ー奇談ー學校へ行こう9

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「なんかモアッとしてるなぁ」

亘理『ムワっとじゃなくて?』

悠「モワッと」

揺光【なればいっそ汗をたくさんかいたら善いのではないか?】

摩耶「どうやって?」

揺光【それは言わずもがな……じゃろ】

亘理『///』

千世子「亘理ちゃん顔赤いのだ」

悠「耳年増過ぎるからな」

亘理『違うし!』

摩耶「それでどうやって汗かくんです?」

揺光【球を蹴って網に飛ばすやつじゃ】

亘理『……はい?』

千世子「サッカー?」

揺光【確かそんな名前じゃったかな】

神姫「なんでまたサッカー……」

揺光【この前、見て面白そうとおもったもんでな】

悠「遊びとしてやるんなら、そこそこ楽しいかな」

神姫「遊びとしてやるなら何でも楽しいでしょ」

悠「いやぁ、遊びでやるとしても卓球とかはだるいかな」

摩耶「浴衣で女子と……だったら」

悠「浴衣がはだけるまで撃ち続けてやる!」

神姫「いい加減にしなさいよ」
パァン!
悠「直球!!」

カンっ……ころころ…
ひょいっ
千世子「ビー玉なのだ」

揺光【硝子玉力一杯ぶつけたら弾丸じゃな】

悠「うおぉ……めっちゃ痛い」

摩耶「痛いのは生きてる証だよ」

悠「そうかぁ…。」

神姫「……」
チャキッ

悠「今手に取った金属製のペンを置いてください」

亘理『悠ちゃん不憫』

揺光【癒してやるといい。身体での】

悠「ああ、それいいな。足とか重いから揉んでほしい」

神姫「針治療」
ストッ
悠「痛いっ!!」

摩耶「どちらかというと墨入れかな」

千世子「今、太股に垂直にペンが突き立ってたのだ…」

揺光【針で快楽を得る方法もいくつかあるらしいからな】

摩耶「酷いSMが容易に想像できるね」

悠「おれはこういうのでは気持良くなれません…」

揺光【突き刺されるより突き刺したい側じゃからな】

悠「ふへへっ」

神姫「がりゅーに変なことしたら生きてることを後悔させるわよ」

悠「しませんよ?!するにしても合意の上でするし!なぁ?」

亘理『……ガブッ!』
悠「……なんで噛まれた?」

千世子「ひどいセクハラするからなのだ」

悠「今のはセクハラのつもりなかったんだけどなぁ…」
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