ー奇談ー學校へ行こう8
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「あ、メフィのおっさん」
メフィスト「ハーイ?どうかシマシたか?」
悠「幽霊って妊娠するのか?」
メフィスト「……亘理さんとそういうご予定でも?」
亘理『ダッシャー!』
ドゴッ!
メフィスト「ごぶぁっ!」
ゲシッ!
悠「なんでおれまで?!」
【ベツヘレムの星】
千世子「じゅぎょーしますなのだ。12月25日、キリスト教の祝日「クリスマス」が、救世主イエス・キリストの誕生日なのだ、ということを知ってる人は多いだろうなのだ。さて、クリスマスといえば、町中に飾られる「クリスマスツリー」がすぐに思い浮かぶのだ。その頂上には必ず大きな星が飾られているのだが……実はこの大きな星は、ただの星ではなく、天使だと信じられているのだ。」
摩耶「いい感じのパンチと蹴りだったね。」
神姫「っていうか、なに聞いてるのよ」
悠「福ちゃんと交配の儀について話してるとちょっと疑問が浮かんでな。妖怪や神との間に子供は出来るけど幽霊の間にはできるのかっていう疑問」
雨「幽霊と人間?」
悠「そう。なんとなく気になるだろ」
千世子「この星は「ベツレヘムの星」といって、イエス・キリストが誕生したことを世界中に知らせた天使なのだ。」
亘理『……できるの?』
メフィスト「殴ってから聞きマすか……。私は出来ると思いマスよ。例えば一時的に肉体を得て子供をつくるとかすれば」
悠「その後は幽霊が「人」を生むのか?それとも「霊」を生むのか?」
メフィスト「さぁ……結果マデはわかりませんね。男か女が生まれるのが決まっていないとの同じデスから」
千世子「聖書において、星が天使だと考えられる事は、そう珍しいことではないのだ。旧約聖書の文書には、イスラエル軍の戦争に星が手を貸したり、明け方の金星が声をあわせて歌う様子が書かれているのだ。そして新約聖書には、そのものずばり「にがよもぎ」という、星の姿をした天使が登場するのだ。」
悠「つまり、できないわけではないんだな」
メフィスト「えぇ、出来ないわけデはありマせん。亘理さんはもう妖怪化して実態もありマスからノープログレムデス」
亘理『だっしゃーい!』
ドゴッ!
メフィスト「ぐふぁっ?!」
千世子「そもそもユダヤ人は、星は「空で燃えている火」だと考えていたのだ。火はしばしば天使が変身した姿として利用されることがあり、星の正体が天使で有ることにも違和感はなかったのだ。」
悠「そうか……ふむ。疑問が解けた」
摩耶「妙なことを気にするよね」
悠「細かいことが気になる。ボクの悪い癖です。ふふふっ」
摩耶「わぁ、杉下さんの真似ヘタ」
悠「ががんとす!」
千世子「ベツレヘムの星に関する記述は、新約聖書に収録された文章で、イエスの生涯と言語を記録した文章「マタイの福音書」にくわしく書かれているのだ。」
Q子『亘理ちゃんが孕むと聞いて!』
ズボッ!
亘理『人の股下から現れてへんなこというなッ!!』
ゴッゴッ!
Q子『幽霊といえばこういう現れ方が基本でしょ?』
神姫「また下に現れるんじゃなくて、足元から視線を感じたら居たっていうのが幽霊の王道でしょ」
千世子「ユダヤ人の夫婦、ヨセフとマリアは、ローマ帝国の命令で、人口調査に応じるため、にエルサレムへ旅をしていた。だがその途中、ベツレヘムという町でマリアが産気づいてしまったのだ。マリアは仕方なく、馬小屋で息子、イエスを出産するのだ。」
Q子『私は驚いた顔が見たいんじゃないの!ぱんつが見たいのよ!』
神姫「死ねばいいのに」
悠「もう死んでるだろ」
Q子『あ、あと恥じらった顔も見たいわ!』
ぐりぐり
亘理『太股に頭を擦りつけながら普通に会話をしないで!!』
千世子「これに先立つこと数ヶ月、そらにベツレヘムが輝いたのだ。ベツレヘムの星の意味に気がついたのは、エルサレムの東方に住んでいた3人の天文学者だったのだ。学者たちは救世主の誕生を知ると、星が動く方向に向かって旅を開始したのだ。やがて学者たちは、星が移動を止め、ベツレヘムの上で止まったことに気づく。この星が止まった瞬間が、イエスの誕生の瞬間だと言われているのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「あ、メフィのおっさん」
メフィスト「ハーイ?どうかシマシたか?」
悠「幽霊って妊娠するのか?」
メフィスト「……亘理さんとそういうご予定でも?」
亘理『ダッシャー!』
ドゴッ!
