ｰ教室ｰ

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「そういえば……サタンらってメフィストとどういう関係なんだ?」

サタン「知り合いっていうか知ってる悪魔程度」

スキュラ「同じく」

ベヒモス「同じモス」

千世子「知らないのについてきたのだ?」

スキュラ「私はもともとモンスティアと人間の友好関係を築くために人間の生活を確認できる空間を探していました。色々と伝手をあたって紹介されたのがメフィスト殿です」

ベヒモス「僕は住んでいた地底で動き回ると地震が起こるから新しく住む場所を探して魔界を闊歩してたら美人の人がここを紹介してくれたモス。それでここに来るためにはメフーさんを頼るといいといわれたモス。」

摩耶「メフィー」

ベヒモス「メフーモス。あれモス?」

神姫「サタンは?」

サタン「我は何か封印されそうになったからここに来たのだ。」

悠「なに悪さした……っか、堕天してるじてんでアレか」

サタン「なんだーなのだ。」
ブンッ!
バッ!
悠「やめろー!お前のパンチはただのパンチに魔王オーラ150％補正がつくんだから!」

摩耶「魔王補正イイね」

サタン「ふふん!」

神姫「でも、調子に乗ってポカするタイプよね」

スキュラ「何となくわかります」

サタン「失礼なのだ!家臣何とかいってやれなのだ!」

悠「……」

サタン「おい、貴様の事なのだ。」

悠「…………」

千世子「あんちんの事らしいのだ」

悠「誰が家臣じゃ!!」

摩耶「まぁ、悠くんだからね。」

ベヒモス「悠君はそういうキャラモス?」

摩耶「ぶっちゃけね」

悠「違うよ!」

サタン「とりあえず、ラム肉と葡萄酒を毎日献上するのだ」

悠「ワインはともかくラム肉はめんどいYO!」

神姫「ま、あっちは悠に任せるとして一応、何かして欲しいことある?」

スキュラ「そうですね……。やはり書物でしょうか、人間に関する文献が欲しいですね。あと、人間はタコをボール状にして食べるという噂を聞いたのですが、それを食べてみたいです。」

千世子「タコをボール……タコ焼きの事なのだ?」

スキュラ「タコ焼き……ああ、丸ごと焼くのですか!」

神姫「違うわよ。まぁ、タコ焼きぐらいなら今度買ってきてあげるわ。というか、スキュラはタコ平気なの?自分に触手あるのに」

スキュラ「はい、大丈夫です。むしろ魚介類大好きです。」

神姫「ああ、そう……」

摩耶「ちなみにベヒモスちゃんは何かある?」

ベヒモス「僕はご飯とお野菜が大好きモス。あと、縦笛が欲しいモス」

摩耶「笛?」

ベヒモス「縦笛演奏が得意モス」

摩耶「へー、そうなんだ」

亘理『何気に皆特技あるんだね』

悠「……サタンは?」

サタン「ブリッジで歩くのなら得意なのだ」

悠「エクソシストか!」