ー奇談ー學校へ行こう10

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「シアーハートアタックに弱点は……ない」

摩耶「手で勃起して救急車に轢かれたいの?」

亘理『ぼっ……///』

悠「平凡に暮らしたい…」

神姫「殺人鬼が平凡ていってもねぇ」

千世子「それで何で吉良なのだ?」

亘理『吉良っていうと……』

摩耶「モノリン」

モノリス【⦅きらよしかげは、じょじょのきみょうなぼうけんだいよんぶ「だいやもんどはくだけない」のとうじょうじんぶつです。どうしりーずのだいはちぶ「じょじょりおん」にもどうめいのじんぶつがとうじょうします。⦆】

悠「グッド!」

亘理『ああ、キラークィーンのひとだね。』

悠「そうそう、その吉良のネクタイってカッコいいよな」

亘理『どんなネクタイだっけ?』

摩耶「ドクロをあしらってる奴だっけ?」

悠「そう、「KILL・A’s tie」!」

神姫「確か、商品化されてたわね」

悠「アレを作ってみた」

亘理『商品化されてるのに?』

悠「わりとお高いのよ」

千世子「いくらなのだ?」

悠「42800円」

亘理『ネクタイの相場が分からない私』

摩耶「やっすいのなら100円からあるよ」

千世子「それはなかなかのお値段なのだ」

悠「なので自分で作ってみた。それがこちら」

【吉良のネクタイ】

雨「アンタって無駄に技術あるわよね」

悠「無駄じゃないよ」

神姫「わりと出来はいいわね。」

悠「だろ」

摩耶「でも、ネクタイをつける服を着ないよね。悠君」

悠「まぁ、それもそうなんだけどな」

千世子「なんで作ったのだ?」

悠「趣味」

亘理『良い切る悠ちゃんが素敵です。』

悠「どうも」

千世子「どうせ作るなら承太郎の帽子にしたら良かったのだ」

悠「……」

神姫「その発想はなかったって顔してるわね。」

悠「ぼ、ぼぼ、帽子もかぶらないし!」

摩耶「それ言い出したら出来ることって何?」

亘理『へそピアス』

悠「ジョリーーーンかよ。しかもそれ作るとかじゃないし」

摩耶「じゃあ、拳銃」

悠「ピストルズか」

摩耶「ううん、エンペラー」

悠「そっちか!」

神姫「髪の長さを生かして全部垂直にして固めたらいいんじゃない?」

悠「ジャンピエールポルナレフ」

摩耶「有りだね」

悠「ねーよ!」
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