ー奇談ー學校へ行こう9
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「んー……寒い」
摩耶「雪降るかな雪」
悠「やめておれの心のライフが減少していく」
亘理『温めようか?』
悠「どうやって?」
亘理『ぎゅーってして』
悠「……有りだな」
千世子「はーい、じゅぎょーしますなのだ・全開の続きからで、罪人となったエリザベートだが、一族の体面から死刑になることはなかったのだ。彼女は窓も扉も塗り固められた部屋に幽閉され、3年半後に死亡したのだ。彼女が幽閉された城の屋上には、エリザベートが死刑に処せされるべきであったことを示すために、5つの絞首台がたてられていたというのだ。」
神姫「スケベ根性丸だしね。」
悠「スケベ根性が無くなったらおれじゃないよ」
摩耶「自分でいうことでもないけどね。」
悠「えへっ」
神姫「イライラする」
千世子「エリザベートが血液を求めるようになった動機は、美容のためなのだ。バートリー族には精神的に不安な人物が多く、彼女も侍女などに容赦なく暴力を振るう傾向があったのだ。伝説によると、エリザベートがミスをした侍女を蝋燭台で殴り付けたとき、エリザベートの手に侍女の血がついたのだ。それを拭きとると、彼女には肌が若返ったように見えたのだというのだ。これに味をしめたエリザベートは、部下たちを使って領地の少女を集め、その血を搾り取る吸血鬼となったのだ。」
悠「咽とか撫でようか?」
亘理『それ、猫の喜ばせ方だよね』
悠「神姫も喜ぶかなって」
神姫「やってみなさいよ。」
悠「なんだろう。手を伸ばした瞬間三つ折りになるヴィジョンが見えた」
千世子「エリザベートが行った吸血鬼行為は以下の通り残忍極まるものだったのだ。」
・体中に穴をあけたり、遺体を細切れにして搾り取る。
・少女たちから集めた血液をバスタブにため、吸血風呂にして入浴。
・内側にとげのついた檻を作り、中に少女を入れてバスタブの上に吊るす。トゲに刺された少女から血が滴り「血のシャワー」になる。
・目のまえで少女の動脈を切らせ、吹きだす血をそのまま浴びる。少女が騒ぐとうるさいので、あらかじめ口を糸で縫いつけておく。
神姫「私も悠を吊るそうかしら」
悠「痛いのはいやー」
亘理『子供によくそんなこと出来たね。許せない!』
摩耶「人間はどこまでも残酷になれるんだよ」
神姫「ホントに……ね。」
悠「なんでおれ見てるの?!」
千世子「こういった血液まみれの生活が、エリザベートの美容と健康にどう影響したのかはわからない。だが事件後、太陽の光も入らず、入浴も排便の世話さえもない劣悪な環境で、50代のエリザベートが3年半も生き続けたことは確かなのだ。」
摩耶「因果応報」
悠「インガオーホーである。」
摩耶「忍殺語つかっていくねぇー」
悠「アトモスフィアで使っていかないとな」
亘理『アトモスフィアって何?』
悠「雰囲気」
千世子「伝説によればエリザベート・バートリーは、少女たちの生き血を搾り取るために、使用人たちに命じて、さまざまな拷問器具を開発させたというのだ。」
神姫「爆発四散していの?」
悠「シンキ=サン勘弁してください」
神姫「変態死すべし」
悠「じゃあ、おれセーフだ」
神姫「弾針剄」
チュドン!
