ー奇談ー學校へ行こう8

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「なに型ってあるじゃん」

神姫「……私に話しかけてる?」

悠「YES」

神姫「…………あるわね」

悠「安産型って最強だよな」

神姫「………………そうね」

亘理『あ、あれ、ドゴンってならなかった。』

摩耶「龍剄を打つのがめんどくさかったんだね。きっと。」

亘理『なるほど……。』

千世子「さすがまーや君。観察眼が凄いのだ」

摩耶「捕獲の見極めが常時発動するよ」

亘理『捕獲名人とトラップマスター必須だね!』

摩耶「あ、僕回避性能とか派だから」

亘理『まさかの捕獲拒否…』

悠「安産型の話で盛り上がってるな」

千世子「全然盛り上がってないのだ」

雨「っていうか、安産型の話しで盛り上がるって何よ」

悠「安産型っていうのは揉みしだきたい素敵なおしりのことさ!」

雨「聞いてない」

摩耶「実際には骨盤が大きくてしっかりしている体型のことを言うんだけどね。産道が大きく、赤ちゃんの頭が通りやすくなるため安産になりやすいといわれるんだよ。」

亘理『なるほど』

悠「安産型最高!愛でてよし、嫁にしてもよし、母にしてもよし!ただしデブ、テメーはダメだ。」

千世子「なかなか、あんちん酷いのだ」

悠「こういうことはちゃんと言ってないとダメだからな。心を鬼にして言うよ!」

摩耶「本当の鬼状態」

亘理『いやいや』

神姫「はぁ…」

千世子「神姫ねーちんが呆れてるのだ」

悠「龍剄が飛んでこないかひやひやしてる」

摩耶「今日はアンニュイ何だね」

悠「まぁでも……しっかり安産型なのは亘理だよな」

亘理『褒められてる気がしない』

悠「巨乳+安産型、いいじゃないか」

摩耶「これでもかってくらい直球のセクハラ」

悠「今日のセクハラは……冴えわたるぜ?」

亘理『えぇ…』

悠「ぴよこは……まぁ、成長に期待だな」

千世子「すっごい失礼なのだ!」

悠「なんでだよ。期待ってことは未来に無限の可能性がある。雨は……」
ふぃっ

雨「オイコラ、なんで目を逸らせた。」

悠「ぴよこに負けても泣くんじゃないぞ」

雨「ぶっ飛ばすぞ!」

悠「でも、今でもトントン……だろ?」

雨「うっさい!」

摩耶「大人Versionとかに変化できたりとか?」

雨「いや、できないけど……」

千世子「雨ちゃんは今のままで可愛いのだ!」

雨「…………」

亘理『可愛いよ?』

雨「………………」

悠「なんか、スマン」

雨「謝るな!」

摩耶「神姫さん、総括を」

神姫「馬鹿ばっか。」

悠「ありがとうございますっ!!」

神姫「弾針剄」

チュドン!
悠「結局撃たれた!!」

摩耶「チャンチャン」
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