ｰ教室ｰ

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「あちゅぃ」

神姫「キモイ」

悠「可愛い?」

神姫「キモイ」

悠「……あっちゅいの♪」

神姫「超絶気持ち悪い」

悠「おかしいなぁ」

恋「おかしいのはお前の頭じゃ」

摩耶「言われちゃったね。」

悠「恋大根は可愛いなぁ。本体と違って」

恋大根【……】
トタタ、ぴょん!ぴょん!

千世子「跳ねて喜んでるのだ」

恋「というか、本体って別に恋とこいつは一心同体ではない!!」

悠「そんなことよりさ」

恋「うぉい!」

悠「なんか隣賑やかじゃない?」

亘理『あ、何か冥ちゃんのお友達が着てるらしいよ』

悠「……」

管理人ちゃん→猫又→可愛い。
つまり管理人ちゃんの友達→動物系妖怪?→きっと可愛い。

千世子「何考えてるのだ?」

悠「見に行こう!すぐ行こう!」

神姫「あれは下心がある顔だわ」

恋「悠!」

亘理『悠ちゃん!』

悠「じゃあ、皆で行こう」

摩耶「Ok」

千世子「摩耶君、即断なのだ。」

摩耶「何かあったら全部悠君のせいにしたらいいからね。」

神姫「なるほど」

悠「話はまとまったか?いくぞ!」

亘理『わー、耳に入ってない』



ｰ隣の教室ｰ

冥「最近はどうですかナ?」

下半身がない男「いやー、先月なんて来訪者ゼロでしたよ」

晶「えー、来訪者ゼロ?」

骸骨『俺なんて何かガラスの箱みたいなのに入れられっぱなしだよ……晶がうらやましい』

晶「いやー、でも僕らは学校の怪談じゃなくて学校に住んでる妖怪だからひとを驚かしたりしないよ?」

おかっぱの少女「それでよくここまで大きな旧校舎にいられるよね」

冥「ここも色んな人が住んでますからナ」

スク水の巨乳『でも、プールはないんですね』

冥「はい、でも、お風呂は豪華で大きいですナ」

Q子『相変わらずエロい身体ねぇ。』
パシャパシャ

スク水の巨乳『や、写真はプールでとってください!』


～～


悠「……おれが想像してたのと違う」

摩耶「下半身がないのは……テケテケかな?」

千世子「骸骨は動く模型、おかっぱの女の子はトイレの花子さん……だとしたら、あの水着の人は何なのだ?」

悠「プールがどうのこうのいってたから……AVじょ」

神姫「プールの霊じゃない?」
パァン!
悠「あぶぁ!」

亘理『学校の怪談のひと達かな?』

恋「いやいや、あのプールの霊はおかしいじゃろ」