ー日常ー街の住人達
ー小鳥遊邸:玄関ー
ぴんぽーん!
ぴんぽーん!
悠「あー?誰だ朝っぱらからチャイム何ぞ鳴らしやがってこれでもし何かの訪問販売とか保険のセールスだったらタダじゃおかねぇぞ!誰だ!!」
梔「おはよさんどす」
悠「あぁっー、梔姉さんじゃないですか。どうしたんですか、いらっしゃいませ。ささっ、どうぞ上がってくださいよ!!」
梔「お邪魔してええの?なんや、ずいぶんと足音に殺気があったようやけど」
悠「そんな殺気だなんておれはいつもニコニコ軽やかステップですよ~」
窈「……」
このとき、偶然に悠が玄関を開けた瞬間を見ていた窈は「本物の手のひら返しを見た……」っと、後にブログで綴ったが、何のことかは明かされなかったそうだ。
ー小鳥遊邸:広間ー
悠「どうぞどうぞ、寒かったでしょう。連絡くれれば車で迎えに行きましたのに京都まででも」
梔「まぁ、長距離送迎やなんてVIPみたいな扱いやわ」
悠「梔姉さんはVIPですからね普通に、むしろひとりで普通に電車移動してる方が驚きですから」
梔「いややわぁ、てんご(冗談)ばっかりいうて」
悠「冗談でもないんですけど……とりあえずお茶淹れますね」
梔「お構いなく」
ゆうな「おとーさーん……あれ?」
梔「あら、おはようさんどす」
ゆうな「おはようございまーす。梔お姉さん」
梔「ちゃんとご挨拶出来てえらいわぁ。飴ちゃんあげよなぁ」
ゆうな「それじゃあ、三つおねがいします」
悠「こらこら、なにを欲張ってる」
ゆうな「欲張ってないよ。ゆえと白巳の分だもん」
梔「あらあらぁ」
悠「なるほど、さすがおれの娘だな!!」
ゆうな「お父さん…手のひら返すの早い」
梔「ふふっ、ほなら、はい飴ちゃん三つ」
ゆうな「わーい、ありがとうございまーす」
梔「いえいえ」
悠「あ、どうぞ。お茶です」
梔「おおきにどす。ズズッ……はぁ、おいし。悠ちゃん、お茶淹れるんまた上手になったんとちゃいます?」
悠「日課っていうか仕事になってますからね。成長はしてると思いたいです。」
梔「ふふっ、謙虚やねぇ。」
悠「いや、ははっ。それで、今日はどうしたんです?」
梔「んっ、そうでした。実はこういうん物をつくってみたんやけど、お試しにと思って持ってきたんよ」
悠「スプレー?」
梔「リフレッシュミストいうんやけどね。髪に吹いてセットし易うするんといっしょに香りもつくようになっとるんどす。」
悠「へぇ、ようは寝ぐせ直しっすね」
梔「ふふっ、男の子らしい言い方やわ」
悠「試してみていいですか?」
梔「もちろん……あ、せやったらちょっと後ろ向いて」
悠「へ?こうっすか?」
梔「そうそう。こうやって、髪にふきかけてなじませながら梳いていくと」
悠「すん……この香りは」
梔「苺の香りどす」
悠「で、ですよね……(おれの髪から苺の香り…)」
梔「悠ちゃんはホンマに髪がきれいやね。お母様と一緒やわ」
悠「光栄っす……。でも梔姉さんも相当なもんすよ?」
梔「うふふっ、おおきに♪」
ぴんぽーん!
ぴんぽーん!
悠「あー?誰だ朝っぱらからチャイム何ぞ鳴らしやがってこれでもし何かの訪問販売とか保険のセールスだったらタダじゃおかねぇぞ!誰だ!!」
梔「おはよさんどす」
悠「あぁっー、梔姉さんじゃないですか。どうしたんですか、いらっしゃいませ。ささっ、どうぞ上がってくださいよ!!」
梔「お邪魔してええの?なんや、ずいぶんと足音に殺気があったようやけど」
悠「そんな殺気だなんておれはいつもニコニコ軽やかステップですよ~」
窈「……」
このとき、偶然に悠が玄関を開けた瞬間を見ていた窈は「本物の手のひら返しを見た……」っと、後にブログで綴ったが、何のことかは明かされなかったそうだ。
ー小鳥遊邸:広間ー
悠「どうぞどうぞ、寒かったでしょう。連絡くれれば車で迎えに行きましたのに京都まででも」
梔「まぁ、長距離送迎やなんてVIPみたいな扱いやわ」
悠「梔姉さんはVIPですからね普通に、むしろひとりで普通に電車移動してる方が驚きですから」
梔「いややわぁ、てんご(冗談)ばっかりいうて」
悠「冗談でもないんですけど……とりあえずお茶淹れますね」
梔「お構いなく」
ゆうな「おとーさーん……あれ?」
梔「あら、おはようさんどす」
ゆうな「おはようございまーす。梔お姉さん」
梔「ちゃんとご挨拶出来てえらいわぁ。飴ちゃんあげよなぁ」
ゆうな「それじゃあ、三つおねがいします」
悠「こらこら、なにを欲張ってる」
ゆうな「欲張ってないよ。ゆえと白巳の分だもん」
梔「あらあらぁ」
悠「なるほど、さすがおれの娘だな!!」
ゆうな「お父さん…手のひら返すの早い」
梔「ふふっ、ほなら、はい飴ちゃん三つ」
ゆうな「わーい、ありがとうございまーす」
梔「いえいえ」
悠「あ、どうぞ。お茶です」
梔「おおきにどす。ズズッ……はぁ、おいし。悠ちゃん、お茶淹れるんまた上手になったんとちゃいます?」
悠「日課っていうか仕事になってますからね。成長はしてると思いたいです。」
梔「ふふっ、謙虚やねぇ。」
悠「いや、ははっ。それで、今日はどうしたんです?」
梔「んっ、そうでした。実はこういうん物をつくってみたんやけど、お試しにと思って持ってきたんよ」
悠「スプレー?」
梔「リフレッシュミストいうんやけどね。髪に吹いてセットし易うするんといっしょに香りもつくようになっとるんどす。」
悠「へぇ、ようは寝ぐせ直しっすね」
梔「ふふっ、男の子らしい言い方やわ」
悠「試してみていいですか?」
梔「もちろん……あ、せやったらちょっと後ろ向いて」
悠「へ?こうっすか?」
梔「そうそう。こうやって、髪にふきかけてなじませながら梳いていくと」
悠「すん……この香りは」
梔「苺の香りどす」
悠「で、ですよね……(おれの髪から苺の香り…)」
梔「悠ちゃんはホンマに髪がきれいやね。お母様と一緒やわ」
悠「光栄っす……。でも梔姉さんも相当なもんすよ?」
梔「うふふっ、おおきに♪」