ー日常ー街の住人達【2】

ー一年教室ー

月島「独はクリスマスに欲しいものって無いよね。」

独「なんで無い事を確定して話す!」

月島「どしたのお腹…」

独「空いてない!」

月島「食い気味でツッコムね。食欲もボケにも貪欲なんだから」

独「どんなキャラだよ俺」

月島「なんか、最終的に不幸を背負うキャラ?」

独「やめろっ!」

月島「あ、ごめんね…。なんかリアルなこと言っちゃって…」

独「やめろよ…やめてくださいよ…。」

月島「あはははっ」

独「そこで笑うか普通…」

月島「っで、実際何か欲しいものとかあるの?」

独「なんだよ、いったらプレゼントしてくれるのか?」

月島「あのさ……もし、俺が本気でプレゼント渡したらどう思う?」

独「気持ち悪い」

月島「でしょ?それを踏まえたうえで、もう一度よく考えてから発言してくれないかな」

独「……なんで俺が怒られてる感じなんだ?」

月島「独だからでしょ」

独「……」

月島「拳振り上げて、友人を殴るの?」

独「お前が俺の友人かどうか最近すこぶる疑わしい」

月島「まぁ……大した関係でもないしね。本当に友達?って改めて聞かれたら考えちゃうよね。」

独「やめろよ。お前、ホントそういう心にくるのやめろよ」

月島「いやー、独が動揺したりテンパってる顔見るのが楽しくて楽しくて」

独「お前最低だな」

月島「大丈夫。独しかいじらないから、最低ではない」

独「俺ならイイみたいな風潮やめろ!」

月島「でも、俺がいじらないと……出番なくなるよ?いいの?」

独「何の話しか分からないけど、胃に来ない程度にこれからも宜しくお願います」

月島「安心していいよ。胃じゃなくて……心を狙うから」

独「結果的に胃にも来るよな?っていうか、ナイーブな俺のハートを狙うな。最近ただでさえ神経性胃炎じゃないかって疑ってるんだから」

月島「疑いを事実にしよう!」

独「しなくていいよ!なんでそんな力強くいうんだよ!」

月島「外部的刺激もいる?」

独「それ、遠回しに殴ろうかっていってね?」

月島「いや、ストレートに言ってるよ。ストレートだけに」

独「上手くもなんてもねぇ」

月島「まぁ、一番はストレートにストレスを与えることだしな」

独「本当に胃が痛くなってきた……」

月島「缶コーヒーのブラックとか買ってこようか?」

独「胃をピンポイントに狙うなッ!」

月島「じゃあ、ヤクルト買ってくるよ」

独「胃に優しいけど、今の状態だと腹壊しそうで怖い」

月島「薬も過ぎたら毒だしね。……薬も過ぎたら独だしね!」

独「いや、意味分かんない」

月島「独と一緒で使えないギャグだった。失敗失敗」

独「うぉい!」

白嶺「あれ、今年中に胃が潰れるわね。」

京「殴られると胃が潰れることはよくあるぞ?」

白嶺「そういうのではないんだけどね…」
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