ー日常ー街の住人達【2】

ー池袋西口:商店街ー

六花「がりゅーちゃんは果物何が好き?」

京「嫌いな物はないけど、林檎とかがシャクシャクしてて好きだ」

六花「林檎か、いい感じに熟れてる林檎があるよ。今剥いてあげるからね。」

京「でも、ここにいっぱいフルーツあるぞ?」

六花「それはそれ。これはこれね。林檎にも色んな種類が合ってね。これは甘みが強いものなんだよ」

京「へー、林檎ってそんなに種類があるのか?」

六花「軽く100種類以上かな」

京「林檎だけで?」

六花「林檎だけで。中には果肉まで赤いものとかもあるんだよ」

京「へー!リッカは薄学だな」

六花「ありがとー。はい、剥けたよー。どんどん食べてねー」

京「ありがとう」

悠「……」

六花「何さ?」

悠「えぇ……おれにはそれッすか。お客さんなんですけど、おれも」

六花「あ、うん。」

悠「何じゃいその態度は!」

六花「うるさい!あたしはお客を選ぶんだ!」

悠「どうどうと言い切りやがったな!」

六花「悪いかコノヤロー!」

京「シャクシャク。甘い」

六花「でしょー」

悠「でれでれかっ!」

六花「いやー、がりゅーちゃん可愛い。なんかこう上手く言えないけど可愛い。」

悠「だからって餌付けすんなよ」

六花「餌付けじゃないし、貢ぎだし」

悠「キャバ嬢かホストか」

京「ん?」

六花「……どっちでも行けそうだね。」

悠「……普段がボーイッシュだしな。中身はしっかりと乙女なんだが」

六花「じゃあ、可愛い服とか着せたげたら?超フリフリのやつ」

悠「そんなコテコテ着せたってだめだろ。がりゅーはそうだな……。体操服にブルマ?」

六花「思考がおっさん」

悠「それならチャイナだな。チャイナドレスでスリスリスリット」

六花「だから、おっさんか」

悠「じゃあ、黒ニーソにグリーンラインのミニスカート、ノースリーブのシルバーシャツ、緑のネクタイ、アームカバー!」

六花「それ、初音ミク。でも、見てみたい。がりゅーちゃんで初音ミク」

悠「でも、がりゅーはアレで胸大きめだからなルカのほうかもしれない」

六花「マジで?」

悠「マジで。サラシでキッツキッツに絞めてるけど結構大きめ」

六花「ちょっと肉眼で確認しておこう」

悠「おっと、おれの目の黒いうちはがりゅーに変なことさせないぞ。最終的におれが神姫に全画面当て身をぶちかまされるから」

京「なんの話ししてるんだ?」

六花「がりゅーちゃんに可愛い格好させるならどんなのが良いかって話し」

悠「どうよ、スカートとかはいてみたいか?」

京「んーと、コレ」

悠「なんだ?写真……?」

六花「わっ、これ可愛い!がりゅーちゃんだよね?」

京「うん、窈に撮ってもらったんだ。その時この服も買ってもらった。」

悠「がりゅー、いや、京……その話し詳しく。」
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