ー日常ー街の住人達【2】

ー池袋界隈ー

ゆうな「で、まぁ、勢いで出てきたけど、どこ行こうか」

白奈「池袋」

黒奈「ここが池袋だろ」

白奈「乙女ロード」

黒奈「そればっかりか!」

ゆうな「乙女ロードって面白いの?」

白奈「個人的には最高」

黒奈「コイツの戯言に耳を貸さないでくれ。」
ギチッ!
白奈「ワキガタメ!アァアァーーーッ!!」

ゆえ「ありしあたんはどこいきたい……?」

アリシア「んーと、とりあえず降ろしてほしいかな」

ゆえ「えんりょしなくていいよ……」

黒奈「荷物じゃないんだから」

ゆえ「おもちかえりしやすいさいず……」

ゆうな「ベストサイズだね」

アリシア「ひとえに小さいといわれてる気がする。」

黒奈「気にすることはない。コイツらはそういうことを平然と言うから」

ゆえ「こんぱくとさいずはわるいことじゃない……」
ひょい
黒奈「なぜ私も持ち上げた」

ゆうな「ゆえだったら黒奈の五人や六人余裕」

白奈「黒奈が五人も六人もいたら困る」

黒奈「どういう意味だ」

白奈「お口チャックノリス」

ゆうな「この近くのゲームセンターでも行こうか」

ゆえ「そーしよう……」

黒奈「分かったから、降ろそうか」

アリシア「私はだんだんこれはこれで楽だと思えてきた」

黒奈「いやいやいやいや……」

白奈「じゃ、行こう」

ゆうな「おー」

ゆえ「おー……」



ー池袋:ゲームセンターー

白奈「よっ、ほっ」
タンッ、タタンッ

アリシア「ほいっ!」
タンッ、タタンッ

ゆうな「おお、二人ともうまい!」

ゆえ「かろやかなすてっぷ……」

白奈「やるね!」
タタタッタンタン!

アリシア「ふふーん。まだまだ!」
タタタッタンタン!

ゆうな「黒奈はやらないの?」

黒奈「私はああいうゲームは苦手だ」

ゆえ「おなかが……」

黒奈「関係ないっ!」
ベシッ!
ガッ!
ゆえ「ぱりい……!」

黒奈「ええい、ツッコミをガードするな!」

アリシア「黒奈はゲーム苦手なの?」
タンタンッ

白奈「ううん。相当なヘビーユーザーだけど。こういう身体動かすのは苦手なの。だから、お腹がぽよんぽよんになる」
タンタンッ

黒奈「ふんっ!」
ズパン!
白奈「ぐぶぁっ!」

ゆえ「ふっとんだ……」

ゆうな「なら、私が相手だ!」
タンっ!

アリシア「よーし、勝負!」
タンっ!

ゆえ「しろないきてる……?」

白奈「後頭部に……途轍もない衝撃が…」

黒奈「次は椅子でぶん殴るからな」

白奈「黒奈のことを今度から桐生って呼ぶ」

ゆえ「とーじょーかいのてっぺんにたつおんなや……」

黒奈「誰がだ!」
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