ー日常ー街の住人達【2】
ー池袋界隈:コンビニー
店員「いらっしゃいませー。」
凍夜「ごめん、店長さんいる?」
店員「店長……ですか?」
凍夜「うん、店長さん。」
店長「どうかした……あっ、凍夜さん!」
凍夜「や、どうも。ちょっと話したいことあるんだけど時間いい?」
店長「ええ、どうぞ。こっちに入ってきてください」
凍夜「わるいね。」
店長「いえいえ、凍夜さんのおかげでこうして店長をやれているんですから」
凍夜「俺はお金を貸しただけだよ。こうやってちゃんと仕事やれてるのは店長の手腕でしょ」
店長「……ありがとうございます。」
凍夜「いえいえ、それでさ……」
店長「あ、はいはい。何かご入り用で?」
凍夜「ご入り用っていうか……駐車場の隅に防犯カメラあるよね。」
店長「ありますよ。」
凍夜「あのカメラって路地裏の方まで撮れてる?」
店長「裏路地ですか……うーん、奥の方までは当然無理ですけど、入口のあたりまでなら多分写ってるはずですよ。」
凍夜「そう……見せてもらえないかな?」
店長「監視カメラの映像を……ですか?」
凍夜「うん。そう。」
店長「……」
凍夜「……だめ?」
店長「……本当はダメなんですけど、凍夜さんの頼みです。お聞きしますよ。ちょっと待ってくださいね。」
凍夜「ホント、無理言ってごめんね。」
店長「このぐらいなら……あ、どのぐらいから?」
凍夜「んーと、今から三十分、いや一時間くらい前かな」
店長「一時間くらい前ですね……。あ、写りましたよ」
凍夜「……人の出入りはないね。」
店長「あの奥はホームレスの溜まり場ですからね。って、知ってますよね。」
凍夜「まぁね。ちょっと早送りしてくれる?」
店長「はい。おや、誰か写りましたよ」
凍夜「ストップ。一時停止して」
店長「はい。三人……いや、四人かな」
凍夜「これって拡大とかは?」
店長「そこまでは……」
凍夜「そう……んー、若い子達だね。」
店長「そうですね。中学生くらいでしょうか……。あ、ちょっと待ってください。もしかしたら店内カメラに……ああ、ゃっぱり、この子たちじゃないですか?」
凍夜「おー、ハッキリ写ってるね。」
店長「ですね。」
凍夜「ねぇ、店長」
店長「はい?」
凍夜「もうひとつ無茶聞いてもらっていい?」
店長「なんですか?」
凍夜「この映像。ちょうだい」
店長「なんとなく予想できてました。いいですよ。どうぞ」
凍夜「いやー、ありがとう」
店長「いえいえ、ですが、ご内密に」
凍夜「うん。分かってるよ。それじゃあ色々とありがとう」
店長「いえ、今度は買い物にも来てくださいね。」
凍夜「わかってる、わかってる。御贔屓なさせてもらうよ。……さて、映像は手に入ったそして犯人は子供……っとなると、次は王様のところに行ってみようかな。」
店員「いらっしゃいませー。」
凍夜「ごめん、店長さんいる?」
店員「店長……ですか?」
凍夜「うん、店長さん。」
店長「どうかした……あっ、凍夜さん!」
凍夜「や、どうも。ちょっと話したいことあるんだけど時間いい?」
店長「ええ、どうぞ。こっちに入ってきてください」
凍夜「わるいね。」
店長「いえいえ、凍夜さんのおかげでこうして店長をやれているんですから」
凍夜「俺はお金を貸しただけだよ。こうやってちゃんと仕事やれてるのは店長の手腕でしょ」
店長「……ありがとうございます。」
凍夜「いえいえ、それでさ……」
店長「あ、はいはい。何かご入り用で?」
凍夜「ご入り用っていうか……駐車場の隅に防犯カメラあるよね。」
店長「ありますよ。」
凍夜「あのカメラって路地裏の方まで撮れてる?」
店長「裏路地ですか……うーん、奥の方までは当然無理ですけど、入口のあたりまでなら多分写ってるはずですよ。」
凍夜「そう……見せてもらえないかな?」
店長「監視カメラの映像を……ですか?」
凍夜「うん。そう。」
店長「……」
凍夜「……だめ?」
店長「……本当はダメなんですけど、凍夜さんの頼みです。お聞きしますよ。ちょっと待ってくださいね。」
凍夜「ホント、無理言ってごめんね。」
店長「このぐらいなら……あ、どのぐらいから?」
凍夜「んーと、今から三十分、いや一時間くらい前かな」
店長「一時間くらい前ですね……。あ、写りましたよ」
凍夜「……人の出入りはないね。」
店長「あの奥はホームレスの溜まり場ですからね。って、知ってますよね。」
凍夜「まぁね。ちょっと早送りしてくれる?」
店長「はい。おや、誰か写りましたよ」
凍夜「ストップ。一時停止して」
店長「はい。三人……いや、四人かな」
凍夜「これって拡大とかは?」
店長「そこまでは……」
凍夜「そう……んー、若い子達だね。」
店長「そうですね。中学生くらいでしょうか……。あ、ちょっと待ってください。もしかしたら店内カメラに……ああ、ゃっぱり、この子たちじゃないですか?」
凍夜「おー、ハッキリ写ってるね。」
店長「ですね。」
凍夜「ねぇ、店長」
店長「はい?」
凍夜「もうひとつ無茶聞いてもらっていい?」
店長「なんですか?」
凍夜「この映像。ちょうだい」
店長「なんとなく予想できてました。いいですよ。どうぞ」
凍夜「いやー、ありがとう」
店長「いえいえ、ですが、ご内密に」
凍夜「うん。分かってるよ。それじゃあ色々とありがとう」
店長「いえ、今度は買い物にも来てくださいね。」
凍夜「わかってる、わかってる。御贔屓なさせてもらうよ。……さて、映像は手に入ったそして犯人は子供……っとなると、次は王様のところに行ってみようかな。」