ー日常ー街の住人達【2】
ー池袋:魔天楼ー
白嶺「お茶のお代わり淹れますね。」
窈「あ、仕事の邪魔ですよね?」
凍夜「そんなことないですよ。っていうか、ウチが忙しいってことはめったにないから。」
白嶺「確かに本来はそうですけど、誰かさんが集金に行きそびれたり遊び呆けてたら私が忙しくなるんですけどね」
凍夜「あはは、誰だろうね。遊び呆け…」
白嶺「社長です」
凍夜「言い終える前に言い伏せられた…」
窈「はは……でも、その若さで社長って言うのも凄いですけどね。」
凍夜「社長といっても金貸しの、ですけどねぇ。それに今時起業だけなら高校生でもできるし」
白嶺「そもそも社長って年齢不詳で若いのかどうか分からないですよ」
凍夜「やだなぁ、もちろんピッチピチだよ」
白嶺「それ死語です」
窈「ふむ……そういえば、キミは社員なんだよね?」
白嶺「社員ですけど、名目はバイトです。」
凍夜「さすがに高校生を社員て事には出来ないからね」
白嶺「高校生を金融業に雇ってる時点でアウトですけどね、普通は」
凍夜「ヨミちゃん大人っぽいからバレ無いって」
白嶺「……」
凍夜「あっ、ねぇねぇ、スカウトとかってしてるんだよね?」
窈「してますよ。どうかしましたか?」
凍夜「うちのヨミちゃんとかどう?大人っぽくて美人だけど」
白嶺「なにをいいだすかと思ったら……」
窈「んー、ちょっと表情が硬いけどハキハキ物を言えるし悪くないと思うよ」
凍夜「だってさ」
白嶺「芸能界とか興味ないんで」
凍夜「そうなの?女の子だったら憧れるんじゃない?」
白嶺「そうなんですか?」
凍夜「聞きかえされても……どうなの?」
窈「んー、逆にアイドルに夢を見過ぎて脱落していく娘なら沢山見てきたけどね。本気で体力と精神力が強くないとね」
凍夜「ヨミちゃんなら完璧じゃない?」
白嶺「そうでしょうか。っていうか、仮にそうだとしても人より話術にすぐれてたり歌唱力があったりダンスが凄かったりするわけでもないですし」
窈「その辺はおいおい調整していけば問題ないけど……興味ある?」
白嶺「無いです」
窈「わー、きっぱり言われた」
白嶺「私収入が安定してて保険のちゃんとした仕事に着きたいですから」
凍夜「卒業したらウチの正社員でいいんじゃない?面接無しでいいよ。」
白嶺「………………………………………………………………………………………………考えときます」
凍夜「今、本っっ当に深く考えたね。」
窈「あはは。きっと白嶺さんなら望んだ職につけるよ。あ、そうだアイドルスカウトと言えば、この前かなりいい娘の写真撮らせてもらったんだけどね。見る?」
凍夜「そんな可愛い娘の?ぜひ、みたいなぁ」
窈「どうぞ」
ピラッ
凍夜「わっ……ホント可愛い。なんていうか、目がいいね。力強くて。ねぇ、ヨミちゃん」
白嶺「……これ、もしかしてがりゅーですか?」
窈「あぁ、よく分かったね。正解」
白嶺「がりゅーをアイドルにスカウトしたんですか?」
窈「いいや、そんなこと勝手にしたら多分神姫さんと悠君に血祭りにあげられるからね……写真撮っただけだよ」
白嶺「へー……っで?」
窈「で?」
白嶺「この写真、いくらで売ってくれるんですか?」
窈「え、えーと……」
凍夜「ヨミちゃんってたまーに変わってるよね。」
白嶺「社長には言われたくありません」
凍夜「断言された…」
白嶺「お茶のお代わり淹れますね。」
窈「あ、仕事の邪魔ですよね?」
凍夜「そんなことないですよ。っていうか、ウチが忙しいってことはめったにないから。」
白嶺「確かに本来はそうですけど、誰かさんが集金に行きそびれたり遊び呆けてたら私が忙しくなるんですけどね」
凍夜「あはは、誰だろうね。遊び呆け…」
白嶺「社長です」
凍夜「言い終える前に言い伏せられた…」
窈「はは……でも、その若さで社長って言うのも凄いですけどね。」
凍夜「社長といっても金貸しの、ですけどねぇ。それに今時起業だけなら高校生でもできるし」
白嶺「そもそも社長って年齢不詳で若いのかどうか分からないですよ」
凍夜「やだなぁ、もちろんピッチピチだよ」
白嶺「それ死語です」
窈「ふむ……そういえば、キミは社員なんだよね?」
白嶺「社員ですけど、名目はバイトです。」
凍夜「さすがに高校生を社員て事には出来ないからね」
白嶺「高校生を金融業に雇ってる時点でアウトですけどね、普通は」
凍夜「ヨミちゃん大人っぽいからバレ無いって」
白嶺「……」
凍夜「あっ、ねぇねぇ、スカウトとかってしてるんだよね?」
窈「してますよ。どうかしましたか?」
凍夜「うちのヨミちゃんとかどう?大人っぽくて美人だけど」
白嶺「なにをいいだすかと思ったら……」
窈「んー、ちょっと表情が硬いけどハキハキ物を言えるし悪くないと思うよ」
凍夜「だってさ」
白嶺「芸能界とか興味ないんで」
凍夜「そうなの?女の子だったら憧れるんじゃない?」
白嶺「そうなんですか?」
凍夜「聞きかえされても……どうなの?」
窈「んー、逆にアイドルに夢を見過ぎて脱落していく娘なら沢山見てきたけどね。本気で体力と精神力が強くないとね」
凍夜「ヨミちゃんなら完璧じゃない?」
白嶺「そうでしょうか。っていうか、仮にそうだとしても人より話術にすぐれてたり歌唱力があったりダンスが凄かったりするわけでもないですし」
窈「その辺はおいおい調整していけば問題ないけど……興味ある?」
白嶺「無いです」
窈「わー、きっぱり言われた」
白嶺「私収入が安定してて保険のちゃんとした仕事に着きたいですから」
凍夜「卒業したらウチの正社員でいいんじゃない?面接無しでいいよ。」
白嶺「………………………………………………………………………………………………考えときます」
凍夜「今、本っっ当に深く考えたね。」
窈「あはは。きっと白嶺さんなら望んだ職につけるよ。あ、そうだアイドルスカウトと言えば、この前かなりいい娘の写真撮らせてもらったんだけどね。見る?」
凍夜「そんな可愛い娘の?ぜひ、みたいなぁ」
窈「どうぞ」
ピラッ
凍夜「わっ……ホント可愛い。なんていうか、目がいいね。力強くて。ねぇ、ヨミちゃん」
白嶺「……これ、もしかしてがりゅーですか?」
窈「あぁ、よく分かったね。正解」
白嶺「がりゅーをアイドルにスカウトしたんですか?」
窈「いいや、そんなこと勝手にしたら多分神姫さんと悠君に血祭りにあげられるからね……写真撮っただけだよ」
白嶺「へー……っで?」
窈「で?」
白嶺「この写真、いくらで売ってくれるんですか?」
窈「え、えーと……」
凍夜「ヨミちゃんってたまーに変わってるよね。」
白嶺「社長には言われたくありません」
凍夜「断言された…」