ｰ教室ｰ

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「サボテン買いました」

摩耶「まいごもたのし?」

悠「そのサボテンじゃないな」

神姫「固定1000ダメージから99999ダメージ?」

悠「サボテンダーでもない」

亘理『臭い息と触手攻撃』

悠「モルボルでもない。っか、モルボルはサボテンじゃねぇ!!」

摩耶「リボン必須だね」

神姫「混乱と毒とバーサーク状態で全滅へのカウントダウン」

摩耶「死の宣告よりも残酷な現実を目の当たりだね。」

悠「っか、モンスターなんて買いませんよ売ってるところ知らないし。」

雨「知ってたら買うの?」

悠「エロいモンスター娘とかを買いたいでござる」

亘理『ガブッ!』

悠「噛まれたでござる」

千世子「デリカシーが無いからなのだ」

悠「デカ尻ー?」

雨「なぜ、こっちを見ている。」

悠「蜘蛛って……でかいじゃんお尻」

雨「尻だけでかいみたいにいうな!!」

悠「それにこんな事を神姫にいう勇気はない」

摩耶「手間のかかった自殺だね」

神姫「そもそも私のヒップは大きくないし」

雨「「の」っていうな「の」って!」

悠「神姫はエロい身体だもんな」

神姫「……」

ドスッ!
悠「んぎぃっ!!」

亘理『無言だった!!』

千世子「全面的に色々酷いあんちんなのだ」

摩耶「これもひとえにデリカシー不足」

悠「デカ尻ー不足?」

雨「こっち見んな!っていうかループすんな!」

悠「でも、よく考えたら神姫だけでなく亘理も相当のワガママボディな件」

亘理『ガブッ!』

悠「だから頭を齧るのはやめなさい」

摩耶「美少女に噛まれるって幸せでしょ?」

悠「……いや、痛いわ。やっぱり痛いわ」

亘理『がじがじっ』

千世子「そういうプレイなのだ?」

悠「どこでそんな言葉覚えた」

千世子「あんちんがいつも言ったりしてるのだ」

悠「……イイ子だ」

なでこなでこ
千世子「撫でられても誤魔化されないのだ」

悠「なら、抱っこしてやろう。ほーら、高い高い」

千世子「わーい、なのだ!」

悠「チョロイ」

千世子「あんちんに合わせてあげてるのだ」

悠「発言が真桜に似てるのが怖いわぁ。純真無垢で何してもきゃきゃ喜んでいたころのぴよこはもういないのね……。」

千世子「あんちんの中で千世子はどういうキャラだったのだ」

悠「ちょっと頭の悪い可愛い子」

千世子「色々と失礼なのだ!」

悠「大丈夫だ、可愛い可愛い」

神姫「可愛いって言っとけば済むと思ってるってクズよね。」

悠「まさかのクズ呼ばわり」

雨「クズでしょ」

悠「うるせぇヒヨケムシ!」

雨「誰が三大奇虫だ!」