ー日常ー街の住人達

ー一年教室ー

白嶺「私たちも安定しない位置にいるわよね」

独「なんの話しだ?」

白嶺「メタい話しよ」

京「めた?」

雫「メメタァ」

独「カエルでも叩くのか?」

妙見「はーい、皆さん席についてください。ついてないひとは強制的に欠席扱いにしますよ。」

釘夜「容赦なしか!」

妙見「教師とは容赦ないものですよ。いくつか言うことがありますがまずは重大なことから。今日から副担任としてこのクラスも受け持つことになった先生を紹介します。男子のかた喜んでください、綺麗な女性ですよ」

「「「うぉーー!」」」

白嶺「野郎のテンションねぇ……」

京「うぉー!」

白嶺「なんでがりゅーまで……」

京「喜ぶところじゃないのか?」

白嶺「とりあえず場の空気にあわせて乗ってんじゃないの……」

妙見「まぁ、喜べるのは今のうちだけと思いますが」

独「なんかいった?」

妙見「なんでもありませんが、独君は今日居残りです。敬語を使いましょう」

独「げぇぇ」

妙見「こほん、それでは……副担任の富士見りんね先生です」

りんね「みなさん、こんにちは。今日から副担任になります富士見りんねです。英語を担当するので仲良くしてね。」
だらだら……

「「「(額から血出とる?!)」」」

京「すごい血が出てるぞ」

愛「でてるな」

独「そして流石がりゅーと愛!臆せずストレートに突っ込んだ!!」

りんね「あ、これここに来る途中階段から落ちちゃったの。でも、平気だから気にしないで。」

白嶺「平気って……保健委員に保健室連れてってもらった方がいいんじゃないですか?」

りんね「平気よ、もー。あっ……足……もげちゃ……ぅ///」
ぐらっ

白嶺「え、脆っ!?」

妙見「あーえーと、りんね先生は特異体質(?)なので気にしないでいいそうですよ」

独「先生、なんでずーっと窓の外を見て現実から目を逸らしてるんスかー」

妙見「りんね先生。なにか困った時は瀬川さんに頼ってください」

独「無視だし、生徒だのみかよ」

りんね「瀬川さんていうと……」

妙見「一番頼みごとしやすそうなオーラしてる方です」

りんね「んーと、貴女かしら?」

しゅり「はい」

独「一発正解だよ……。」

白嶺「アンタツッコミキャラみたいになったわね。」

りんね「じゃあ、なにか困ったことがあったらよろしくね。」

しゅり「はい」

妙見「こんなところですね……あ、そうそう。りんね先生は二年生の副担任も受け持っていらっしゃるので。あまり困らせたりはしないように以上……あ、そうだ。覇生、覇生玲王さん」

玲王「はい?なんでしょうか?」

妙見「美術の先生が風景画の宿題で抽象画を出そうとするのはやめてくれと言っていましたよ。」

玲王「風景画だったのに……うぅっ……。」

しゅり「ドンマイ」

玲王「しゅーちゃん、ありがとう」

釘夜「百合って良いな」

独「否定はしない」

白嶺「アンタらも階段から落ちたらいいのにね」

りんね「和気あいあいとして良いクラスですわね。二年生の方も楽しみだわ」

妙見「はは……。今度は階段からずっこけないでくださいね。」
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