ー奇談ー學校へ行こう7

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「神姫はバレンタイン渡す時に床に投げ捨てて拾わせたりしないよな?」

神姫「喧嘩売ってるの?」

悠「いや、違います」

千世子「バレンタイデーなので、冥ちゃん協力のもといっぱいチョコとかつくったのだ!」

悠「千世子がチョコを作る」

摩耶「笑えばいいの?」

悠「できれば、優しく笑ってください」

晶「あはっ、あはは、あははははっ」

悠「笑ってんじゃねぇぇ!!」

がしっ!ブンッブンッ!
晶「ひ、酷いよ!笑えって言ったから笑ったのに!あぁっ、内臓投げないで!捨てないで!」

雨「……アイツらは何やってんの」

摩耶「んー、コントかな」

神姫「悪ふざけよ」

千世子「あんちんはきっといらないのだ」

悠「そんなこといってないだろー」

亘理『悠ちゃん。私も今回は頑張ったよ。はい、クッキー食べて食べて』

悠「……食べて大丈夫なんだな?」

亘理『失礼な!』

義鷹「冥と一緒に作ったなら平気だろ」

冥「安心していいのナ」

美兎「私も見てたけど問題無しよ」

悠「ふたりのお墨付きがあるのなら大丈夫そうだな。食べるよ」

亘理『なんか色々と納得できない』

神姫「前科があるから仕方ないわよ」

亘理『前科って言わないでください!』

摩耶「僕たちも食べていいのかな?」

冥「どうぞなのナ。お茶、珈琲、紅茶、ホットチョコ、何がいいですかニャ?」

摩耶「僕はお茶で」

悠「せっかくだから、珈琲貰おうかな」

義鷹「茶でいい」

亘理『ここら辺のが私が作ったのだよ』

悠「ほうほう。うん、いけるじゃないか」

亘理『ほらー!どんなもんよ!』

義鷹「冥の苦労のたまもんだな」

雨「きっとね」

亘理『そこ!うるさいっ!』

Q子『女の子が手でこねくり回して出来たクッキー♪でゅふふっ♪』

亘理『その言い方やめてー!』

晶「Q子も絶好調だね。」

義鷹「アホだけどな」

摩耶「だからこそ絶好調なんじゃない?」

千世子「あんちん」

悠「あー?」

千世子「これ、あげるのだ」

悠「ん?ふむ……あけていいか?」

千世子「どうぞなのだ。」

悠「どれ……おっ、ペンか。シャーペンとボールペン」

千世子「あんまり高いのは買えなかったからそんなにいいものじゃないけど……つかってくれる?」

悠「いや、これはそこそこいいもんだろ。ありがとな。大事にさせてもらうよ」

千世子「えへへっ///」

亘理『くっ……チヨちゃんが超レディっぽいみとを……』

美兎「アンタ、ボロボロね。色々と」

摩耶「あれは大きいね。本当にいいものっぽいし。きっと本命だよ。」

Q子『けな気ロリ。ハァハァ、じゅるるるっ』

晶「Q子、色々凄いね」

メフィスト「若いとはいいものですなぁ。」

亘理『ま、摩耶君!どうしたらいい?!』

摩耶「んー、おっぱい顔に押し付けてきたらいいんじゃないかな」

神姫「無茶苦茶だけど上手くいきそうだから笑えないわね。」
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