ー日常ー街の住人達【2】

ー池袋:とあるアパートー

スリショッ子「あ゛ーーーーも゛ーーーー相変わらずあっちー部屋だこと」

ソープ子「……」
ジュウゥゥ

スリショッ子「クーラーとまでは言わないけどさー扇風機くらいないわけ?」

ソープ子「ぐだぐだ抜かすならてめーで買ってこいやボケ」
ジュウゥゥ

スリショッ子「やなこった……ってか、さっきから何してんの?」

ソープ子「もんじゃ焼作ってんの」
ジュウゥゥ

スリショッ子「…………このくっそあっちーのに何あっちーもん作ってんだコラッ!!」

ソープ子「うるせー暑いからって熱い物食っちゃ駄目なんて道理なそねーー!!」

スリショッ子「しかも「もんじゃ焼」とかマジありえない」

ソープ子「んだとコラッ!」

スリショッ子「別に大阪風だの広島風だのにこだわるつもりはないけどさーもんじゃ焼だけはマジあり得ない」

ソープ子「なんでだよ!」

スリショッ子「だってゲロみたいじゃん……もしくははやすぎた巨神兵か何か?」

ソープ子「……」

ビュパッ!
スリショッ子「っぶね!?ななな、何すんのよこのバカっ!かすめたわよ!」

ソープ子「言ってはならんことを……貴様は今もんじゃをチビチビ食うのが大好きな全国のみみっちい人間そのすべてを敵にした!!」

スリショッ子「お前が一番馬鹿にしてるだろ!!」

ソープ子「かくなる上は……赤くなるまで熱したこの「はがし」で直接お前の身体に便所落書きを刻印してくれる」

スリショッ子「は?馬鹿マジでやめ……おいちょっやめろ!!」

どがっ!ガッ!ドダダっ!ガスっ!もにゅん!ぽよん!ズドム!

「「はぁはぁはぁはぁ…」」

ソープ子「むぐっ!」

スリショッ子「はーー、あっぶねーこんガキマジで狙って来やがってー」
ギシッギシッ

ソープ子「ん゛ーー!ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛っ!!」

スリショッ子「あによ」

ソープ子「もんじゃ焦げるっ!!」

スリショッ子「あぁ…」

ソープ子「んー♪あっ、おいしー♪」

スリショッ子「……」

ソープ子「あー幸せだわー。もんじゃつつきながらビール飲めれば後、なにもいらねぇ…マジで。た……たまらんねぇ♪」

スリショッ子「ね…ねぇひと口頂戴?」

ソープ子「……は?」

スリショッ子「だからひと口だけでいいから」

ソープ子「はあぁ?なに聞こえないなぁッ」

スリショッ子「オラッ!」

ズドムっ!!
ソープ子「げふぅ!て……てめぇ…」

スリショッ子「そのムカつく返しやめろ」

ソープ子「そ…そんなに食いたきゃうぷっ」

スリショッ子「は?」

ソープ子「…食わしておうっぷ……やらぁ」

スリショッ子「ちょまっ!ぎゃあああぁ!!」


~美女シャワー中~


ソープ子「はぁー」

スリショッ子「はぁーはこっちだ。くっそ、ヒデェ目にあった……」

ソープ子「うるせぇこっちの台詞だ。お前のせいでせっかく食ったゲロがゲロに」

スリショッ子「自分でゲロいってんじゃねーかコラァ!!」

ソープ子「いや違うから私のは愛があるから愛のあるゲロだから」

スリショッ子「同じだっつーの!!」
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