ー奇談ー學校へ行こう9
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「ふぅ…」
摩耶「どしたの?」
悠「キツイほどではないが。この適度な冷えが嫌」
摩耶「なるほど、じゃあ……亘理ちゃんに温めてもらうといいよ」
亘理『なんとぉ!!が、がんばる!』
義鷹「コーヒーでも飲むか?」
悠「どうも、ズズッ。ふぅ、温まる」
亘理『義鷹ァァァ!!』
義鷹「なんだよ」
千世子「はい、じゅぎょーしますなのだ。こないだの「ウピオル」の続きなのだ。」
亘理『むうぅ』
神姫「そもそも温めるってどう頑張る気だったのよ?」
亘理『マッサージの摩擦で』
悠「いいな。やってくれ」
亘理『はーい♪』
千世子「吸血鬼ウピオルを退治したり、ウピオルの害を避ける方法は「心臓に杭を打ち込んで滅ぼす」「にんにくの匂いを嫌がる」など近隣各国の吸血鬼と似たものが多いが、その他にもポーランド独特の方法がいくつかあるのだ。」
雨「それでいいのかしら……亘理は」
義鷹「甲斐甲斐しいからいいんじゃねーか?」
神姫「甲斐甲斐しいなんて言葉知ってたのね」
義鷹「使う日が来るとは思わなかったけどな」
摩耶「僕も一度でいいから「金ならいくらでもある。だから助けてくれ」っていう台詞をいってみたい」
雨「どんなチョイスよ…」
千世子「まず、遺体が吸血鬼にならないようにする予防法なのだ。ポーランドでは、遺体を埋葬するときに、柳の枝で作った十字架を使うのだ。これを遺体の腋のした、胸の上、顎の下などに置くと、遺体が吸血鬼にならないというのだ。」
悠「あー、いいな。肩こりが治っていく」
亘理『よっほっ、よっほっ』
こんこんこんこんこん
神姫「肩なんてこってないでしょ」
悠「こ、凝ってますん!」
神姫「突っ込まないわよ」
悠「(´・ω・`)」
千世子「もうひとつの方法は、生きている人間を吸血鬼から守る方法なのだ。ポーランドには、「血のパン」という食べ物があり、これを食べると吸血鬼の害を避けられると信じられているのだ。」
悠「血のパンって聞くからにまずそうだな」
摩耶「イチゴジャムをたっぷり塗ってあります」
悠「やだ、美味しそう」
亘理『ジャムってジャムパンだとなんかイマイチな感じがするけど、食パンにだとめっちゃ美味しそうな感じがする。』
神姫「私はハムとチーズとレタスとマヨネーズがいいわ」
義鷹「普通にサンドイッチだな」
千世子「その作り方は「小麦粉に吸血鬼の血液を混ぜ、練って焼きあげる」という信じがたいものなのだ。吸血鬼の血液は滅ぼされた吸血鬼の棺から集められるのだ。血のたまった棺で眠り、杭を打つと大量の血液が吹きだすウピオルの住む、ポーランドならではの採取法と言えるのだ。ちょっと短いけど今日はここまでで続きは次回なのだ。」
悠「あれ、随分早いな」
千世子「残り分は一気にやると長過ぎる気がするのだ。だから多分次のじゅぎょーもちょっと短いのだ」
摩耶「そんな時もあるよね。」
悠「じゃあ、皆で管理人ちゃんにサンドイッチ作ってくれってねだりに行こう」
亘理『お腹すいたんだね悠ちゃん…』
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「ふぅ…」
摩耶「どしたの?」
悠「キツイほどではないが。この適度な冷えが嫌」
摩耶「なるほど、じゃあ……亘理ちゃんに温めてもらうといいよ」
亘理『なんとぉ!!が、がんばる!』
義鷹「コーヒーでも飲むか?」
悠「どうも、ズズッ。ふぅ、温まる」
亘理『義鷹ァァァ!!』
義鷹「なんだよ」
千世子「はい、じゅぎょーしますなのだ。こないだの「ウピオル」の続きなのだ。」
亘理『むうぅ』
神姫「そもそも温めるってどう頑張る気だったのよ?」
亘理『マッサージの摩擦で』
悠「いいな。やってくれ」
亘理『はーい♪』
千世子「吸血鬼ウピオルを退治したり、ウピオルの害を避ける方法は「心臓に杭を打ち込んで滅ぼす」「にんにくの匂いを嫌がる」など近隣各国の吸血鬼と似たものが多いが、その他にもポーランド独特の方法がいくつかあるのだ。」
雨「それでいいのかしら……亘理は」
義鷹「甲斐甲斐しいからいいんじゃねーか?」
神姫「甲斐甲斐しいなんて言葉知ってたのね」
義鷹「使う日が来るとは思わなかったけどな」
摩耶「僕も一度でいいから「金ならいくらでもある。だから助けてくれ」っていう台詞をいってみたい」
雨「どんなチョイスよ…」
千世子「まず、遺体が吸血鬼にならないようにする予防法なのだ。ポーランドでは、遺体を埋葬するときに、柳の枝で作った十字架を使うのだ。これを遺体の腋のした、胸の上、顎の下などに置くと、遺体が吸血鬼にならないというのだ。」
悠「あー、いいな。肩こりが治っていく」
亘理『よっほっ、よっほっ』
こんこんこんこんこん
神姫「肩なんてこってないでしょ」
悠「こ、凝ってますん!」
神姫「突っ込まないわよ」
悠「(´・ω・`)」
千世子「もうひとつの方法は、生きている人間を吸血鬼から守る方法なのだ。ポーランドには、「血のパン」という食べ物があり、これを食べると吸血鬼の害を避けられると信じられているのだ。」
悠「血のパンって聞くからにまずそうだな」
摩耶「イチゴジャムをたっぷり塗ってあります」
悠「やだ、美味しそう」
亘理『ジャムってジャムパンだとなんかイマイチな感じがするけど、食パンにだとめっちゃ美味しそうな感じがする。』
神姫「私はハムとチーズとレタスとマヨネーズがいいわ」
義鷹「普通にサンドイッチだな」
千世子「その作り方は「小麦粉に吸血鬼の血液を混ぜ、練って焼きあげる」という信じがたいものなのだ。吸血鬼の血液は滅ぼされた吸血鬼の棺から集められるのだ。血のたまった棺で眠り、杭を打つと大量の血液が吹きだすウピオルの住む、ポーランドならではの採取法と言えるのだ。ちょっと短いけど今日はここまでで続きは次回なのだ。」
悠「あれ、随分早いな」
千世子「残り分は一気にやると長過ぎる気がするのだ。だから多分次のじゅぎょーもちょっと短いのだ」
摩耶「そんな時もあるよね。」
悠「じゃあ、皆で管理人ちゃんにサンドイッチ作ってくれってねだりに行こう」
亘理『お腹すいたんだね悠ちゃん…』