ー奇談ー學校へ行こう10

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

千世子「クリスマスなのだ!」

悠「プレゼントをやろう。ほら、小梅ちゃんだ」

千世子「小梅ちゃん?」

摩耶「梅の飴だね。」

悠「雨じゃないぞ、食べられる方の飴だ」

雨「うっさい」

摩耶「でも、蜘蛛は食材枠という噂もしばしば……」

雨「やめーい!」

千世子「なんにしてもクリスマスプレゼントが飴とか辛いのだ」

悠「じゃあ、小雪ちゃんもつけてやる。」

千世子「今度は何なのだ?」

摩耶「イチゴ味」

千世子「結局飴なのだ!」

悠「Exactly」

神姫「ちなみに何か欲しいものあるの?」

千世子「にゃ?」

悠「なんだ今の可愛いな。小梅ちゃん、もう一個やるわ」

千世子「欲しいもの……PS4?」

神姫「なかなか気合入って欲しいものね。」

悠「おれも欲しい」

摩耶「PS4って今いくらだっけ?」

悠「フルセットで三万五千円くらいだったはず。」

神姫「ゲーム付きでひとり一万五千円手ところね。」

摩耶「そうだね。」

悠「おれは今一万円しかない」

神姫「なら、私が立て替えて二万円」

摩耶「はい、一万五千円」

千世子「え?え?」

悠「良かったなPS4ゲットだぞ」

千世子「悪いのだ?!」

神姫「いいわよ。」

摩耶「そーそー、僕らからのプレゼント」

悠「明日買って持ってくるわ。」

千世子「ええっー!!」

亘理『わ、私たちも何かした方がいい?』

悠「じゃあ、エロいサンタコスしてメヒョウのポーズとってくれ」

神姫「目つき」
ひゅっ!
バッ!ダシューン!
悠「絶対回避ーー!」

摩耶「狩技を使っての回避」

神姫「弾針剄」
チュドン!
悠「ああぁぁんまぁぁぁりだぁぁぁっ!」

摩耶「アグナの潜水タックル絶対回避で避けたあとに熱ビーム喰らう感じだね。」

亘理『エロいサンタコス……』

雨「考えなくていい!」

冥「はーい、皆さん。クリスマスなのでミニケーキと手羽先ですナ」

悠「わーい!」

雨「回復早いな!」

義鷹「なんで手羽先なんだ?」
ぬっ

悠「義鷹がログインしました。っか、あれだろ大きいチキンをたくさん焼くのってメンドクサイからだろ」

冥「それもありますけど、こうした方がみんな食べやすいと思ったんですナ」

悠「気づかいの出来る管理にゃんにゃんが可愛いから。小梅ちゃんあげよう。あと、しっぽにぎにぎさせて。」

冥「飴をもらいつつ引っ掻きますニャ♪」
ブンッ!
バッ!ダッシューン!
悠「絶対回避ぃぃぃ!」

摩耶「狩技ゲージ溜めるの早くない?」

神姫「蒼龍爪」
スパンッ!
悠「アァァァンマリダァァァ!」

摩耶「ダイソンの吸引を避け切ったつもりが射程内だった感じだね。」

義鷹「例えが分からん。バリボリッ」

神姫「手羽先をひと口で骨ごと貪るのはやめた方がいいわよ」

亘理『サンタのエロコスってどんなのかな』

雨「このこはまだいってるの?!」

摩耶「んー……単純にクリスマスハットで全裸」

神姫「コスっていうか裸よね」

摩耶「クリスマスハットに、赤色のケープでビキニ。ブーツは着用」

悠「ディモールトベネ(非常に良し)!」

千世子「あんちんは煩悩垂れ流しなのだ」

悠「クリスマスだからな」

雨「関係ないでしょ」
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