ｰラスタ･ラヴｰ

凍夜「……って、ことでホームレスが襲われてましてねぇ」

崇「なるほど…」

走「酷い話っすね!」

炎銃「やる奴もアホだがホームレスが勝手に住み着いてるのも問題なのは問題だろ」

凍夜「まぁ、それはそうなんだけどね。」

崇「で?」

凍夜「ん?」

崇「俺にどうして欲しいというんだ?」

凍夜「いやー、どうしてといいますかね…」

崇「大体そのガキどもについて何か知ってるのか?S・ウルフのガキとでも?」

凍夜「そこまではいってないですよ。ですが、まぁ……一応聞いといてもらいたかったってことですよ。まぁ、正直にいえば……ここの襲撃犯らしき奴らを録画したDVDがあるんだ。」

崇「……禅」

禅「はい……借り……れます…か?」

凍夜「どうぞ」

禅「……写り…ま……した」

崇「見せてみろ。」

禅「どう……ぞ」

崇「…………知らない顔だな。炎」

炎銃「うっす、失礼します。……しらねぇガキっすね。」

禅「俺も……知りま……せん」

走「私も知らないっすね!!」

凍夜「なるほど、じゃあ、S・ウルフとは関係ないと」

崇「ああ。」

凍夜「じゃあ、話しの方向を変えてこの子らが誰か調べられる?」

崇「……禅」

禅「ん……これだけ……では……なんとも……も……う少し……解析度を……あげたり……して……調べ……られれば……何か…分かるかも……知れませ……んが」

凍夜「それ、お願いしていい?」

禅「……」

崇「それをして俺(S・ウルフ)に何の得がある」

凍夜「えーと……俺に貸しが一つできますってのは?」

崇「それは前提条件だろ」

凍夜「ああ、そっすか。はは…」

崇「貸し一。それに加えての「得」だ。利益でもいい。」

凍夜「んー、じやあ、逆になにかして欲しい事ってある?」

崇「禅、何かあるか」

禅「そう……ですねぇ……あっ。」

崇「よかったな。何かあるようだ」

禅「掃…除」

凍夜｢掃除?」

禅「物…」

走「物置にしていた廃墟が近々取り壊しされるらしいんっす!そこの掃除というか使えるものだけを回収して欲しいとのこっす!!」

禅「は……い」

凍夜「掃除か……あまり得意じゃないんだけど使えるものだけ運びだすっていうのなら出来るかな。」

崇「っだ、そうだが?」

禅「俺の……方も…いい……ですが……何か分……かる……かも……で……あって……何も……分か……らない……かもで……です…よ?」

凍夜「ま、それは仕方ないよね。でも、ひとつお願いするよ」

禅「わかり……まし……た」