ｰ教室ｰ

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「……」

Q子『ほーら、千世子ちゃん。おっぱいよぉー』
ばるんばるん

千世子「……どう反応したらいいのだ?」

Q子『こねくりおっぱい、こねくりおっぱい、へいっ!さぁ、いっしょに!』

神姫「やかましい」

ガスッ!
Q子『ジロッ!』

摩耶「殴られつつ胸の揺れを凝視してる」

千世子「執念があっぱれなのだ…」

悠「……ぴよこ、髪伸びたな」

千世子「のだ?」

神姫「からの「のだ」はおかしいでしょ」

雨「やけに静かだと思ったら。それを見てたの?」

悠「後ろ髪なんて随分と長くなってるなぁって」

千世子「そういわれてみればそうなのだ」

摩耶「切らないの?」

千世子「んー、お休みの日に切りに行こうかな」

悠「切らなくてもいいんじゃないか?」

神姫「髪フェチ」

悠「そうですがなにか?」

亘理『……』
しゅる…

神姫「これ見よがしに髪をとき始めたわね」

雨「わっかりやすいわね…」

Q子『巨乳女子高生の後ろ髪ぃぃぃ!すぅぅぅぅぅはぁぁぁぁぁ!すぅぅぅぅぅはぁぁぁぁ!』

亘理『ひゃぁぁぁぁ///!?』

神姫「そして淫霊に飛びつかれる」

摩耶「桁違いの反応速度」

悠「なにやってるんだお前らは…」

摩耶「魅了の効果が狙った相手じゃなく、別の相手を誘惑しちゃった感じ」

悠「ふむ、なるほど」

千世子「今ので分かるのだ?!」

悠「なんとなくな。それより神姫、櫛とゴム持ってないか?」

神姫「ブラシもゴムもあるけど?」

悠「貸してくれ。ぴよこの髪で遊ぶから」

千世子「遊ばれるのだ?!」

悠「大人しく玩具にされなさい」

Q子『玩具にされるとかいやらしい単語を聴きつけて!』

悠「お呼びじゃない」

Q子『だが断る!』

悠「ちっ、これでもくらえ!」

ひゅん!【植物】

Q子『アレは「イヌノフグリ」!果実の形状が雄犬の「フグリ」、つまり陰嚢に似ていることから名付けられた植物!!』

悠「よし、いやらしい単語に引きつけられてる間にぴよこの髪で遊ぼう」

神姫「ちょっと誰かツッコミ呼んできた方がいいんじゃない?」

摩耶「んー、雨ちゃん」

雨「私に無理難題を押し付けないで」

千世子「あんちん……あんまり変なことはしないでほしいのだ。」

悠「変なことはしないジョリーンの髪型にするだけだ」

神姫「難易度高いわね。」

摩耶「あれってお団子を二つの根元を髪で結いつつ後ろに三つ編み(?)を垂らしてるよね。」

亘理『本当に難易度高い?!』

悠「おれなら……できるっ!」

亘理『きゅんっ///』

神姫「かっこよくはないわよ?」