ー奇談ー學校へ行こう6
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「闘技場だと、ジンオウガ亜種がこんなに強かったかとめちゃくちゃ思う」
摩耶「基本的に全部そうでしょ。」
悠「使いなれない武器のがいい記録出た時の運の良さを得意武器のときに出て欲しい」
亘理『それも物欲センサーのひとつ?』
悠「……かもしれん」
神姫「「物欲」ではないでしょ」
なのは「全力全開で頑張るといいですよ」
悠「全力全開するとなると……脱がないといけないな」
フェイト「なんで?!」
悠「……なんでだろうか」
摩耶「性癖じゃない?」
千世子「はーい、変なこといってないでじゅぎょーしますなのだ。オデュッセウスと別れたあとのキルケーがどのような暮らしをしていたかは『オデュッセイア』には書かれていないがその後の他作品でさまざまな描写がされているのだ。」
神姫「だったら最初から脱いでたらいいんじゃない?」
悠「あら、神姫さんが意外に脱ぐことを肯定してくださった」
神姫「素肌のほうが打った時、痛いでしょ?」
悠「おぉっと、これは皮がへげるフラグだべ」
摩耶「下も脱いだらもがれるのかな」
千世子「自分の子供が結婚したときに息子夫婦を「幸福の人々の島」と呼ばれる地に送った、オデュッセウスとの間に産まれた息子と結婚した、自分の娘に婿入りしてきた男に殺されたなどの物語が知られているが、どの話しも本来の物語とは別の作者に書かれた独自作品であり「正しい結末」は知られていないのだ。」
神姫「あまり変なことは言わないようにね」
悠「なぜだろう。摩耶とおれの対応が違う件」
神姫「分別してるのよ」
悠「せめてカテゴリー別って言って欲しい」
摩耶「僕には悠君シールドがあるし」
悠「こっちからは盾宣告?!」
千世子「『テレネゴイア』という物語では、オデュッセウスとの間に産まれたテーレゴノスという息子が島からイタリア半島に渡ってトラブルを起こし、そうとは知らずに父オデュッセウスを殺害してしまうのだ。」
亘理『悠ちゃんは色々と微妙なポジションだね』
悠「こんな私も昔はやんちゃしてました」
神姫「現在進行形でしょ」
悠「男はやんちゃ、女はおてんばくらいがちょうどいい」
摩耶「こちらの二人は?」
なのは「……」
フェイト「……」
悠「是非そのまま真っ直ぐに育ってほしいね。心も体も」
千世子「ふたりは死の間際にお互いの血縁関係を知り、後悔に泣いたテーレゴノスは父の遺体とその家族を連れて島へ帰還するのだ。キルケーはオデュッセウスを埋葬すると、その家族全員を不死の体にし、オデュッセウスと本来の妻との間に産まれた息子と結婚したというのだ。」
神姫「悠がいうと……キモイわね」
悠「なんでやねん」
摩耶「体はっていうのが余計だったね」
悠「でも、この二人はきっと美人になるぞ。今のうちから頑張れば光源氏計画も」
亘理『光源氏って?』
神姫「超端的に言うと幼少期に目をかけていた子を将来嫁にする」
亘理『ガブッ!』
悠「痛いっ!!」
千世子「惚れっぽい魔女が特定の男を愛し、お眼鏡にかなわなかった男を動物などに変えてしまうというキルケーの特徴は、若く美しい魔女を物語に登場させるときの基本パターンとして後世の文学作品などに受け継がれているのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「闘技場だと、ジンオウガ亜種がこんなに強かったかとめちゃくちゃ思う」
摩耶「基本的に全部そうでしょ。」
悠「使いなれない武器のがいい記録出た時の運の良さを得意武器のときに出て欲しい」
亘理『それも物欲センサーのひとつ?』
悠「……かもしれん」
神姫「「物欲」ではないでしょ」
なのは「全力全開で頑張るといいですよ」
悠「全力全開するとなると……脱がないといけないな」
フェイト「なんで?!」
悠「……なんでだろうか」
摩耶「性癖じゃない?」
千世子「はーい、変なこといってないでじゅぎょーしますなのだ。オデュッセウスと別れたあとのキルケーがどのような暮らしをしていたかは『オデュッセイア』には書かれていないがその後の他作品でさまざまな描写がされているのだ。」
神姫「だったら最初から脱いでたらいいんじゃない?」
悠「あら、神姫さんが意外に脱ぐことを肯定してくださった」
神姫「素肌のほうが打った時、痛いでしょ?」
悠「おぉっと、これは皮がへげるフラグだべ」
摩耶「下も脱いだらもがれるのかな」
千世子「自分の子供が結婚したときに息子夫婦を「幸福の人々の島」と呼ばれる地に送った、オデュッセウスとの間に産まれた息子と結婚した、自分の娘に婿入りしてきた男に殺されたなどの物語が知られているが、どの話しも本来の物語とは別の作者に書かれた独自作品であり「正しい結末」は知られていないのだ。」
神姫「あまり変なことは言わないようにね」
悠「なぜだろう。摩耶とおれの対応が違う件」
神姫「分別してるのよ」
悠「せめてカテゴリー別って言って欲しい」
摩耶「僕には悠君シールドがあるし」
悠「こっちからは盾宣告?!」
千世子「『テレネゴイア』という物語では、オデュッセウスとの間に産まれたテーレゴノスという息子が島からイタリア半島に渡ってトラブルを起こし、そうとは知らずに父オデュッセウスを殺害してしまうのだ。」
亘理『悠ちゃんは色々と微妙なポジションだね』
悠「こんな私も昔はやんちゃしてました」
神姫「現在進行形でしょ」
悠「男はやんちゃ、女はおてんばくらいがちょうどいい」
摩耶「こちらの二人は?」
なのは「……」
フェイト「……」
悠「是非そのまま真っ直ぐに育ってほしいね。心も体も」
千世子「ふたりは死の間際にお互いの血縁関係を知り、後悔に泣いたテーレゴノスは父の遺体とその家族を連れて島へ帰還するのだ。キルケーはオデュッセウスを埋葬すると、その家族全員を不死の体にし、オデュッセウスと本来の妻との間に産まれた息子と結婚したというのだ。」
神姫「悠がいうと……キモイわね」
悠「なんでやねん」
摩耶「体はっていうのが余計だったね」
悠「でも、この二人はきっと美人になるぞ。今のうちから頑張れば光源氏計画も」
亘理『光源氏って?』
神姫「超端的に言うと幼少期に目をかけていた子を将来嫁にする」
亘理『ガブッ!』
悠「痛いっ!!」
千世子「惚れっぽい魔女が特定の男を愛し、お眼鏡にかなわなかった男を動物などに変えてしまうというキルケーの特徴は、若く美しい魔女を物語に登場させるときの基本パターンとして後世の文学作品などに受け継がれているのだ。」