ー日常ー街の住人達【3】
ー池袋:拳二のマンションー
愛「じゃあ、こっちのは?」
詠子「……ちょっと読んでみて」
愛「ではねさくら」
詠子「出羽桜」
愛「だいだい……」
詠子「大吟醸」
愛「だいぎんじょー三十年氷点下熟成酒」
詠子「……本当にちゃんと勉強しない」
愛「……」
詠子「……」
愛「ジュース飲もう」
詠子「こら、ちょっと……」
京「なに話してたんだ?」
愛「ジュースどれにしようかって話してた」
詠子「こらこら…」
愛「がりょー、はいどうぞ」
京「ありがとう。いただきます。」
詠子「いい加減にがりゅーは覚えなさいよ…」
愛「……私はがりょーって呼ぶ!」
詠子「名案だ、みたいな顔で言わない」
愛「ゲーム、ゲーム」
詠子「はぁ…」
京「大きいテレビだ」
詠子「ビックリするぐらいお金は持ってるのね。もしくはただ金使いが荒いだけか…」
愛「せっかくだから対戦して遊ぼう」
詠子「まだこれ運び終えてないんだけど」
愛「ゆっくりやっていけばいいよ。瓦谷と対戦しても旬札でツマンナイし、遊ぼう」
詠子「仕方ないわね。少しだけよ」
京「己、ゲームとかってあんまり得意じゃないぞ」
詠子「楽しめばいいのよ」
京「そうか」
愛「じゃあ、最初は簡単なのからね。」
詠子「あ、お手洗い借りていい?」
愛「廊下の奥だよ」
詠子「分かったわ」
愛「こっちのボタンで攻撃、こっちで移動ね」
京「ほうほう」
詠子「……あ、もしもし?」
拳二『おーう、その声は嬢ちゃんか』
ジャラララ
詠子「ちょっと今お邪魔させてもらってます」
拳二『別にかまわねぇよ。どうせ愛のことだ。ゲームで遊ぼうとか言っただろ』
ジャラララ
詠子「ああ、それは分かるんですね。」
拳二『まぁな、アイツ他にツレとかいるのかしらねーけど、良かったら遊んでやってくれや。』
ジャラララ
詠子「そちらはパチンコで遊んでるからですか?」
拳二『かっかっか、分かっちまうか。まぁ、俺ぁもたまには息抜きさしてくれ』
ジャラララ
詠子「それは好きにしてくださっていいんですけど……あの、愛にもっとちゃんと勉強教えた方がいいですよ」
拳二『おいおい、教師みたいなこと言ってんな』
ジャラララ
詠子「言いたくはないんですけどね…。ハウスキーパーをゴールキーパーとか言い出してたので……ついでに漢字の読みも滅茶苦茶だったし」
拳二『あー……じゃあ、嬢ちゃんが家庭教師してくれよ』
ジャラララ
詠子「なんでそうなりますか…」
拳二『がりゅーの面倒も見てるんだし、そのついでってことで……おっ!!キタキタキタ!悪いちょっと切るぜ!』
ブッ……つーつー……
詠子「……はあぁぁぁぁぁぁっ」
愛「じゃあ、こっちのは?」
詠子「……ちょっと読んでみて」
愛「ではねさくら」
詠子「出羽桜」
愛「だいだい……」
詠子「大吟醸」
愛「だいぎんじょー三十年氷点下熟成酒」
詠子「……本当にちゃんと勉強しない」
愛「……」
詠子「……」
愛「ジュース飲もう」
詠子「こら、ちょっと……」
京「なに話してたんだ?」
愛「ジュースどれにしようかって話してた」
詠子「こらこら…」
愛「がりょー、はいどうぞ」
京「ありがとう。いただきます。」
詠子「いい加減にがりゅーは覚えなさいよ…」
愛「……私はがりょーって呼ぶ!」
詠子「名案だ、みたいな顔で言わない」
愛「ゲーム、ゲーム」
詠子「はぁ…」
京「大きいテレビだ」
詠子「ビックリするぐらいお金は持ってるのね。もしくはただ金使いが荒いだけか…」
愛「せっかくだから対戦して遊ぼう」
詠子「まだこれ運び終えてないんだけど」
愛「ゆっくりやっていけばいいよ。瓦谷と対戦しても旬札でツマンナイし、遊ぼう」
詠子「仕方ないわね。少しだけよ」
京「己、ゲームとかってあんまり得意じゃないぞ」
詠子「楽しめばいいのよ」
京「そうか」
愛「じゃあ、最初は簡単なのからね。」
詠子「あ、お手洗い借りていい?」
愛「廊下の奥だよ」
詠子「分かったわ」
愛「こっちのボタンで攻撃、こっちで移動ね」
京「ほうほう」
詠子「……あ、もしもし?」
拳二『おーう、その声は嬢ちゃんか』
ジャラララ
詠子「ちょっと今お邪魔させてもらってます」
拳二『別にかまわねぇよ。どうせ愛のことだ。ゲームで遊ぼうとか言っただろ』
ジャラララ
詠子「ああ、それは分かるんですね。」
拳二『まぁな、アイツ他にツレとかいるのかしらねーけど、良かったら遊んでやってくれや。』
ジャラララ
詠子「そちらはパチンコで遊んでるからですか?」
拳二『かっかっか、分かっちまうか。まぁ、俺ぁもたまには息抜きさしてくれ』
ジャラララ
詠子「それは好きにしてくださっていいんですけど……あの、愛にもっとちゃんと勉強教えた方がいいですよ」
拳二『おいおい、教師みたいなこと言ってんな』
ジャラララ
詠子「言いたくはないんですけどね…。ハウスキーパーをゴールキーパーとか言い出してたので……ついでに漢字の読みも滅茶苦茶だったし」
拳二『あー……じゃあ、嬢ちゃんが家庭教師してくれよ』
ジャラララ
詠子「なんでそうなりますか…」
拳二『がりゅーの面倒も見てるんだし、そのついでってことで……おっ!!キタキタキタ!悪いちょっと切るぜ!』
ブッ……つーつー……
詠子「……はあぁぁぁぁぁぁっ」