ー奇談ー學校へ行こう8

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「寒い、寒い……」

摩耶「アイスコーヒー飲む?」

悠「飲む」

亘理『飲むの?!』

悠「コーヒーはアイスのブラックが好き……寒い寒い」

神姫「アホだわ」

悠「そのアホを愛で温めて」

神姫「…………」

摩耶「これまでに見たこともないほどのドン引き顔」

悠「睨まれたりジト目は何度もあったけどこのパターンは初めてだわ。」

亘理『愛なら私があげてるでしょー!』

悠「お前からもらってるのは噛みつきによる痛みじゃないかな」

亘理『がるるっ!』

摩耶「部分的には暖かくなるね」

悠「愛ではない件」

千世子「あんちんの場合、愛っていうより暖かかったら何でもいいんじゃないのだ?」

悠「そんなこたぁーない。暖かくて柔らかかったり、いい匂いがしたり、気持いい方が良い」

摩耶「つまり?」

悠「おっぱいサイコー」

亘理『ガジッ!』

悠「結局噛まれる」

千世子「あんちんのスケベ根性が悪いのだ」

悠「男がスケベで何が悪い」

雨「言い切った」

悠「スケベ心があるから頑張れるやつは無数にいる!それの何が悪い!」

神姫「風紀が悪い」

悠「……ぴよこ、高いたかーい!」

千世子「わーいなのだっ♪」

摩耶「わー、困った時の幼女かまい」

神姫「ロリペドが」

悠「おれは大きいのも小さいのも好きです」

亘理『なら、私も高い高いしなさいよ!』

千世子「亘理ちゃん、落ち着くのだ。なんかおかしいのだ。」

悠「わかった。してやろう。ほーら高い高い」

亘理『わーい……って、違う!』

ベシッ!
悠「理不尽!?」

神姫「理不尽だけどいいわね」

摩耶「理不尽だけどありだね。」

千世子「理不尽だけど仕方ないのだ。」

悠「寄ってたかって亘理の味方か!」

雨「アンタの敵なだけでしょ」

悠「そういう言い方すると高い高いしてやんないぞ?」

雨「望んでないっ!」

悠「とかいいつつ?」

雨「テラウザい…」

悠「神姫もどうかな?」

神姫「私が悠を高い高いしてあげるわ」

悠「えっ、いや、そういうのは……」

神姫「フンッ!」

ガッ!ゴォン!
悠「ぶぎゃっ?!」

神姫「あらあら、上げ過ぎて天井にぶつかっちゃったわね。」

摩耶「他界他界(たかいたかい)だね」

千世子「エガちゃんの胴上げでこういうネタ見たことあるのだ」

亘理『おーい、悠ちゃん?生きてるー?』
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