ー奇談ー學校へ行こう8
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
千世子「神姫ねーちんはとんでも技が沢山あるけど……あんちんは?」
悠「おれは魔法とか使えるぞ……女の子を笑顔にする魔法」
亘理『どきっ///』
神姫「殺意が芽生える魔法?完璧だったわ」
悠「笑顔にする……」
神姫「は?」
悠「……」
摩耶「ヘイト値あげて、盾役だね!」
悠「ヘイト値下げるはずなんだけどな」
神姫「挑発が常に着いてるでしょ」
悠「いつからおれはラージャン装備してたんだろう」
摩耶「嬉しいでしょ」
悠「ラージャンなら嬉しいけど……そんな装備も関係なく神姫さんにやられるんですけどね」
神姫「避けるなりなんなりすればいいじゃない」
悠「……風衝壁(バリアー)を張ってもブチ割られるし全力回避しようにもこの教室の端から端くらいまでは平然と射程内という」
摩耶「3:現実は非情である」
悠「おれには悲しい優諚運がある」
神姫「鍛錬してないからダメなのよ」
悠「してないわけじゃないんだけどな」
亘理『そうなの?』
悠「まぁな」
神姫「へぇ、じゃあ……見せて」
悠「ん?」
神姫「鍛錬の成果」
悠「……ほら、室内だと危ないし」
神姫「ここの校舎なら問題ないわよ。多少壊れても」
冥「問題あるナ!!」
悠「ほら、管理人ちゃんの尻尾が降り上がってる……触りてぇ、くいくいって引っ張りてぇ」
亘理『ガジッ!』
悠「……」
神姫「問題ないわよ。何が起きても私が相殺して見せるから」
冥「……外で」
神姫「雨降ってるじゃない」
悠「中がいいかな。」
冥「…………」
摩耶「まぁまぁ何とかなるよ。今までだって散々、悠君が穴開けてきてるんだし。今回だってその程度だよ」
冥「その程度じゃないのナ!」
神姫「じゃあ、来なさい」
悠「……いくぞ!」
亘理『聞いてないね』
悠「すうぅぅぅ……赤龍踏」
ドンッ
バリッ!
神姫「っ……!」
摩耶「おっ!」
亘理『きゃっ!』
冥「ふぎゃっ!!」
千世子「電気がバチンッてなったのだ!」
神姫「……木火土金水の「土」の氣。赤龍剄。科学的にいえば何処にでもある地電流」
悠「どうよ?」
神姫「ちょっと驚いたわ。自力で赤龍を使えるようになってたなんて……ねぇ、もう一度やってみて」
悠「おうよ……すぅぅぅ……赤龍踏!」
ドンッ!
ドンッ!
神姫「龍脈ずらし!」
バヂヂヂヂ!
悠「ひぎぃぃぃ!」
神姫「地電流は流れを遮断するか、阻止すれば逆流させる手もあるのよ」
摩耶「でも、今のはちょっと驚かされた腹いせにやったんだよね?」
神姫「もちろん。」
冥「ふなぁ……髭がピリピリするのナぁ…」
亘理『ゆ、悠ちゃん大丈夫?』
悠「っ……じ、自分の電撃を自分で受けるこの諸行無常……」
摩耶「雷撃を覚えたのに即うち返される悠君にきっと今女の子の人気がうなぎ登りだよ」
悠「や、やったぁ……がくっ」
千世子「床ぺろしちゃってるのだ」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
千世子「神姫ねーちんはとんでも技が沢山あるけど……あんちんは?」
悠「おれは魔法とか使えるぞ……女の子を笑顔にする魔法」
亘理『どきっ///』
神姫「殺意が芽生える魔法?完璧だったわ」
悠「笑顔にする……」
神姫「は?」
悠「……」
摩耶「ヘイト値あげて、盾役だね!」
悠「ヘイト値下げるはずなんだけどな」
神姫「挑発が常に着いてるでしょ」
悠「いつからおれはラージャン装備してたんだろう」
摩耶「嬉しいでしょ」
悠「ラージャンなら嬉しいけど……そんな装備も関係なく神姫さんにやられるんですけどね」
神姫「避けるなりなんなりすればいいじゃない」
悠「……風衝壁(バリアー)を張ってもブチ割られるし全力回避しようにもこの教室の端から端くらいまでは平然と射程内という」
摩耶「3:現実は非情である」
悠「おれには悲しい優諚運がある」
神姫「鍛錬してないからダメなのよ」
悠「してないわけじゃないんだけどな」
亘理『そうなの?』
悠「まぁな」
神姫「へぇ、じゃあ……見せて」
悠「ん?」
神姫「鍛錬の成果」
悠「……ほら、室内だと危ないし」
神姫「ここの校舎なら問題ないわよ。多少壊れても」
冥「問題あるナ!!」
悠「ほら、管理人ちゃんの尻尾が降り上がってる……触りてぇ、くいくいって引っ張りてぇ」
亘理『ガジッ!』
悠「……」
神姫「問題ないわよ。何が起きても私が相殺して見せるから」
冥「……外で」
神姫「雨降ってるじゃない」
悠「中がいいかな。」
冥「…………」
摩耶「まぁまぁ何とかなるよ。今までだって散々、悠君が穴開けてきてるんだし。今回だってその程度だよ」
冥「その程度じゃないのナ!」
神姫「じゃあ、来なさい」
悠「……いくぞ!」
亘理『聞いてないね』
悠「すうぅぅぅ……赤龍踏」
ドンッ
バリッ!
神姫「っ……!」
摩耶「おっ!」
亘理『きゃっ!』
冥「ふぎゃっ!!」
千世子「電気がバチンッてなったのだ!」
神姫「……木火土金水の「土」の氣。赤龍剄。科学的にいえば何処にでもある地電流」
悠「どうよ?」
神姫「ちょっと驚いたわ。自力で赤龍を使えるようになってたなんて……ねぇ、もう一度やってみて」
悠「おうよ……すぅぅぅ……赤龍踏!」
ドンッ!
ドンッ!
神姫「龍脈ずらし!」
バヂヂヂヂ!
悠「ひぎぃぃぃ!」
神姫「地電流は流れを遮断するか、阻止すれば逆流させる手もあるのよ」
摩耶「でも、今のはちょっと驚かされた腹いせにやったんだよね?」
神姫「もちろん。」
冥「ふなぁ……髭がピリピリするのナぁ…」
亘理『ゆ、悠ちゃん大丈夫?』
悠「っ……じ、自分の電撃を自分で受けるこの諸行無常……」
摩耶「雷撃を覚えたのに即うち返される悠君にきっと今女の子の人気がうなぎ登りだよ」
悠「や、やったぁ……がくっ」
千世子「床ぺろしちゃってるのだ」