悠「アイエエエエ!!」
千世子「エリザベートが創らせたという拷問器具の中でも最も有名なのが、鋼鉄製の筒の中に、内向きにとげが生えていて、扉を閉めることでなかの人間を貫く「鉄の処女(アイアンメイデン)」という器具なのだ。現在では各地の博物館に、趣向を凝らした「鉄の処女」が展示されているが、エリザベートのオリジナルには、搾り取った新鮮な血液をバスタブに流し込む仕組みが着いていたらしいのだ。ただし鉄の処女とエリザベートの関係は、19世紀ごろから有名になった逸話で、あくまで伝説の域を出ないものなのだ。以上、エリザベート・バートリーのじゅぎょーだったのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「んー……寒い」
摩耶「雪降るかな雪」
悠「やめておれの心のライフが減少していく」
亘理『温めようか?』
悠「どうやって?」
亘理『ぎゅーってして』
悠「……有りだな」
千世子「はーい、じゅぎょーしますなのだ・全開の続きからで、罪人となったエリザベートだが、一族の体面から死刑になることはなかったのだ。彼女は窓も扉も塗り固められた部屋に幽閉され、3年半後に死亡したのだ。彼女が幽閉された城の屋上には、エリザベートが死刑に処せされるべきであったことを示すために、5つの絞首台がたてられていたというのだ。」
神姫「スケベ根性丸だしね。」
悠「スケベ根性が無くなったらおれじゃないよ」
摩耶「自分でいうことでもないけどね。」
悠「えへっ」
神姫「イライラする」
千世子「エリザベートが血液を求めるようになった動機は、美容のためなのだ。バートリー族には精神的に不安な人物が多く、彼女も侍女などに容赦なく暴力を振るう傾向があったのだ。伝説によると、エリザベートがミスをした侍女を蝋燭台で殴り付けたとき、エリザベートの手に侍女の血がついたのだ。それを拭きとると、彼女には肌が若返ったように見えたのだというのだ。これに味をしめたエリザベートは、部下たちを使って領地の少女を集め、その血を搾り取る吸血鬼となったのだ。」
悠「咽とか撫でようか?」
亘理『それ、猫の喜ばせ方だよね』
悠「神姫も喜ぶかなって」
神姫「やってみなさいよ。」
悠「なんだろう。手を伸ばした瞬間三つ折りになるヴィジョンが見えた」
千世子「エリザベートが行った吸血鬼行為は以下の通り残忍極まるものだったのだ。」
・体中に穴をあけたり、遺体を細切れにして搾り取る。
・少女たちから集めた血液をバスタブにため、吸血風呂にして入浴。
・内側にとげのついた檻を作り、中に少女を入れてバスタブの上に吊るす。トゲに刺された少女から血が滴り「血のシャワー」になる。
・目のまえで少女の動脈を切らせ、吹きだす血をそのまま浴びる。少女が騒ぐとうるさいので、あらかじめ口を糸で縫いつけておく。
神姫「私も悠を吊るそうかしら」
悠「痛いのはいやー」
亘理『子供によくそんなこと出来たね。許せない!』
摩耶「人間はどこまでも残酷になれるんだよ」
神姫「ホントに……ね。」
悠「なんでおれ見てるの?!」
千世子「こういった血液まみれの生活が、エリザベートの美容と健康にどう影響したのかはわからない。だが事件後、太陽の光も入らず、入浴も排便の世話さえもない劣悪な環境で、50代のエリザベートが3年半も生き続けたことは確かなのだ。」
摩耶「因果応報」
悠「インガオーホーである。」
摩耶「忍殺語つかっていくねぇー」
悠「アトモスフィアで使っていかないとな」
亘理『アトモスフィアって何?』
悠「雰囲気」
千世子「伝説によればエリザベート・バートリーは、少女たちの生き血を搾り取るために、使用人たちに命じて、さまざまな拷問器具を開発させたというのだ。」
神姫「爆発四散していの?」
悠「シンキ=サン勘弁してください」
神姫「変態死すべし」
悠「じゃあ、おれセーフだ」
神姫「弾針剄」
チュドン!
悠「アイエエエエ!!」
千世子「エリザベートが創らせたという拷問器具の中でも最も有名なのが、鋼鉄製の筒の中に、内向きにとげが生えていて、扉を閉めることでなかの人間を貫く「鉄の処女(アイアンメイデン)」という器具なのだ。現在では各地の博物館に、趣向を凝らした「鉄の処女」が展示されているが、エリザベートのオリジナルには、搾り取った新鮮な血液をバスタブに流し込む仕組みが着いていたらしいのだ。ただし鉄の処女とエリザベートの関係は、19世紀ごろから有名になった逸話で、あくまで伝説の域を出ないものなのだ。以上、エリザベート・バートリーのじゅぎょーだったのだ。」