ー日常ー街の住人達【2】
ー池袋:魔天楼ー
窈「じゃあ、今月分です」
凍夜「はいはい、確かに預かりました。」
白嶺「どうぞ、お茶です」
窈「あ、すいません」
凍夜「毎回ちゃんと持ってきてくれて助かりますよ。こっちが集金にいかなくて済むし」
窈「無利息で高額を借りてる身だし、これくらいのことはね」
凍夜「いやぁ、聞いた?ヨミちゃん。みんなこういう人だったら助かるのにねぇ」
白嶺「助かりますけど、集金は社長の仕事だということをお忘れなく。というより、ちゃんと集金にいってください。」
凍夜「あはは。大丈夫大丈夫ちゃんといくから」
白嶺「昨日行ってませんでしたよね?」
凍夜「えーと、ほら……雨降ってたし」
白嶺「私が電話したときには止んでました」
凍夜「あー……最近どうです?」
窈「そこでこっちに話を振る?!」
白嶺「はぁ…」
窈「まぁ、ぼちぼちですけど。」
凍夜「興味本位で聞くけどアイドルのプロデューサーでぼちぼちって相当いいんじゃない?」
窈「いやー、まぁはは、ぼちぼちですよ。ただ……家賃とか服とかは会社が持ってくれますね。俺の場合は家賃はないですけど」
凍夜「だよねぇ。何だかんだでしっかりと返済しに来てるし」
白嶺「……興味本位で私からも質問いいですか?」
窈「どうぞ、答えられることなら答えるよ」
白嶺「プロデューサーってどんな仕事してるんですか?」
窈「んー、曲選んだりとか色々と選択肢を絞ったり、逆に新しい道を開拓する仕事かな」
白嶺「具体的ではないですね」
窈「んー……細々としてるからね。ざっくばらんになっちゃうんだよ。例えばマネージャー的なこともするし、雑務事務もする、売り込みももちろんする。」
凍夜「マルチタレントみたいだね」
窈「マルチ裏方……っかな。」
白嶺「じゃあ、もうひとつ」
窈「なに?」
白嶺「差し入れやファンレターとかはやっぱり検閲とかするんですか?」
窈「もちろん。でも、ここだけの話しうちはかなり緩いかな。まだまだ小さい事務所だからそんなに送りものが届かないってこともあるけど」
白嶺「厳しいところだとどうなるんです?」
窈「検閲して通った物をテーブルに並べてメンバーが品定めする感じかな。気にいられなかった物は普通に捨てられたり」
凍夜「えっ」
白嶺「えっ」
窈「あー、これは例えだからね。全部が全部そういうところじゃないし、ウチはそういう事してないし」
凍夜「現金とかって送られてこないの?」
窈「来るよ」
白嶺「え、どうなるんです?」
窈「もちろん、送り返す。あと食べ物はあまり検閲に通らないね。万が一傷んでたり何か入ってたら困るから」
凍夜「だよねぇ。」
窈「そういうのは本気で気をつけてるよ。」
凍夜「そういえばアイドルは、お仕事って具体的に何してるの?」
窈「レッスン、握手、ライブ、撮影取材がメインかな。ラジオとかもあるけど」
白嶺「それを毎日?」
窈「何日かは人によるね。多い人は毎日、少ない人はレッスンと撮影だけっていうのもある」
凍夜「アイドルさんもプロデューサーも大変だねぇ」
窈「まったくですよ」
窈「じゃあ、今月分です」
凍夜「はいはい、確かに預かりました。」
白嶺「どうぞ、お茶です」
窈「あ、すいません」
凍夜「毎回ちゃんと持ってきてくれて助かりますよ。こっちが集金にいかなくて済むし」
窈「無利息で高額を借りてる身だし、これくらいのことはね」
凍夜「いやぁ、聞いた?ヨミちゃん。みんなこういう人だったら助かるのにねぇ」
白嶺「助かりますけど、集金は社長の仕事だということをお忘れなく。というより、ちゃんと集金にいってください。」
凍夜「あはは。大丈夫大丈夫ちゃんといくから」
白嶺「昨日行ってませんでしたよね?」
凍夜「えーと、ほら……雨降ってたし」
白嶺「私が電話したときには止んでました」
凍夜「あー……最近どうです?」
窈「そこでこっちに話を振る?!」
白嶺「はぁ…」
窈「まぁ、ぼちぼちですけど。」
凍夜「興味本位で聞くけどアイドルのプロデューサーでぼちぼちって相当いいんじゃない?」
窈「いやー、まぁはは、ぼちぼちですよ。ただ……家賃とか服とかは会社が持ってくれますね。俺の場合は家賃はないですけど」
凍夜「だよねぇ。何だかんだでしっかりと返済しに来てるし」
白嶺「……興味本位で私からも質問いいですか?」
窈「どうぞ、答えられることなら答えるよ」
白嶺「プロデューサーってどんな仕事してるんですか?」
窈「んー、曲選んだりとか色々と選択肢を絞ったり、逆に新しい道を開拓する仕事かな」
白嶺「具体的ではないですね」
窈「んー……細々としてるからね。ざっくばらんになっちゃうんだよ。例えばマネージャー的なこともするし、雑務事務もする、売り込みももちろんする。」
凍夜「マルチタレントみたいだね」
窈「マルチ裏方……っかな。」
白嶺「じゃあ、もうひとつ」
窈「なに?」
白嶺「差し入れやファンレターとかはやっぱり検閲とかするんですか?」
窈「もちろん。でも、ここだけの話しうちはかなり緩いかな。まだまだ小さい事務所だからそんなに送りものが届かないってこともあるけど」
白嶺「厳しいところだとどうなるんです?」
窈「検閲して通った物をテーブルに並べてメンバーが品定めする感じかな。気にいられなかった物は普通に捨てられたり」
凍夜「えっ」
白嶺「えっ」
窈「あー、これは例えだからね。全部が全部そういうところじゃないし、ウチはそういう事してないし」
凍夜「現金とかって送られてこないの?」
窈「来るよ」
白嶺「え、どうなるんです?」
窈「もちろん、送り返す。あと食べ物はあまり検閲に通らないね。万が一傷んでたり何か入ってたら困るから」
凍夜「だよねぇ。」
窈「そういうのは本気で気をつけてるよ。」
凍夜「そういえばアイドルは、お仕事って具体的に何してるの?」
窈「レッスン、握手、ライブ、撮影取材がメインかな。ラジオとかもあるけど」
白嶺「それを毎日?」
窈「何日かは人によるね。多い人は毎日、少ない人はレッスンと撮影だけっていうのもある」
凍夜「アイドルさんもプロデューサーも大変だねぇ」
窈「まったくですよ」