ー日常ー街の住人達【2】

ー池袋周辺ー

ゆうな「いやー、遊んだね。」

アリシア「遊んだねぇ。」

ゆえ「ふぃぎゅあいっぱい……」

白奈「クレーンゲームなら任せろ」

黒奈「どうでもいいけど、それ全部飾る気じゃないよね。」

白奈「美少女フィギュアだから飾らないよ。ヤフオクヤフオク」

ゆうな「おっさんのフィギュアだったら?」

白奈「飾るよ。黒奈の部屋にも飾るよ。」

黒奈「どっせい!」
メキッ!
白奈「ぎゃあぁぁ!」

ゆうな「決まりました。黒奈選手のワキガタメです。解説のユエ=サン、どうですか?」

ゆえ「これはきついしろなせんしゅがしろめむいております……」

アリシア「一応たずねるけど、止めなくても?」

ゆうな「問題ないよ。スキンシップだから」

アリシア「激しいスキンシップだねぇ」

ゆえ「あ、おねーちゃん……」

アリシア「なぁに?」

ゆうな「アリシアお姉ちゃん、多分私のことの方だから」

アリシア「あぁ、そう?」

ゆえ「あっちみてふりょうさいけんがいる……」

黒奈「不良債権?」



後楽「飲み物とか買ってきたぞー」
ガサガサ

窈「いやいや飲み物とかってなんですか。俺は飲み物だけを買ってきてっていったのに、なんですかそのパンパンに膨れた袋は!」

後楽「パンパンに膨れた袋だなんて往来で何いってるんだ。兄さん」

窈「アンタがなにいってんだよ!!」

弩躬「酷い下ネタだな…天。まぁ、とりあえず、ほら、紅。水だ」

紅「ごくっごくっ……ぷはっーはぁー死ぬかと思った。」

弩躬「お前って腹筋笑うだけで鍛えられそうだな…」

紅「ヘタにお笑い番組とか見たらもうヤバいよ。」

窈「おつりは!」

後楽「えーと、23円。」

窈「コンビニでどういう買い物の仕方したら1万円が23円になるんですか!」

後楽「おじさんにお金渡すとすぐにこういう風に錬金出来るんだぜ」

窈「全然、錬金じゃない!減ってる一方!!」

後楽「まぁ、いいじゃないか。兄さんは金持ってるだろ」

窈「借金ある身ですけど!!」

後楽「そんなのおじさんだってあるよ」

紅「威張っていうこっちゃねーな」

後楽「踏み倒した数も相当だぜ?」

弩躬「わぁ、クズだ」

後楽「不思議とよく言われるけど、おじさん全然気にならないから」

窈「無駄に強い心を持っている」

紅「いろいろ残念すぎるけどな…」



ゆうな「あぁ、ホントだ。我が家の不良債権がいるね。」

黒奈「確かにアレはゆうなの処のニートだ」

白奈「相変わらず見事なクズだね」

アリシア「とんでもない言葉が飛び交っている」

ゆえ「きにしないでじじつだから……」

アリシア「相当問題のある事実だね。」

ゆうな「不良債権ですから。」

ゆえ「どーする……?」

ゆうな「ちょっと話を聞いて性質が悪かったら殴ってお父さんに報告。ある程度だったらそのままにしていこっか」

ゆえ「はあく……」

黒奈「ゆうな達も相当だよな」

白奈「だね。」
58/100ページ
スキ