ー日常ー街の住人達

ー和龍軒ー

千夜「らっしゃい」

悠「和龍すぺしゃる全部乗せ超盛り」

緋斗「和龍すぺしゃる全部乗せ」

のぞみ「チャーシューメン」

千夜「あいよ。」

のぞみ「はぁぁ……」

緋斗「そんな溜息つくなよ。センパイがラーメン奢ってくれるって言ってるんだから」

悠「バイトの面接通算30連敗もしたなんて聞いたらラーメンくらい奢ってやりたくもなるよ」

のぞみ「やさしい///」

緋斗「優しさってか……憐れみ?」

悠「7:3だな」

のぞみ「どっちがどっち?」

悠「憐れみが7」

のぞみ「がくっ」

緋斗「あはは。まぁ元気出せってあとで俺と悠やんが漫才してやるから」

のぞみ「元気にならない」

あずみ「前から失礼しまーす。和龍すぺしゃる超大盛りと普通盛りとチャーシューメンです」

悠「ほら、来たぞ。」

緋斗「おー、美味そう」

のぞみ「熱っ?!」

ぐらっ……!

悠「ぬぉっ!」

緋斗「ぬぁっ!」

ガシッ!
のぞみ「……ほっ」

悠「お前……前にある丼を自分の方に持ってくるだけで落しかけるなよ」

緋斗「バイトどころかお手伝いも難しいなコレ」

のぞみ「ぶー」

悠「いやいや、ぶーじゃないだろ。ぶーじゃ」

千夜「おい、遊ぶなよ」

悠「事故だよ事故。しかもちゃんと未遂で留めただろ」

千夜「ふんっ」

緋斗「罰としてチャーシュー、一枚没収な」

のぞみ「あっ!返せよ!」

悠「じゃあ、おれも貰っとく」

のぞみ「あ、どうぞ///」

緋斗「待て、待って。なんか今対応が全然違うくなかったか?」

のぞみ「コショウとって」

緋斗「こらこら無視してんなよ。のび子」

悠「緋斗、コショウ振ってやれ」

緋斗「俺が?」

悠「のび子にやらせたら何かぶちまける気がする」

緋斗「あー、なるほどわかったよ。」

のぞみ「センパイ優しい。やっぱり私のこと……///」

悠「聞こえてるけどそういうんじゃないからな。」

緋斗「コイツ惚れッぽいんだよ」

のぞみ「そんなことねーし」

悠「あるだろ……。っか、緋斗お前さ」

緋斗「ん?なに?」

悠「サングラス外せば?湯気で曇ってるぞ」

緋斗「だが断る」

悠「あと、エセ関西弁忘れてる」

緋斗「ハッ?!」

千夜「らっしゃーい」

白嶺「ラーメンって久しぶり」

響「他のものでもいいですよ」

白嶺「ううん、今日は寒いし温かいラーメンがいいの」

響「そうですか。じゃあ、好きなものを好きなだけたべなさい。」

白嶺「おじさん、ありがとう」
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