ｰ教室ｰ

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

雨「ええい!離しなさい!」
ググッ
悠「離したら刺すだろ」

雨「当然でしょ!」
ググッ
悠「お前が疲れきるまで離さない!絶対にだ!!」

千世子「あんちん、イジワルはダメなのだ。」

悠「いや、意地悪とかじゃなくて、離したらおれ突き刺されるからね。」

摩耶「蜘蛛足触り放題だね。」

悠「うぇっひっひ」

千世子「あんちんは、本当になんでもありなのだ。」

悠「なんでもって訳ではない。美人とか可愛いとか、こんな可愛い子が女の子のワケが無いレベルの男の娘とかならOK」

摩耶「ちょこちゃんは?」

悠「かわいい」

千世子「えっ、えへへ///」

摩耶「亘理ちゃん」

悠「んー、美人だな」

亘理『わっ、うわぁ///』

摩耶「神姫さん」

悠「文句なし美人」

神姫「……」

摩耶「雨ちゃん」

悠「カテゴリー的には可愛いだが、蜘蛛足が出てたら美人系になるかな」

雨「意味が分かんない」

摩耶「冥ちゃん」

悠「バッチリ可愛い。尻尾触りたい。肉きゅうぷにゅぷにゅしたい。」

神姫「欲望垂れ流しね」

悠「褒めたからちやほやしてください」

摩耶「願望も垂れ流した」

神姫「血矢火矢?」

悠「何かもの凄くヤバそうな気がする」

亘理『ちやほやしてあげるよ!』

千世子「したげるのだ!」

摩耶「天井くだりと幼女は魅了された」

神姫「チョロすぎね。」

摩耶「そういえばゴールデンウィークだよね。どっかでかけたりする?」

神姫「とくに考えてないわね。」

悠「秘宝館とかいきたいな」

神姫「……」
ドスッ
悠「うぐっふっ!」

千世子「秘宝館て確か……エッチなお店なのだ」

摩耶「間違ってはないね。」

悠「ちなみに熱海の秘宝館は入場料1700円」

亘理『微妙に高い?!』

摩耶「詳しいね」

悠「行ったことはないんだけどな。なくなる前に一度は行ってみたい。」

亘理『熱海ってええと……』

千世子「静岡県なのだ」

亘理『静岡かぁ』

悠「……お前都道府県全部言えるよな?」

亘理『い、いえるし!わかってるし!』

摩耶「ちなみにがりゅーちゃんは?」

神姫「北海道の場所は分かってるはずよ」

摩耶「なるほど」

悠「あ、うん。がりゅーはいいんじゃないかな……う。」