メフィスト「ごぶぁっ!」
ゲシッ!
悠「なんでおれまで?!」
【ベツヘレムの星】
千世子「じゅぎょーしますなのだ。12月25日、キリスト教の祝日「クリスマス」が、救世主イエス・キリストの誕生日なのだ、ということを知ってる人は多いだろうなのだ。さて、クリスマスといえば、町中に飾られる「クリスマスツリー」がすぐに思い浮かぶのだ。その頂上には必ず大きな星が飾られているのだが……実はこの大きな星は、ただの星ではなく、天使だと信じられているのだ。」
摩耶「いい感じのパンチと蹴りだったね。」
神姫「っていうか、なに聞いてるのよ」
悠「福ちゃんと交配の儀について話してるとちょっと疑問が浮かんでな。妖怪や神との間に子供は出来るけど幽霊の間にはできるのかっていう疑問」
雨「幽霊と人間?」
悠「そう。なんとなく気になるだろ」
千世子「この星は「ベツレヘムの星」といって、イエス・キリストが誕生したことを世界中に知らせた天使なのだ。」
亘理『……できるの?』
メフィスト「殴ってから聞きマすか……。私は出来ると思いマスよ。例えば一時的に肉体を得て子供をつくるとかすれば」
悠「その後は幽霊が「人」を生むのか?それとも「霊」を生むのか?」
メフィスト「さぁ……結果マデはわかりませんね。男か女が生まれるのが決まっていないとの同じデスから」
千世子「聖書において、星が天使だと考えられる事は、そう珍しいことではないのだ。旧約聖書の文書には、イスラエル軍の戦争に星が手を貸したり、明け方の金星が声をあわせて歌う様子が書かれているのだ。そして新約聖書には、そのものずばり「にがよもぎ」という、星の姿をした天使が登場するのだ。」
悠「つまり、できないわけではないんだな」
メフィスト「えぇ、出来ないわけデはありマせん。亘理さんはもう妖怪化して実態もありマスからノープログレムデス」
亘理『だっしゃーい!』
ドゴッ!
メフィスト「ぐふぁっ?!」
千世子「そもそもユダヤ人は、星は「空で燃えている火」だと考えていたのだ。火はしばしば天使が変身した姿として利用されることがあり、星の正体が天使で有ることにも違和感はなかったのだ。」
悠「そうか……ふむ。疑問が解けた」
摩耶「妙なことを気にするよね」
悠「細かいことが気になる。ボクの悪い癖です。ふふふっ」
摩耶「わぁ、杉下さんの真似ヘタ」
悠「ががんとす!」
千世子「ベツレヘムの星に関する記述は、新約聖書に収録された文章で、イエスの生涯と言語を記録した文章「マタイの福音書」にくわしく書かれているのだ。」
Q子『亘理ちゃんが孕むと聞いて!』
ズボッ!
亘理『人の股下から現れてへんなこというなッ!!』
ゴッゴッ!
Q子『幽霊といえばこういう現れ方が基本でしょ?』
神姫「また下に現れるんじゃなくて、足元から視線を感じたら居たっていうのが幽霊の王道でしょ」
千世子「ユダヤ人の夫婦、ヨセフとマリアは、ローマ帝国の命令で、人口調査に応じるため、にエルサレムへ旅をしていた。だがその途中、ベツレヘムという町でマリアが産気づいてしまったのだ。マリアは仕方なく、馬小屋で息子、イエスを出産するのだ。」
Q子『私は驚いた顔が見たいんじゃないの!ぱんつが見たいのよ!』
神姫「死ねばいいのに」
悠「もう死んでるだろ」
Q子『あ、あと恥じらった顔も見たいわ!』
ぐりぐり
亘理『太股に頭を擦りつけながら普通に会話をしないで!!』
千世子「これに先立つこと数ヶ月、そらにベツレヘムが輝いたのだ。ベツレヘムの星の意味に気がついたのは、エルサレムの東方に住んでいた3人の天文学者だったのだ。学者たちは救世主の誕生を知ると、星が動く方向に向かって旅を開始したのだ。やがて学者たちは、星が移動を止め、ベツレヘムの上で止まったことに気づく。この星が止まった瞬間が、イエスの誕生の瞬間だと言われているのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」