ー奇談ー學校へ行こう10
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「ヤバいくらい寒い」
摩耶「冷たい雨と冷たい風の相乗効果」
悠「死んでしまう」
神姫「好きな花は?」
悠「え?」
神姫「手向けてあげる」
悠「優しさのベクトルの向け方!」
亘理『でも、ホントに寒いよね。』
悠「ああ、せめてこの教室にも床暖房入れよう」
千世子「それ、とてつもなく費用も時間もかかるのだ」
悠「最悪おれが出す」
摩耶「たまに悠君て財布の緩み方がおかしいよね。」
後楽「おじさんにカンパしてくれ」
悠「ぶち殺すぞ!!」
後楽「ああ、これマジだ。マジのやつだわ。」
千世子「寒さ関係でふざけたらガチギレなのだ。」
神姫「そんなに寒いならそこで腕立てでもしてたら?」
悠「汗かいた後が怖いほど冷えるし」
摩耶「インナーは?」
悠「既に二重に着てる」
千世子「熱そうなのだ」
悠「寒いよ」
神姫「ドライアイスでも詰め込む?」
悠「それ熱くて火傷するんじゃなくて冷たすぎてのほうですかね!!」
花子『今日はなんで騒いでんの?』
雨「アホが寒い寒いって騒いでるのよ」
悠「モノリス、何か言い知恵はないか?」
モノリス【⦅すとーぶでもせっちするのがさいぜんのてです⦆】
悠「亘理」
亘理『は、はい!』
悠「管理人ちゃんのところまでいってストーブおねだりしてきて」
亘理『わかった。』
しゅぱっ!
花子『あの娘は何の妖怪?』
雨「天井下りよ。今はパワーアップを遂げて天井以外にも下れるけどね」
千世子「進化妖怪なのだ」
亘理『ただいま!』
ズボッ!
摩耶「早かったね。」
亘理『ストーブならメフィ先生が……』
悠「ああ、もういいわ。明日にでもおれが買ってくる」
千世子「諦めたのだ」
神姫「まぁ、メフィストが関わったらストーブか何かわからないものになってそうだしね。」
悠「最近なら5千円ぐらいでいいの売ってるだろうし」
千世子「本当にこういうときはお金バンバン使うのだ」
摩耶「まぁ、バンバン使うっていうけど、悠君、今財布の中身は?」
悠「……六千円」
神姫「リアルな数字ね。」
悠「虎の子は残してあるけどモンハン用だから」
摩耶「寒さもどうにかしたいけど遊び道具も譲れない。人間だよねぇ」
花子『私にふらないで欲しいわ…』
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「ヤバいくらい寒い」
摩耶「冷たい雨と冷たい風の相乗効果」
悠「死んでしまう」
神姫「好きな花は?」
悠「え?」
神姫「手向けてあげる」
悠「優しさのベクトルの向け方!」
亘理『でも、ホントに寒いよね。』
悠「ああ、せめてこの教室にも床暖房入れよう」
千世子「それ、とてつもなく費用も時間もかかるのだ」
悠「最悪おれが出す」
摩耶「たまに悠君て財布の緩み方がおかしいよね。」
後楽「おじさんにカンパしてくれ」
悠「ぶち殺すぞ!!」
後楽「ああ、これマジだ。マジのやつだわ。」
千世子「寒さ関係でふざけたらガチギレなのだ。」
神姫「そんなに寒いならそこで腕立てでもしてたら?」
悠「汗かいた後が怖いほど冷えるし」
摩耶「インナーは?」
悠「既に二重に着てる」
千世子「熱そうなのだ」
悠「寒いよ」
神姫「ドライアイスでも詰め込む?」
悠「それ熱くて火傷するんじゃなくて冷たすぎてのほうですかね!!」
花子『今日はなんで騒いでんの?』
雨「アホが寒い寒いって騒いでるのよ」
悠「モノリス、何か言い知恵はないか?」
モノリス【⦅すとーぶでもせっちするのがさいぜんのてです⦆】
悠「亘理」
亘理『は、はい!』
悠「管理人ちゃんのところまでいってストーブおねだりしてきて」
亘理『わかった。』
しゅぱっ!
花子『あの娘は何の妖怪?』
雨「天井下りよ。今はパワーアップを遂げて天井以外にも下れるけどね」
千世子「進化妖怪なのだ」
亘理『ただいま!』
ズボッ!
摩耶「早かったね。」
亘理『ストーブならメフィ先生が……』
悠「ああ、もういいわ。明日にでもおれが買ってくる」
千世子「諦めたのだ」
神姫「まぁ、メフィストが関わったらストーブか何かわからないものになってそうだしね。」
悠「最近なら5千円ぐらいでいいの売ってるだろうし」
千世子「本当にこういうときはお金バンバン使うのだ」
摩耶「まぁ、バンバン使うっていうけど、悠君、今財布の中身は?」
悠「……六千円」
神姫「リアルな数字ね。」
悠「虎の子は残してあるけどモンハン用だから」
摩耶「寒さもどうにかしたいけど遊び道具も譲れない。人間だよねぇ」
花子『私にふらないで欲しいわ…』