ー奇談ー學校へ行こう

ー教室(1/16/夜)ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業がはじまろうとしていた。

悠「……」

神姫「なんか疲れた顔してるわね」

悠「気のせいだろ」

神姫「あっそ」

悠「えー…タンパクだな。心配とかは?」

神姫「気のせいって自分でいったじゃない」

悠「なら、気のせいっていわなきゃ心配してくれたのか?」

神姫「さぁ…どうかしらね。ケースバイケースかしら」

悠「手強いなぁ」

摩耶「むー」

花描「どしたよ?」

摩耶「悠くんと九頭竜さんって…かなり相性いいなぁって」

花描「どこが?」

千世子「ほーい、みんなーじゅぎょー開始なのだ。昨日のつづきで…ケツァルコアトルはさまざまな場所で信仰されたいただけあって場所によって「クグマッツ」「エヘカトル」と名前を変えて信仰されることも多かったのだ。」

摩耶「悠くんが秋葉の闘路では怖がられて、西東口の闘路では嫌われてるみたいなもんだね。」

悠「嫌われてって言葉は結構胸に突き刺さるぞ」

花描「あれ、東西で嫌われてるのか?」

悠「東はマシだけど、西は宮塚とか炎銃派のチームは俺を敵視してるんだよ……あと崇ファンとかも結構俺を嫌ってるらしい…あと、よく解らんのがうちに真桜や駒狸さんがいるから腹がたつとか意味不明な恨みもあるぞ」

花描「あ、それは俺もだ。」

悠「なんでだよ。あいつらは親戚とただの居候だぞ!?」

摩耶「人間て怖いねぇ。まぁ、誰も彼もが悠くんのこと嫌ってくれたら、僕だけが親友みたいな?」

悠「その発言も結構怖いって…。」

神姫「そろそろ静かにしないと千世子先生が泣き叫ぶわよ」

千世子「じゅぎょー…」

「「「すいませんでした」」」

千世子「もっとも有名なのは、アステカと並んで中米の三大文明といわれる「マヤ」で信仰された神「ククルカン」なのだ。マヤの人々にとっては外来の神、つまりよそ者だったククルカンだけど、土着の神にもまけないほどの信仰を集めていたと伝えられており、ケツァルコアトルの人気の高さがよくわかるのだ。」

悠「カナコとスワコみたいだな。」

花描「ピエロくんはぜったいにスワコを信仰するよな」

悠「ロリだからな。…っと言いたいが無神論者だからなひじりんもトラちゃんも神霊廟組も信仰しないぜ。」

摩耶「僕は道教派だから豊聡神子信仰なのかな?」

悠「神子ちゃんなぁ。耳より豊聡乳神子とかなら全然信仰するけどな。」

花描「あの耳に着いてる和のやつが胸に着いてるのか」

悠「最終的にには豊聡穴神子となりパンツのかわりにあろを着けてるんだ。」

神姫「キモいからそれ以上しゃべらないでくれるかしら」

悠「どんどん扱いが酷くなってくな…」
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