ー日常ー街の住人達
ー小鳥遊邸:ゆうな&ゆえの部屋ー
悠(女)「はい、口拭くぞ……よし、はい。お水呑んで口うがいして」
ゆうな「んっ……ぺっ……お父さん怒ってるかな……こほ」
悠(女)「馬鹿言わないの。あーしもアイツもゆうなのゲロだったら口でも受け止めれるって」
ゆうな「それはそれで……嫌」
悠(女)「だよな……いっててマニアックだと思った。ちょっと口開けてみ」
ゆうな「あー……」
悠(女)「腫れては無いな……。熱は……高いな。んっ、いいぞ。横になって」
ゆうな「横になったら身体痛い……」
悠(女)「どういう体勢が楽だ?」
ゆうな「身体ななめに起こしてるの……かな」
悠(女)「チョイ待ってろよ……そこらのクッションを、ほらこれでどうだ?」
ゆうな「楽、こほこほっ」
悠「ただいま、もういいぞ」
悠(女)「別にあーしが見てるから良いぞ。寝てたし」
悠「風邪ひかしたのは「俺」……だしな」
悠(女)「あぁ、そういう感じね。んじゃ任せるわ」
悠「おう。さてと……寝る前に薬飲んどくか」
ゆうな「苦い……?」
悠「いまどき苦い粉薬なんて少ないっての。錠剤だ。一応服薬ゼリーで包んでやる。口開けろ」
ゆうな「あーん……んっ……美味しくは、ないね」
悠「服薬ゼリーにうま味を求めるな。で、ひえぴた張って、腋にタオルで包んだアイスノンを挟んで……よし。完璧」
ゆうな「ありがとぉ……」
悠「礼なんていいよ。こればっかりは当然のことだ。咽乾いたり、気持ち悪くなったり、トイレ行きたくなったら言えよ。遠慮なく」
ゆうな「優しい、こほこほ」
悠「おかしいな……いつも優しいつもりなんだけど」
ゆうな「特別優しい、こほ。風邪ひくの、悪くないね」
悠「こらこら」
ゆうな「はは……ゆえと白巳平気かな……」
悠「白巳は体内抗体がとてつもなく高いし、ゆえも俺と同じ体質だから病気にはまずならんはずだ。(ただ、もし万が一にも病気になったら地獄を見るだろうから、ゆえは注意しとかないとな。)」
ゆうな「私だけかぁ……こほこほっ」
悠「お前も俺の娘だろ。今日一日経てばころっと治ってるさ」
ゆうな「めんたいこでご飯かきこめるかな……」
悠「多分出来るだろうけど、病みあがりに生ものはマジで勘弁してください。っか、渋いな明太子って…」
ゆうな「えへへこほっ……お父さんて風邪ひかないの?」
悠「いや、ガキの頃は風邪→インフルエンザ→肺炎のローテで三週間寝込んで入院したこともある」
ゆうな「すごっ……」
悠「昔は風邪なんか引いたら吐くわ、泣くわ、漏らすわ……自分でも死ぬほどひどかったと思ったよ。幼心にも情けないくらい」
ゆうな「大変だったんだ……」
悠「オフクロ……えーと、おばあちゃんがな。自分だって体弱いのに着きっきりで看病してくれたさ。おかげで今では病気なんてならなくなったな。」
ゆうな「おかげ…?」
悠「おばあちゃんに手間をかけさせない。もう二度と病魔に何ぞ毒になんぞに負けないようにってな。あとは勝手に俺の全細胞が例え同じ状況になっても自力で回復するように復讐を誓ってくれる。思い込みの力ってのは本当に凄いもんなんだぞ。だから、お前も寝て起きたら治ってるって思って寝ろ。保障とか科学的とか考えなくていい、そう信じて寝るんだ。」
ゆうな「んっ、おや、すみ……おとーさん……」
悠「おう。俺も側でいてやるからな」
悠(女)「はい、口拭くぞ……よし、はい。お水呑んで口うがいして」
ゆうな「んっ……ぺっ……お父さん怒ってるかな……こほ」
悠(女)「馬鹿言わないの。あーしもアイツもゆうなのゲロだったら口でも受け止めれるって」
ゆうな「それはそれで……嫌」
悠(女)「だよな……いっててマニアックだと思った。ちょっと口開けてみ」
ゆうな「あー……」
悠(女)「腫れては無いな……。熱は……高いな。んっ、いいぞ。横になって」
ゆうな「横になったら身体痛い……」
悠(女)「どういう体勢が楽だ?」
ゆうな「身体ななめに起こしてるの……かな」
悠(女)「チョイ待ってろよ……そこらのクッションを、ほらこれでどうだ?」
ゆうな「楽、こほこほっ」
悠「ただいま、もういいぞ」
悠(女)「別にあーしが見てるから良いぞ。寝てたし」
悠「風邪ひかしたのは「俺」……だしな」
悠(女)「あぁ、そういう感じね。んじゃ任せるわ」
悠「おう。さてと……寝る前に薬飲んどくか」
ゆうな「苦い……?」
悠「いまどき苦い粉薬なんて少ないっての。錠剤だ。一応服薬ゼリーで包んでやる。口開けろ」
ゆうな「あーん……んっ……美味しくは、ないね」
悠「服薬ゼリーにうま味を求めるな。で、ひえぴた張って、腋にタオルで包んだアイスノンを挟んで……よし。完璧」
ゆうな「ありがとぉ……」
悠「礼なんていいよ。こればっかりは当然のことだ。咽乾いたり、気持ち悪くなったり、トイレ行きたくなったら言えよ。遠慮なく」
ゆうな「優しい、こほこほ」
悠「おかしいな……いつも優しいつもりなんだけど」
ゆうな「特別優しい、こほ。風邪ひくの、悪くないね」
悠「こらこら」
ゆうな「はは……ゆえと白巳平気かな……」
悠「白巳は体内抗体がとてつもなく高いし、ゆえも俺と同じ体質だから病気にはまずならんはずだ。(ただ、もし万が一にも病気になったら地獄を見るだろうから、ゆえは注意しとかないとな。)」
ゆうな「私だけかぁ……こほこほっ」
悠「お前も俺の娘だろ。今日一日経てばころっと治ってるさ」
ゆうな「めんたいこでご飯かきこめるかな……」
悠「多分出来るだろうけど、病みあがりに生ものはマジで勘弁してください。っか、渋いな明太子って…」
ゆうな「えへへこほっ……お父さんて風邪ひかないの?」
悠「いや、ガキの頃は風邪→インフルエンザ→肺炎のローテで三週間寝込んで入院したこともある」
ゆうな「すごっ……」
悠「昔は風邪なんか引いたら吐くわ、泣くわ、漏らすわ……自分でも死ぬほどひどかったと思ったよ。幼心にも情けないくらい」
ゆうな「大変だったんだ……」
悠「オフクロ……えーと、おばあちゃんがな。自分だって体弱いのに着きっきりで看病してくれたさ。おかげで今では病気なんてならなくなったな。」
ゆうな「おかげ…?」
悠「おばあちゃんに手間をかけさせない。もう二度と病魔に何ぞ毒になんぞに負けないようにってな。あとは勝手に俺の全細胞が例え同じ状況になっても自力で回復するように復讐を誓ってくれる。思い込みの力ってのは本当に凄いもんなんだぞ。だから、お前も寝て起きたら治ってるって思って寝ろ。保障とか科学的とか考えなくていい、そう信じて寝るんだ。」
ゆうな「んっ、おや、すみ……おとーさん……」
悠「おう。俺も側でいてやるからな」