、彼女強いでしょ?」
詠子「そういう手合いの心配はしてないですけどね……。なんていうか、ある意味では警戒心がないから……。」
凍夜「大丈夫大丈夫。いくら池袋が都心のジャングルだからって、そうそう危なそうなのや変なのにはつかまらないって」
ー池袋:ショッピングモールー
京「うむむ……。服はいっぱい売ってるけどどんなのを買えばいいんだろう。」
「……」
京「そういえば悠はぬのめんせきが少ないのが好きって言ってたな」
「もし、そこのお嬢さん」
京「ん?己の事か?」
「はい、アナタの事です。もしかして服を買うのにお悩みかな?」
京「そうなんだ。己は服とか買ったことがないからどんなのがいいのかわからない」
「なるほど。そういうことなら私がお手伝いして差し上げよう」
京「いいのか?」
「ここで出会ったのも何かの縁です。バッチリ女子力コーデにしてあげましょう!」
京「おー!なんかよくわからないけどよろしくお願いします。紙袋被った人」
ジュリエッタ「おっと、名乗るのが遅れましたな。私は宮本ジュリエッタと申す」
京「ジュリエッタ……外国人か!」
ジュリエッタ「フフフッ。お嬢さんのお名前は?」
京「臥劉京だ」
ジュリエッタ「京殿ですな。それでは、京殿。まずはどのような服をお探しで?」
京「悠兄ちゃんが好きな服だ」
ジュリエッタ「……なるほど。つまり好きな相手に見せたい服ということですな」
京「好きじゃない。大好きだ!」
ジュリエッタ「おおっ!大好きな!これは失礼した!!その気持ちわかりますぞ!」
京「わかってくれるのか!」
ジュリエッタ「えぇっ!かくいう私も大好きな王殿のためなら紙袋だろうと布袋だろうと罪袋だろう被る所存!!」
京「そうなんだ。大好きな人のためなら何でもしてあげたい!」
ジュリエッタ「大好きな人のためなら何でも頑張りたい!」
京「ジュリエッタ!」
ガシッ!
ガシッ!
ジュリエッタ「京殿!」
「「私(己)はあなた(お前)の気持ちがよくわか(る)りますぞ!」」
「ひそひそ(何かしらあれ)」
「ひそひそ(コスプレの不審者?)」
「ひそひそ(でも、もう一人は普通だぞ)」